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俺がドラクエ3の主人公だったら3

821 :いちげん ◆CJAIpNmKdw :2005/11/07(月) 16:48:18 ID:M26u/mbE
>>798の続き

上空よりボストロールの豪撃が振り下ろされる。
しかし、モョモトはそれを素早く回避。
ドグォッ!!
棍棒が打ち付けられた床面は、轟音とともに大きくえぐれた。
「遅いッ!」
叫ぶと同時にモョモトは鉄の斧をボストロールの腹に打ち込む。
しかし、その衝撃はすべてぶ厚い脂肪によって吸収されてしまっていた。
「グフォフォ、無駄じゃ。痛くもかゆくもないわッ!」ブンッ!
再びせまる棍棒をかわすモョモト。
しかし、彼の顔には疲労の色が濃くあらわれていた。

一方、ソクラテスとサブリナは柱の影にかくれ、ひたすら戦況を見守る。
「あわわ、ヤバイなぁ。もっさんが苦戦するの初めて見たよ」
「あのデブ、ちょっとやそっとの打撃は通用しないみたいね」
「ねえ君、魔法使えるんだろ。メラとかヒャドであいつを・・・」
「無理よ。だってあたし、アバカムしか使えないし」
「お前使えneeeeeeeee!!」
「うzeeeeeeee!あんたは何ができるのよ!」
「僕はこうしてもっさんが勝利するのを待っています!」
「・・・お前、ちょっとこっち来い」
直後、サブリナにタコ殴りにされた。

そんな間にも、モョモトとボストロールの激戦は続いていた。
棍棒を斧で受ける。その度に凄まじい衝撃が、モョモトの体をきしませた。
「グハハハハ!そら、どうした!動きが鈍くなってきたぞ!!」
「・・・・・・」
視界がゆがんできていた。倦怠感が体を支配している。このままではマズい。
あのぶ厚い脂肪を貫通させるほどの、必殺の一撃が必要だ!
モョモトは大きく深呼吸をした。そして意識を集中させ、構えをとる。
一瞬の静寂、サブリナはまるで時間が止まったかのような錯覚を覚えた。

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