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もし目が覚めたらそこがDQ世界の宿屋だったら七泊目

1 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/28(日) 12:25:12 ID:AaT+g6Z00
ここは
「もし目が覚めた時にそこがDQ世界の宿屋だったら」
ということを想像して書き込むスレです。
小説形式、レポ形式、一言、オリジナル何でも歓迎です。

・スレの性質上、レス数が1000になる前に500KB制限で落ちやすいので
 スレ容量が470KBを超えたら次スレを立てて下さい
・混乱を防ぐため、書き手の方は名前欄にタイトル(もしくはコテハン)とトリップをつけて下さい
 (トリップは名前欄に「#(半角シャープ)+半角8文字」で出ます)
・同じスレ内で続きをアップする場合は
 アンカー(「>>(半角右カッコ2つ)+半角数字(前回レスしたスレ番号)」)
 をつけるとより読みやすくなります

前スレ
もし目が覚めたらそこがDQ世界の宿屋だったら六泊目
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/ff/1142080254/

まとめサイト
「もし目が覚めたら、そこがDQ世界の宿屋だったら」冒険の書庫
tp://www.geocities.jp/if_dq/
「もし目が覚めたら、そこがDQ世界の宿屋だったら」避難所
tp://corona.moo.jp/DQyadoya/bbs.cgi

377 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/29(土) 21:19:01 ID:vA2n/5WY0
>――思えばこれが運の尽きだった。
この一文が日記の初日にあるのは不自然だと思う。

・・・じゃぁどこに入れればいいかと言われると困るが。
「あの日この人を助けたのが運の尽きだった」と回想させるにしても、
それを日記のどこに入れても違和感が出るしなぁ・・・。

378 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/29(土) 21:24:41 ID:8/nQ+gG30
>>377
○月×日追記
――思えばこれが運の尽きだっ た。

てな感じでいいんじゃね?

379 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/29(土) 23:37:29 ID:yMkAAwnb0
隙間風氏乙
素直に面白かった
別に読みにくくは無かったなあ

――思えばこれが運の尽きだっ た。
の件については同意

380 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/30(日) 01:11:12 ID:/s/IuNno0
>>374
>剣と魔法の世界に堂々と科学を持ち込んでるしw
むしろDQの世界に堂々と他社のゲームのネタを持ち込んでることのほうが問題だろw
好きだからいいけどさ

しかし科学に関しては万能だなコイツ
いくら天才でも、あれだけ細分化・専門化された現代科学の知識・技術を
ここまで広く深く習得するのは並大抵ではないはずだが

とりあえず次回も期待しています

381 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/30(日) 08:37:58 ID:/kG3kgXD0
持てる才能を全て知識につぎ込んだんだろうなぁ…

飛行機を飛ばすだけの機関が作成できるっつーことは、
19世紀終わりまでの火器は作成できそうだな…
機関銃を作ったら弾の確保に難儀しそうだがwww

382 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/30(日) 08:51:45 ID:/kG3kgXD0
ってよく見たらコルトパイソン持ってるじゃねえか。
まさか第二次大戦後の火器まで作成可能かっ?

対戦車榴弾で粉砕されるエスタークとか嫌だなぁ…

383 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/30(日) 08:53:46 ID:1BXRPj7LO
また変な流れがw


384 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/30(日) 18:43:36 ID:XypmM/rYO
極めつけは核兵器か。

385 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/31(月) 11:08:41 ID:oKEF59K8O
保守

386 :隙間風 ◆njN6YTN.DI :2006/08/01(火) 02:34:30 ID:vA+x5+GT0
隙間風です。
ご意見を参考に、なるたけ短い文を連ねるような形でまとめてみました。

運の尽きやっぱり突っ込まれましたか。
一応そこらへんは考えて実は日記じゃなくて手記だったり。
追記の表現に一行開けてみたりと工夫した訳ですが
やはり努力足らずにへこみつつも続き投下します。

