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もし目が覚めたらそこがDQ世界の宿屋だったら八泊目
249 :
暇潰し
◆ODmtHj3GLQ
:2006/11/26(日) 02:28:34 ID:WV+yG3so0
――――――――――――――――――2――――――――――――――――――――
「……あ?」
覚醒。
どうやらいつの間にか寝てしまったようだった。
シーツに包まりもせず、ベッドに身を投げるままに眠ったのがいけなかった。
体温の低下が感じられて、少し寒い。
ベッドの淵に腰掛けるようにして起き上がり、ジュードはしばらくボーっとする。
(フィリアは……?)
時間的にもうすぐ夕飯の時間のようだが、まだ帰って来てないようだ。
まぁモンスターに襲われて大ピンチって事は無いだろうとジュードは思う。
ここ最近のフィリアは攻撃呪文の威力が上がっているようだったし。
ただ探しに行くのがめんどくさいだけでは無い。
もちろん仲間としての信頼である。
(まぁメシ食っても帰って来なかったら、探しに行くかな)
一応フィリアが帰って来た時の意思表示の為に、剣をベッドに立てかけてから宿屋を出る。
今はいないが必ず帰る、という意思表示だ。
これで食事中にフィリアが帰って来てすれ違いになっても、逆に探される事にはならないだろう。
外に出ると、昼間に増して寒さが身にしみた。
アリアハンは年中を通して比較的暖かい気候だからなぁ。
小走りして、村の中のメシ屋に入る。
こんな田舎でも飯時となれば、それなりに騒がしいものだ。
ワハハだガハハだと男達のテンションの高さがうかがえる。
ちょうど窓際に一つ席が空いているのを見つけ、店の奴に注文をしてから座る。
円卓ではなく、壁に備え付けられたテーブルなので喧騒を背後に浴びる事になるが、
それもうざったいので意識は窓の外の月に集中させる事にした。
円の形をほとんど残さないような、眉よりも細い二日月が望める。
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