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もし目が覚めたらそこがDQ世界の宿屋だったら13泊目

574 : ◆DLQmf08qD. :2009/01/10(土) 18:43:07 ID:utovRnZF0

第四話 「邪悪な存在」

家がアレなのでサンタローズの村を散歩することにする。
だが、のんびり歩いている俺に女が話しかけてきた。
見た目からしておばさんと思えるが・・・
「ねえ、あんたパパスの子供だね。これお食べ」
そういいおばさんは俺に箱を渡してきた。
「パパスさんによろしく伝えておいてね」
ニッコリと笑いながらおばさんはで去っていった。

おかしい。あのおばさんはこの前パパスに殺されかけた人だ。
というより殺されたんたんだよな。でも、神父のザオリクでなんとか生き返った。
普段、パパスに世話になっていたとしても自分を殺した相手に物なんかあげるか普通?
まあ、この世界の人々はわけ分からん人が多いからあまり気にしないでおこう、うん。

箱を開けて中を見てみると美味しそうなクッキーがたくさん入っている。
あまりにも美味しそうだったのでその場で食べることにした。
「こりゃ、うまそうだな。いただきまー・・・」
クッキーを口に入れようとしていると、連れていたベビーパンサーが俺の事を見つめていた。
「お前も食べたいのか?」
そう聞くとベビーパンサーは「くぅ〜ん」と物欲しそうな声を上げた。
「そうか、ほら、お食べ」
クッキーをベビーパンサーの口に近づけてやると一口でぺロリと食べてしまった。
「さて、俺も食べるか」
俺はクッキーをもぐもぐと食べて飲み込む。
しかし、ベビーパンサーはいきなり泡を吹いて倒れた。
「な、どういうことだ!?ま、まさか・・・うっ」
俺は倒れて薄れゆく意識の中こう思った。
(あのババア・・・許さん・・・)

575 : ◆DLQmf08qD. :2009/01/10(土) 18:44:14 ID:utovRnZF0
その頃、クッキーをやったおばさんは

/〃// / 〃l lヽ∨,〈ヾ、メ〈 }} ;l リ ハ l`!ヽ.
          //' /,'  ,' 〃 l l川/,ヘ丶\;;ヽ/:'/〃∧ l ト、:l !
         〃,'/ ;  ,l ,'' ,l| レ'/A、.`、\;;ヽ∨〃/,仆|│l }. |、
         i' ,'' l| ,l ' l. !| l∠ニ_‐\ヽ;\,//,イ| l | l ト/ λ!   、
.        l ;  :|| ,'i:/ l| |:|: |``'^‐`ヾ∨`゙//|斗,l ! | ,タ /l.| l  三__|__
       l ' l |」,' l' lハ |'Ν    ̄´ /` ,|l_=ミ|! ly' ,〈 :|| |  口 |
        |l .l H|i: l | ゙、| l        _.::: ,!: l厂`刈/ /!} :l|    ‐┬‐
        |! :l |)!| ! |  ヽ      '´ ’/'_,.   ノイ.〃/|!    │田│
        l|l |l 「゙|l |`{             ..   _   |}/,ハ l     ̄ ̄
       |!l |l、| !l :|.      ‘ー-‐==ニ=:、__j:)  l'|/|l リ    、 マ
ヽ ̄ニ‐、__.」乢!L!lヱL」__           ー、 `'''´   从「 /     了 用
 \ `ヽ\      /l |       / ̄´     //        '"`ー‐
.  ,、  l  ゙、    / ' |、      {        /l/         ,
   '}  l  ゙,    /   |:::\      }     ,.イ/          レ |
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   l   !   K ヽ,、 \「`''''''''"´:::::::;;:" //
.    l   l   ト、\( _.... ヽ  .:.::::::::;;″ /'       _
\   |  l|  八、ヽi´    | .:.:::::::::::::i' .:/'"´ ̄ ̄ ̄ ,.へ\


576 : ◆DLQmf08qD. :2009/01/10(土) 18:46:17 ID:utovRnZF0
あのパパスのガキは今頃、死にかけているだろう。
ガキにやったクッキーには動物の嗅覚でも気づかない猛毒が入っている。
これと同様の手でパパスを殺してみせる。
そして、世界の人間達や魔物共を殺し私は・・・


     新世界の神となる。


数分後、このおばさんは村の兵士に連行された。
理由はおばさんがクッキーを主人公に渡し
そのクッキーを食べた主人公が倒れたという状況を見ていた村人が通報したためである。


「ふう、ひどい目にあったな・・・」
俺とベビーパンサーが毒のクッキーを食べて倒れた後、
この村によって旅人がどくけし草っていうどんな毒でも消し去る草を俺達に食べさせてくれたので
死なずすんだ。やっぱりこの村にもいい人がいるんだな。
「あの、ありがとうございました」
俺が素直に礼を言う。恩人に礼を言うのは当たり前のことだ。
「別にいいよ」
その旅人を見てみるとどこがでみたことがある。なにやら俺と同じ格好をしてるし・・・
・・・あっ!もしかして未来の・・・・