前回>>369


387 :隙間風 ◆njN6YTN.DI :2006/08/01(火) 02:35:17 ID:vA+x5+GT0
04

「HAHAHA、いやいやお陰で助かりましたよ」
「いえ、当然のことをしたまでです」

いい趣味したテーブルでお茶をしばきながら、目の前の美しい女性と談笑する。
ああ、心が安らぐなぁ。
最近どたばたしてばかりだったからなぁ。
自称良いスライムと部屋の中でも鎧ずくめの護衛らしき男はいい顔をしていなかったが。
綺麗な女性は好きだけど恋愛事には興味ナッシングなので安心してくれ。
科学が俺の奥さんで化学は俺の愛人さー。
何だ君たちその顔は。いや約一名除いて表情なんて全然わかんないけど。



それはともかく、あの時。
エアプレーンでどこぞの塔(後に目の前の女性の住処にして今この場所と判明)に激突。爆発。アフロヘア。
弟子一号ともども瀕死の重傷を負ったところを回復呪文とかいう怪しげパワーで助けてくれたのが、
目の前のエルフ何つーファンタジー種族のお嬢さんだった。激しくデジャビュ。
いや、最初目が覚めて彼女を見たときには戦慄したさ。
何せ、恐らく同じ種族だからだろうがあのピンクの殺戮者によく似ている。
奴がここまで追ってきたのではないかと錯覚したくらいだったからな。
でもすぐにその浮世離れした雰囲気と溢れんばかりの世間知らずオーラで、別人と断じることが出来た。

388 :隙間風 ◆njN6YTN.DI :2006/08/01(火) 02:35:57 ID:vA+x5+GT0
ちなみに大破したエアプレーンは未だにすぐ傍の塔の窓に突き刺さっている。
オブジェとしては極めてシュールで、趣味の良いこの部屋でめちゃくちゃ異彩を放っていた。

弟子一号はただ今必要物資を揃えるために買出しに出かけているため、ここにはいない。
アトリエと馬車にあらかた荷物を置いてきたため結構な量を買い足さなければなるまいが、
こちとら伊達に王都中で評判の店を営んでいた訳ではない。
持ち出してきた金にはかなり余裕があるから問題なく揃うだろう。
ここは見た目のどかな田舎村の割に、店の品揃えがバトランドとは比べ物にならない程良かった。
何か特別なコネでもあるのだろうか?
あとこの村の雰囲気は弟子一号にとっても好ましいらしく、目が覚めてからはやたらと機嫌が良かった。

とか何とか考えていると、ふと目の前のお嬢さんの表情が、パッと見ではわからない位僅かに曇る。
ううむ。こちとら他人様の家ぶっ壊したうえ命を助けてもらった挙句に、もてなされてまでいる。
ここで見過ごすのは何ぼ何でも気が引ける訳で。
薮蛇かもしれないとも思いつつ、巧みな話術でさりげなく悩みを聞き出したりしてみるとやはり薮蛇だった。

みのさん、出番ですー。
何か相談者の彼女曰く、問題はデスピサロとか言うこの頃よく聞く名前の彼氏君。
人間が気に入らないから全て滅ぼすために魔族の王となって世界征服を企んでいるとか。
スケールでけぇ。
更に人間滅ぼす本当の理由は自分のルビーの涙を狙う人間達から自分を守る為とか惚気られた。
スケール小せぇ。
まぁそんな事を涙を流してルビー製造を実演しながら語ってくれた訳で。
ルビー小さ過ぎる上に歪なので価値は無いに等しい。つーか手に取ったら崩れた。どんな脆い組成しとんじゃ鋼玉。


389 :隙間風 ◆njN6YTN.DI :2006/08/01(火) 02:36:38 ID:vA+x5+GT0
……まぁそれは置いといて、この会話の間で俺は何となく理解した。
この娘は『良い娘』なんだと。
だけど、この場合の良い娘っていうのは、毒にも薬にもならない奴というのと同義だ。
少し前の弟子一号と同じだな。
最近になってあいつもようやく口答えの一つも出来るようになったけれど、
出会ったばかりの頃なんて、試しに店で半日以上ぶっ続けでコキ使っても、文句一つ言わない良い子ちゃんぶり。
便利なことは便利だったので本人がキレるまで続けてみたけど、ぶっちゃけキモかった。
弟子一号は置いといて。

