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もし目が覚めたらそこがDQ世界の宿屋だったら10泊目
616 :
作り合わされし世界
◆2yD2HI9qc.
:2007/10/06(土) 14:08:29 ID:qNl9ubYi0
二十三、 マウントスノー
「どうだ、体調は」
年老いた男の声で意識がはっきりしてきます。
体を動かしてみると、ふかふかのベッドに寝かされているのがわかりました。
「ここは… 屋台は…?」
「なんの事だ? 私はブルジオといい、ここはマウントスノーで私の家だ。
君は五日のあいだ眠っていたのだよ」
「あ、俺はヨウイチです。 確か、町に到着したのは覚えてるけど…」
「町の入り口で倒れていたのだ。
あの吹雪だったろう。 私は町長として外の様子が心配になり数人と見回りをし、騒ぐドラキーを見つけた」
「気を失ったんだ… あ、助けてくれてありがとうございます。
なんていったらいいか… 本当に感謝します」
「礼には及ばん。 いつもの事で慣れているしな。
今はすっかりいい天気で、雪もほとんど溶けてなくなった」
ホッとし、ベッドから起き上がってドラオを探しますが見当たりません。
「ドラキー、どこにいますか?」
「さっき広間で─」
「キィーーッ!」
バタバタ飛びながらドラオがヨウイチの顔にしがみついてきました。
羽が当たって痛いのですが、無事で安心します。
「見ての通り元気だし食欲もある。
君をずっと心配していたよ」
部屋はきらきらした飾りがたくさんあり、暖炉まであります。
床には複雑な刺繍を施した絨毯が敷かれ裕福な家であると教えてくれています。
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