■掲示板に戻る■ 全部 1- 101- 201- 301- 401- 501- 601- 最新50 [PR]ぜろちゃんねるプラス[PR]  

もし目が覚めたらそこがDQ世界の宿屋だったら13泊目

406 :喪失 ◆GlJDOSjJ1Y :2008/11/26(水) 05:12:55 ID:ZCeRG+o8O
もうじき、このアリアハンという町の宿屋で目覚めてから半年が経つ。

約半年前に俺は宿屋のベッドで目覚め、気が付けば名前以外の全ての記憶を失っていた。

なぜここにいる?俺は誰だ?家族は?家は?…………。

…しかし、この町で俺の存在を知っている者など誰一人いなかった。
記憶が無くなる前は俺は何をしていたんだ?
知り合いも無くひっそりと暮らしていたのだろうか?それともそうか、ここの町の人間では無いのか?

しばらくしてこの町から出ようとしたが、なんとこの世界はモンスターという人を襲う化け物共が住む世界だということを知る。

記憶は無いが、これだけはなんとなく感覚で分かった。何かがおかしいと。絶対に違うと。
記憶の無くなる前の俺はこんなモンスターが巣喰う世界ではない平和な世界で暮らしていたはずだと―。

それからの俺は、まずこの世界で暮らすためにともかく金が必要であることは確かだった。
格安の宿屋でさえ2G。しかし俺は1Gさえ持っていなかった。
唯一持っていたのがこん棒と着ていた布の服一枚…。
何かバイトでも探そうと思ったのだが手っ取り早く金を稼ぐ方法があった。
それはこの世界に巣喰うモンスターをぶっ殺すこと。
殺せば金が手に入った。何故だか分からないがこの世界の常識でありルールだった。
他には何も持っていないのにこん棒だけを持っていた理由がここにあった。
他にも金を稼ぐ方法はあるのだろうが俺はこの世界のルールに従い、モンスターと戦った。
危険を伴ったが勝てば金が入る。実に分かりやすい。結果を出せばすぐに金が手に入るシステム。
俺はのめり込む様にくる日もくる日もモンスターを退治し続けた。
戦って得た金で宿で休み、食料や新しい武器等を買い、酒場で酒を飲む。

そんな生活を続けて気が付けば半年が経ち、この町で一番の戦士として名が知れ渡っていた。

500KB
続きを読む

名前: E-mail(省略可)
READ.CGI - 0ch+ BBS 0.7.4 20131106
ぜろちゃんねるプラス