そのヤクザな彼氏君だって、遊びでそんなある意味大志を抱いている訳でもあるまいに。
いくら恋人だからって、やめろと言われて簡単に命を賭けた漢の野望を捨てられる訳が無いのである。
ぶっちゃけ単純バカとしか言いようはないのだが、単純でしかもバカなだけに真っ向からの説得は難しい。
相手は単純でしかもバカ、更に愛しの君の為にやってることなのだから、説得するよりもむしろ裏から糸を引き、
彼氏の行動を自分の都合の良いようにコントロールするのが正しい恋人のあり方だろう。多分。

……とはいえ、そんな機転の利く女だったら、その彼氏君がこの娘を恋人に選んだかどうかは微妙だ。
自分とは全くタイプの違う、優しく柔和で純真無垢な温室栽培のお姫様。
そんなヤクザな自分をも癒してくれる彼女に萌え――もとい惹かれたというのは十分に考えられる。

それにしてもだ。
ヤクザな彼氏に世間知らずのお嬢様。しかも二人揃って単純バカ。
ううむ、何だか本気でこの娘たちの行く末が心配になってきた。
絶対いつか悪賢い奴に二人揃っていいように利用された挙句、人生を棒に振るような気がしてならない。
…………ふむ。命を救ってもらった上、一宿一飯の恩義って奴もあるし。
お礼としてここは一つ――

390 :隙間風 ◆njN6YTN.DI :2006/08/01(火) 02:37:40 ID:vA+x5+GT0
「――Fuck you」
「……え?」

『利根川式演説』あたりで啓蒙してあげるとしよう。
ちなみに一度やってみたかったからという訳では断じてない。
機会があったらどこかで『ギレン式』や『少佐式』も試してみたいとかは全く考えていない。いないったらいない!

知らない人の為にちょっと説明しておくけれど、『利根川式演説』とは。
言ってしまえば、主に社会から幾度もドロップアウトした筋金入りの駄目人間相手に使われる、
相手を徹底的にコキ下ろした後に檄を飛ばすという極端な話術である。
冷静に一歩引いて考えればあまりにも極論に走ってたり詭弁だったりもするのだが、相手は意外に気付かない。
何故なら言ってる事自体は間違っていないからだ。別に完全に正しいとも言えないのだが。
そして相手もまた間違いなく駄目人間であり痛いところをバシバシ突かれるから、
反論したくても出来ずにあっという間に話のペースを持っていかれてしまう。

……という訳で散々コキ下ろしてエルフの嬢ちゃんルビー大量生産する気満々。
自称良いスライム体当たりは痛いから止めろ。
鎧君殺気満々で剣を構えるのはシャレになってないからやめてくれ。
鎧君に殺される前に次のステップに移行。
精神コマンド激励使用。更に俺の命が懸かってるので連続使用。
さあ目を覚ませ。
泣き言で人生は開かない。
勝たなきゃゴミなんだ……!
勝たなければ……
勝たなければ……

勝 た な け れ ば …… ! !


391 :隙間風 ◆njN6YTN.DI :2006/08/01(火) 02:41:59 ID:vA+x5+GT0
ちなみにこれ使用する際には、本来はこっちにもそれなりの貫禄と迫力が必要になるのだが、
今回相手は弱気で世間知らずな小娘だったので無問題だった。

「ああ……ユーリル様……。私……私……!勝ちます!!」
「……うむ、わかってくれたか!!」

ああ、本当に良い娘だ……。
このパープリンぶりはきっと弟子一号(初期型)以上だろう。
何故だろう、目から心の汗が止まらない。
あまりに不憫だったので、つい持っていた愛銃と弾薬、手榴弾、
薬草マキシカスタムVer3.2通称レッドドラゴンをありったけ渡してしまった。

