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俺がドラクエ3の主人公だったら3

483 :いちげん:2005/10/21(金) 01:23:07 ID:/znpI+P3
俺も載せていい?駄文でスマソのだが。

「モョモトや、起きなさい。私のかわいいモョモト・・・」
優しそうな母親が、息子の眠る布団をめくり上げた。
しかし布団の中に息子はいなかった。
「無駄だ。すでに目覚めている」
反射的に見上げると、そこには天井に張り付いたモョモトの姿。
「ああ、起きていたのね。もう知っていると思うけど、今日は大切な日なのよ」
「うむ」と飛び降りるモョモト。
「今日はお前の16歳の誕生日、この国の王様に・・・」
「王様を暗殺する日だな」
「え!?」
あっけにとられる母親をよそに、モョモトは階段を下ってゆく。
やがてドアの音とともに、彼の姿は町並みに消えた。
そんな様子を窓から眺めながら母親はつぶやいた。
「ご挨拶する日でしょぉ。もう〜、おっちょこちょいなんだからぁ」

城門には番兵がいた。
「アリアハンのお城にようこッッ!」
そのセリフを待たずして、番兵の首が飛ぶ。
「お姫様をみませんでバァッ!」
「外は危ないからって、お城から出してもりゃあふッゥゥ!!」
「王様はこの上におわッしゅゥゥ!!」
老若男女、王族平民を問わず剣を振るうモョモト。
血で染まる回廊を歩きながらモョモトは考えた。
(何故だ。何故16歳の誕生日に王を暗殺せねばならぬのか?何たる因縁。血塗られた覇道よ・・・)
ただこれだけは言えるであろう。これはもはや暗殺ではなく、ただの殺戮であることが。
そして彼は王の間に到達した。

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