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もし目が覚めたらそこがDQ世界の宿屋だったら13泊目

326 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/09/17(水) 23:46:09 ID:TsdrJRtE0
些細なことで彼女と喧嘩してしまいました。彼女は恐ろしい言葉を口にします。
何ともおぞましいことです。夢の世界で言うところの魔王のようなものです。
奴らは平和に生活する善良な市民の生活を脅かす敵なのです。滅ぶべきなのです。
彼女は邪な存在です。性根が腐っていると言っていいでしょう。
腐ったものを放置すると害にしかなりません。どうにかしなければいけません。

仕事は順調で王さまからの依頼品を納めかなりのお金を手に入れることができました。
このお金でトンネルを掘り新たな商売の可能性を広げることにしました。
そうそう久しぶりにレイクナバへ戻った時に破邪の剣というものを手に入れました。
この武器があれば文字通り邪なものを破ることができるのです。
私はどんな邪悪なものでもうち払える力を手に入れたのです。

彼女はもう二度と邪な考えを抱くことはないでしょう。
私はそばに横たわる彼女の顔を覗き込みます。
なぜか前に見たときよりも可愛いものではないように思えました。
でも恐ろしい言葉は言いません。
今度は腐らないようにちゃんと防腐処理をしておきましょう。

私の店は順調です。奥さんが商才を発揮してくれています。
それなのに私は天空の剣を探す旅に出ることになりました。
強力な敵と戦うために力を持った人とコネクションを作る必要もあります。
でもこれは私の意志ではないような気がします。まるで何かに導かれるようです。
私は危険を冒さず簡単な仕事をして細々とした生活を送りたかった。

魔王を倒せば平和を愛する人々から賞賛されます。
でもこの世界ではそうはいかないようです。
相手が人間ならば罰せられ刑務所に入れられてしまいます。
私はそこで単調な作業を繰り返しています。
この私と馬車の中にいるだけの私、はたしてどっちが夢だったのでしょうか。

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