「ありがとうございます、ユーリル様……」
「うむ。銃とかは使い方を紙に書いておくからよく読んでおく事。手入れもしっかりな。
 それから薬草マキシカスタムVer3.2通称レッドドラゴンは、
 息さえしてりゃどんな重傷でも直すし身体能力も胡散臭いほど上がるけど、
 副作用で薬が効いてる間は頭の中身もレッドドラゴンになるので注意するように」
「はい!」

まぁ、実際あんな言葉やこんなオモチャで全てが解決するほど簡単な話でもないのだろう。
あの程度で性根が変わるほど人の心も易くは無い。
単純バカというならむしろ尚更だ。バカは死ななきゃ直らない。
だが。何時、何処かで、何かを変える切っ掛け……くらいには、なるかもしれない。
あの娘自身の魅力か、ついガラにも無い親心を出してしまったが、これ以上の手助けも不要だろう。
ここは素直にちょっとだけいい事をしたと思っておくことにしよう。

392 :隙間風 ◆njN6YTN.DI :2006/08/01(火) 02:43:54 ID:vA+x5+GT0
さて、ともあれだ。恋人のいる女の子の部屋に必要以上に居座るのもまずいだろうし。
もし今ひょっこりと人間嫌いでヤクザで魔王な彼氏君が帰ってきたりしたら俺マジで殺されちゃう。
……ので俺は今夜中には夜逃げ――もとい出発できるよう、荷物をまとめる事にした。
つーかさっさと帰って来い弟子一号。
そして短い間だったが強く生きるんだぞ弟子二号!

あと別に未だに煙吐いてるエアプレーンの件をうやむやにしようとか考えていない。多分。



ユーリル 旅人?
HP:42/45
MP:9/189
装備:Eピースメーカー E魔法の法衣 クロスボウ
呪文:【回復】ベホイミ・キアリー
特技:集中 閃き 必中 激励

弟子一号 ユーリルの弟子
HP:58/58
MP:47/47
装備:Eまどろみの剣 E魔法の法衣 毒蛾のナイフ 毒針
呪文:【回復】ベホマ・キアリー・キアリク 【補助U】スクルト


393 :隙間風 ◆njN6YTN.DI :2006/08/01(火) 02:44:57 ID:vA+x5+GT0
#05

魔族の王デスピサロが自らの恋人を守る為に用意したその塔には、
五感と意識を惑わせる、高度な魔法による迷彩がかけられていた。
そこに進入する為には、とある正規の手段で魔法を解呪しなければならない。
だが、ごく稀に正規の手段以外で侵入を果たし得る者がいる。
強力な探知魔法を識る者。
盗賊の技法を究めた者。
或は、内部に通じている者の力を借りるか――
或は更に極々稀に、空から決死の特攻を敢行する者が居ないでもないかもしれないが。

ともあれ、そういった僅かなそして哀れな侵入者達は、即座に、
魔王の無二の腹心である、闇緑の鎧に身を包む騎士に切り捨てられることになる。
此度侵入を果たし得た例外者達も、いつも通りに切り捨てられる――――――――はずだった。





短く一言礼をとり、壁に立てかけた剣をとり部屋を出る忠実で寡黙な騎士。
ただ心配しながら彼を見送ることしか出来ないロザリーの胸に、とある旅人が残した言葉が蘇る。

(――泣き言で人生は開かない)

今まで誰も為し得なかったこの部屋への侵入を、常識破りな方法で果たし得た旅人たち。


394 :隙間風 ◆njN6YTN.DI :2006/08/01(火) 02:46:03 ID:vA+x5+GT0
(――勝たなきゃゴミなんだ……!)

