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俺がドラクエ3の主人公だったら3

795 :いちげん ◆CJAIpNmKdw :2005/11/06(日) 20:29:19 ID:f54Rb1Kr
>>749の続き投下

その時サブリナが見たものは、倒れる何百体ものコングの姿だった。
「え・・・うそ、これ、あんたがやったの?」
「・・・・・・」
モョモトは沈黙したまま答えず、そのまま歩き出す。
思わずモョモトに伸ばした手を、ソクラテスが止めた。
「やめといた方がいい。バーサク状態になったもっさんは、誰にも止められない」
ゆっくりとサマンオサに歩みだすモョモト。
その体からは、どす黒いオーラがにじみ出ていた。

サマンオサは周囲を山に囲まれた国家だ。
そこを治める王様は、バラモスの出現とともに豹変してしまったらしい。
「あんたー、何で死んだのよぉーー!うっうっ・・・」
墓地には夫を失った妻の叫びがこだましていた。
「ブレナンよぉ・・・おまえはいい奴だったのに・・・」
「ひどいもんだ。王様を暗殺しようとしただけで死刑なんて・・・」
棺桶を運ぶ男たちがささやきあう。
墓地には王様の怒りを買い、処刑された何十もの墓標が立っていた。
やがて葬列の先頭を行く神父が言った。
「今は耐えましょう。やがてアリアハンの勇者がやって来ます」
「そんな伝説、信じられねぇよ!」
「そうだ、いったいいつ来るんだ?このままじゃ俺たち・・・」
「お、おい、あれ・・・」
ひとりの男が指をさす。その方向には、漆黒のオーラを放出したモョモトの姿があった。
「あんな奴、見たことあるか?」
「い、いや、あの異国の服装・・・まさか・・・・・・」
そして神父は天に祈った「おお、神よ。感謝いたします!」
「勇者様だ!」
「やった!これで苦痛から解放される!」
「おーい、勇者様ぁ〜〜!!」
人々は歓喜の声を上げ、モョモトに駆け寄った。

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