577 : ◆DLQmf08qD. :2009/01/10(土) 18:47:50 ID:utovRnZF0
「もしかしてあなたは未来の・・・」
だが、その旅人は俺の言葉をさえぎるように別の話しをしてきた。
「ん?君はきれいな玉を持っているね。ちょっと見せてくれるかい?」
きれいな玉ってこのゴールドオーブか。
でも、これってどこからみてもゴールデンボールじゃねえかと下ネタを思う俺。
我ながらツマンネ、もうゴールデンボールなんて言わないでおこうと思いつつ旅人に渡す。
「うん、きれいだね。ありがとう」

ゴールドオーブを見ている旅人にアレを言ってみるか。
「俺のゴールドオーブを見てどう思う?」
「すごく大きいです・・・」
やっぱり!こいつ俺だ!!見た目は未来の俺の姿っぽかったけど中身の人格とかが
別人だったら恥ずかしい事になるので聞かなかったけど・・・
ん?こんな方法で未来の俺かどうか確かめている時点で恥ずかしいんじゃ?
ま、まあいい。とにかくこんなノリをしてくるってことはこいつ俺だ!

「あんた未来の俺なんだろう?」
「さあね。今の君が知る事じゃないよ。このオーブ返すよありがとう」
旅人は俺にオーブを渡すと「どんな事があっても絶対に負けちゃいけない」といい去っていった。
あいつは本当に未来の俺なのだろうか?それとも俺が変わっていったのだろうか?
・・・俺はしばらくしてから散歩を再会した。


578 : ◆DLQmf08qD. :2009/01/10(土) 18:49:45 ID:utovRnZF0
村では変な事が次々、起こっていることが分かった
それは民家のタンスの中に入れてあった物がタンスの別の段にあったりとか
作ってあったシチューがなくなっていたりとか
最近、妻に浮気の疑いをかけられている夫がいるとか・・・まあ、最後のは多分関係ないと思うが。
とりあえず、気になるので情報の調査をしている。
「まだ情報を聞いてない所は・・・酒場か。よし行ってみよう」

酒場にいるとなんと人間ではない生き物、そう妖精がいた。
「な、なんですか?この妖精と言わんばかりの妖精っぷりは!?」
思わず口に出してしまった。
だが妖精は何故か嬉しそうな表情になり俺に近寄ってきた。
「あなた私の姿が見えるの?」
「え?見えるけど・・・」
「良かった!他の人間達は私の姿が見えなかったみたいだから困ってたの!」
「へ、へえ・・・」
「ねえ、私達の世界に来て!今、妖精の世界で大変な事が起こっているの!」
暇だったので行く事にした。ちなみにこの妖精はベラという名前らしい。
べラはとある所に来て欲しい。そこで待ってるといい一足先にその場所へと向かった。
妖精の世界の入り口は俺の家の地下室にあるらしい。
そんな所にあったっけ?そんに疑問を持ちながら家へと向かった。

キイ、俺は家のドアを開く。
すると目の前にはパパスに血祭りにされたサンチョの死体があった。
「たぶん、なんか知らないけどパパスの怒りを買ったんだな・・・」
そう言い、俺は地下室の階段を下り地下室に向かった。
地下室に着くとべラがいた。
「ふう、じゃあ行きましょ。くわしくはポワン様から聞いて!」
ポワンという人は精霊の世界の村で偉い人らしい。
「どんな人か早くみてみたいな」
「とてもきれいな人よ。あっ、誰か来るわ!」

579 : ◆DLQmf08qD. :2009/01/10(土) 18:50:54 ID:utovRnZF0
コツコツコツ、階段を下ってくる音が聞こえた。
そして、その人物が俺達の所に来た。その人物はパパスだった!
「お前、誰かと話してなかったか?」
パパスにも妖精の姿は見えないらしい。
なのでべラの姿も見えないのであろう。
「だ、誰もいないけど」
俺が答えるとパパスはチッと舌打ちすると「次に間際らしい事をしたら殺す」と小声でいい
殺気だった顔をしながら階段を登り戻っていった。
(恐い・・・・!恐!・・・逃・・・この家を出るとどうやって生きる?無理!!
この家にとどまる?無事で?出来る!?否・・・死!!)
色んな事を俺は思っていた。
「やっぱり大人には誰も妖精の姿が見えないのね・・・まあいいわ」
べラは俺の様子に気づかないのかそう言っていた。
そして、いきなり光の階段が出てきた。これで妖精の世界へ行けるらしい。
俺、そして空気だったベビーパンサーが光の階段を渡るべラについていった。

妖精の世界とはどんな所なのだろうか?俺は少し緊張していた。
一方、ベビーパンサーは将来の事を不安に思っていた。

レベル 10
最大HP 76
最大MP 28

装備 ブーメラン 皮の鎧 うろこの盾 木の帽子

呪文 ホイミ キアリー バギ スカラ

500KB
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