勝ち負け以前に自分は戦ってすらこなかった。
扉の奥に目を向ける。
そこから聞こえるのは、金属同士がぶつかり合うけたたましい金切り音。
そして魔法によって空気が引き裂かれる音。

「怖い……」

怖い。恐ろしい。
今まで敵に立ち向かうなど思いもよらなかった。

(――勝たなければ……)

恐れを振り払うように首を振るロザリーの視界に、ふとテーブルの隅に置いてある物が映る。
それは件の旅人が去り際にロザリーに贈ったもの。

コルト・パイソン.357マグナム。
M24型柄付手榴弾・通称ポテトマッシャー。

名前の意味はよく分からないが、説明書きを読めばこれらがどれだけ強力な武器かは理解できる。
そして……。



395 :隙間風 ◆njN6YTN.DI :2006/08/01(火) 02:47:27 ID:vA+x5+GT0
薬草マキシカスタムVer3.2通称レッドドラゴン。

やはり名前の意味は殆ど理解できないが、ただ一つ、レッドドラゴンという名前は知っていた。
天空に住まう王者とは流石に比べるべくも無いが、それでも他の魔物とは一線を画す気高く勇猛な空の雄。
あの旅人はレッドドラゴンの如き強靭な精神を得ることが出来ると言っていた。(言ってません)

「ピサロ様……。少しだけ、少しだけ私に勇気をお与えください……!」

ロザリーは知らない。
この薬草どころか毒薬と呼ぶのもおこがましい、
稀代の錬金術師ユーリルがこれでもかという程間違えた方向に改良を重ねまくった魔薬。

それのネーミングが、単に彼の故郷に存在する精力ドリンクの名前からついたという事など――

(――勝たなければ……!!)

ロザリーは意を決して天災錬金術師の贈り物に手を伸ばした。






396 :隙間風 ◆njN6YTN.DI :2006/08/01(火) 02:51:53 ID:vA+x5+GT0
前衛の戦士二人は曲がりなりにも自分の一撃を受け止め、後衛の魔法使いとの連携もなかなかだ。
自分には遠く及ばないものの、賊にしてはそれなりに腕の立つ手合いではあった。
だがそれだけだ。連中の末路は微塵も変わらない。
しかし、長い護衛生活で騎士の勘が鈍っていたのだろうか。
奇跡的に数度の斬撃を凌ぎ、賊が逃走を図った。格どころか次元そのものが違う相手だと悟ったらしい。
逃がすと後々厄介なことになる。
闇緑の騎士は一撃で全てを薙ぎ払わんと、手にした剣を腰だめに構え――

――――きぃ、と。

騎士の背後で扉が開いた。



女が笑う。



一瞬。
騎士も賊も。
動きが止まった。




397 :隙間風 ◆njN6YTN.DI :2006/08/01(火) 02:52:39 ID:vA+x5+GT0
世にも綺麗な女が笑う。



「ロ、ロザリー様!?ここは危険です、部屋にお戻りくだ――」

ぐしゃり。
と。
女のか細い腕で無造作に壁に叩きつけられ、魔界でも屈指の勇士は沈黙した。
息はあるようだが、運悪く衝撃が完璧に延髄を通ったらしく、ぴくりとも動かない。

「え……?」
「あ……ああ……?」

賊たちも動かない。動けない。
――と。

がぁぁぁぁん。

そんな空気を引き裂くような轟音が、塔内の狭く薄暗い通路をがむしゃらに跳ね回る。
それとまったく同時に、いきなり胸から大量の血を噴き出しながら吹っ飛んだ仲間の姿を目の当たりにして――
残された賊たちは、今度こそ、絶叫した。



ケタケタケタとオンナがワラウ。



――――惨劇が幕を開けた。

398 :隙間風 ◆njN6YTN.DI :2006/08/01(火) 02:53:44 ID:vA+x5+GT0





闇夜の森。
生き残った最後の賊、戦士風の男はどくどくと血の溢れる自分の体を見遣った。

「ハ、ハハ……やっぱりウワサは本当だったんだ……」

自分の体の、穴だらけの胸から腹から、
ちぎれかけた腕から足からあふれ出るソレを次々に掻き出し、男は哄笑する。

「こんなに、こんなにあるじゃねえかよ。真っ赤なルビーがこんなに
 いっぱい、綺麗なルビーがいっぱい、いっぱいいっぱいおかねも
 ちだあきははははははははははははははははははははははは
 ははははははははははははははははははぎょぺっ!!」

脳漿をぶちまけて、最後の男が永遠に沈黙する。
ゆらゆらと歩きながら、オンナは硝煙の揺れる拳銃をだらりと下げた。
物言わぬ肉塊を見下ろし、禍々しい弧を描く紅い目が闇夜を照らす。


399 :隙間風 ◆njN6YTN.DI :2006/08/01(火) 02:54:20 ID:vA+x5+GT0



女が笑う。

世にも綺麗な女が笑う。

ケタケタケタとオンナが笑う。



「次ハオ前ダ、デスピサロ――」



ケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタ――――



ロザリー
HP:375/36
MP:80/80
装備:Eコルトパイソン E光のドレス
呪文:【回復】ベホマ・キアリー・キアリク
    【補助T】ラリホー・マヌーサ 【補助U】スクルト・フバーハ


400 :隙間風 ◆njN6YTN.DI :2006/08/01(火) 02:55:29 ID:vA+x5+GT0
#06

「…………何なんだ、今の夢は」

イムルの宿の寝台から身を起こし、少年は心底げんなりとぼやいた。
未だ部屋は暗く、当分夜が明ける様子は無い。

「ん……」

彼の声に反応したのか、傍らの褐色の美女が身じろぎして目を開けた。

「ああ、すまないミネア。起こしてしまったか」
「……いいえユーリル様。むしろ恐ろしい夢から現実に引き上げてくださって、助かりました」

ユーリルと呼ばれた少年は苦笑する。
仲間の内で唯一自分の秘密を知る、神秘的な美女を抱き寄せ軽く唇を重ねると、悪戯っぽく微笑んだ。

「そんなに恐ろしかったか?それより僕はあの狂ったエルフの女が口に出していた名前の方が気になったよ」
「ええ……本当に不思議な夢です。彼女もデスピサロと敵対しているのでしょうか?」
「さぁ?セリフだけを聞けばそんな感じだったけど」

何がおかしいのか、ミネアの髪を透きながらくすくす笑う少年。
逆に、ミネアの方は少年の胸にすがりつき、小さく震えた。

「ユーリル様……私は恐ろしいのです。
 あなた様に出会って自分の運命を見出した時点で、先を見通せなくなるのは覚悟していました。
 ……ですが、それとは別に、何か運命が大きく乱れているような気がしてならないのです!」

ミネアの怯えた声を聞きながら、少年の笑みはさらに深まった。

「運命が乱れている……か。そんな事は僕が一番良く知っているよ」
「あ……」

401 :隙間風 ◆njN6YTN.DI :2006/08/01(火) 02:56:03 ID:vA+x5+GT0

失言を悔いるようにミネアが唇を噛む。

「――そうだ。何がおかしいって、今僕がこんな所に居るのが一番おかしいんだよ!」
「申し訳ありません、ユーリル様、申し訳ありません……!」

突如熱に浮かされたような少年に必死にすがりつくミネア。
だがすぐに少年は正気を取り戻した。

「……ああ、ごめん。また取り乱しちゃったね。君の傍だとどうしても気が緩む」
「いいえ、今のは私の失言でした……。本当に申し訳ありません」
「もういいって!……それよりあの夢、現実だと思うかい?」
「ええ、恐らくは。それも今この時に起こっている出来事という可能性もあります」

その答えを聞いて少年に笑みが戻る。

「面白いな……。奴の情報は少しでも欲しいし、次の目的地はこれで決まりかな?」
「はい。あのような奇怪なオブジェを持った塔は目立ちましょう。必ず何かしら手がかりはある筈です」
「うん。それじゃあ明日も早いし、そろそろ寝直そっか?」
「…………はい、ユーリル様」



ユーリル? 勇者?
HP:134
MP:153
装備:E破邪の剣 E鉄の鎧 E鉄の盾 E鉄仮面
呪文:【炎熱】メラミ・ベギラマ・イオラ 
    【回復】ベホイミ・キアリー・キアリク・ザメハ 【蘇生】ザオラル
    【補助T】ラリホーマ・マヌーサ・マホトーン 【補助U】スクルト
    【その他】モシャス


402 :隙間風 ◆njN6YTN.DI :2006/08/01(火) 02:56:37 ID:vA+x5+GT0
今回ここまでです。
隙間風でした。

403 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/01(火) 03:02:51 ID:4KPA8arE0
ちょwwwロザリーwww
展開読めナサスww

隙間風氏、禿しく乙!
すごいハイペースだが、途中でバテないようにな

404 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/01(火) 07:46:31 ID:wULxhuOD0
やばい、世界がどんどん歪んでいくw 根幹から揺らいでいくw
発想が面白すぎるw 続き楽しみにしてます無理しないで頑張って下さい。
しかし細々した所が愉快だな。毎回一つずつ増える精神コマンドとか限界突破する体力とかw

405 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/01(火) 07:54:56 ID:TkK1u5Rm0
正直
レズは
萎えた

406 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/01(火) 11:29:55 ID:0IWFBylX0
は?レズ?どこが?
最後の奴?

407 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/01(火) 11:55:58 ID:nF3nJhwE0
このスレクオリティ高いな

408 :377:2006/08/01(火) 12:51:52 ID:Mn4+Riri0
気にしないでくれ。
こんな些細な揚げ足取り以外に批判のしようがないほどレベルの高い文章だ、ということだ。
(あの後いろいろ考えたが、この一文自体を消すか、または>>378の手しかないと思う)

山奥の村とバトランドは山を隔ててこそいるものの比較的近い距離にある、とか
湖の塔からロザリーヒルまでは若干の距離があるがエアプレーンなら一飛びだ、とか
位置関係もちゃんと計算して作られているのも奥が深い。

最後に。あんな物騒な薬物を前回むりやり口に突っ込まれた馬のその後が心配でならない。
てか「通称レッドドラゴン」まで含めて正式名称ですか。

409 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/01(火) 16:32:34 ID:3+XmpdE00
ヒントあるのにレズネタに気付けないのかー

410 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/01(火) 20:17:28 ID:Q+Q52+GdO
最近つまんね

411 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/02(水) 10:34:29 ID:oKxVM2Ze0
前よりはマシ

412 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/02(水) 10:44:53 ID:F14+GrcjO
う〜ん

413 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/02(水) 14:18:39 ID:2iwqPSFY0
今気づいた
ほんとだ>レズ

414 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/02(水) 18:59:27 ID:/LWAiTTA0
一番最初のほうが面白かったな・・・。
次にどんな展開になるのか楽しみに待てた。
いまは逆に悪い意味で先が見えてこない。

415 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/02(水) 20:43:01 ID:DoFtC2k90
そうか?普通に面白いんだが

416 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/02(水) 20:55:44 ID:sdFDgd6S0
好みはみんな違うもんさ
俺は好きな職人増えて楽しいよ

417 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/02(水) 21:52:35 ID:OZWDZN2o0
>399の3行目って誤変換だよね?

418 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/03(木) 01:17:30 ID:XBZH+AV70
イラストを付けてくれる人はいないものか…

419 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/03(木) 01:26:01 ID:0W/AvdKr0
挿絵みたいなのもいいかもな
絵師降臨しないかな

420 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/03(木) 02:39:47 ID:QmHzRiHP0
最初の入れ替わった展開のまま、本来の4のストーリーに沿ってたら面白かったかも。

421 :レッドマン ◆U3ytEr12Kg :2006/08/03(木) 09:39:33 ID:8JW7pZUb0
住民の皆様大変遅くなって申し訳ございません
久しぶりの投下になります。

では>>242の続きです

422 :レッドマン ◆U3ytEr12Kg :2006/08/03(木) 09:40:34 ID:8JW7pZUb0
くそっ……………

ドルマゲスにコテンパンにやられてイライラしている俺がいた。
圧倒的な力を見せつけられた恐怖と何も出来なかった自分自身に対しての怒りが混沌としていた。
何か落ち着かない……………………

 もょ「タケ、どうしたんだ。何かあったのか?」
 タケ「何でもないで。気にすんな。」
 もょ「そっか…」

もょもとはそれ以上追求してこなかった。俺自身の事で他人を巻き込ませるのは嫌だからな。

 タケ「もょ、サマルに目を光らしてくれへんか。」
 もょ「どうしたんだ?」
 タケ「あいつまたリアちゃんに嫉妬していたからな。今夜何かあるかもしれへん。」
 もょ「なにかこんきょがあるのか?」
 タケ「ああ、ドラゴンの角でリアちゃんが燃えさかる橋を凍らせて何とか橋を渡る事が出来たやんか。
      その時にあのバカから相当妬んでいる雰囲気が感じたからな。」
 もょ「それならきをつけるのだが、サマルをバカよばりするのはよくないぞ。」
 タケ「すまん。ちょっと感情的に話してしまったわい。今後気をつける。」

ちっ……………イライラするわ。マジで。

ムーン「もょもと。夕食の準備出来たみたいよ。リアも帰ってきているから食堂に来て頂戴。」
 もょ「わかった。すぐにいく。」



423 :レッドマン ◆U3ytEr12Kg :2006/08/03(木) 09:41:53 ID:8JW7pZUb0
俺達は食堂に行き、皆で夕食を食べに行く事にした。
ルプガナの名物シーフードピラフが食べれるのだがこれがとても美味しい。
ホタテ貝や海老などプリプリしていて鮮度も良い。
現実世界と食べ物があまり変わらないのが救いだ。

 リア「美味しい!」
ムーン「中々いけるわ。海の幸が特に良いわね。」
 
ムーンとリアは楽しそうに食べている。サマルはあんまり手をつけてないみたいだった。

 もょ「サマル、しょくよくがないのか?」
サマル「うん。ちょっと疲れてね。食欲がわかないんだ。」
 もょ「まぁ、そういうときもあるとおもうけどたべないとげんきがでないぞ。」
サマル「心配かけてごめんね。でも今日は本当に疲れたんだ。先に休ませてもらうよ。」

そう言ってサマルは部屋に戻っていった。

 リア「もょもとさん。お兄ちゃんは一体どうしたの?」
 もょ「サマルはそうとうつかれたらしい。だからさきにやすむみたいだ。」
ムーン「一体何があったのかしら?」
 もょ「わからない。たぶんひとりになりたいきぶんじゃないか?
     とりあえずムーンにはちょっとしたいきさつをはなしておこうか。」

そう言ってもょもとはドラゴンの角での経緯をムーンに説明した。



424 :レッドマン ◆U3ytEr12Kg :2006/08/03(木) 09:42:41 ID:8JW7pZUb0
ムーン「なるほど。もょもとがドルマゲスにやられてしまったわけね。」
 もょ「ああ。あいつはつよすぎる。いまのおれではたちうちできなかった。」
 リア「皆で戦えば何とかなったんじゃないかなぁ?」
ムーン「リア、幾らなんでも鉄の盾を溶かすような魔力を持っている相手では楽観出来ないのだわ。」
 リア「そ、それもそうだったね。ごめんなさい、ムーンさん。」
ムーン「いいのよ。人間誰だってわからない事を間違えるのは当たり前なのよ。これから先どんどん学習していきましょ。」
 リア「うん!」

やはりムーンは人に教えるのが上手だ。パーティーの司令塔はムーンがいいかも――――――な。

 もょ「それにおれがたすかったりゆうはドルマゲスのようすがおかしくなってにげるようにとんでいったんだ。」
ムーン「そうだったの。多分、ドルマゲスは普通の人間じゃないわ。」
 リア「どういうことなの?ムーンさん!?」
ムーン「私の推測ではドルマゲスは普通ではありえない何かの力で呪文を使えるようになったと思うの。」
 もょ「しかしおれはじゅもんをつかえないぞ。」
ムーン「もょもとの場合は理由が分からないけど普通の人間なら基本的な呪文なら誰でも習得できるのよ。
     しかし、空を飛んだり鉄の盾を熔す事ができる呪文はなかなか習得できないのだわ。」
 リア「でも、ムーンさんはベホイミが出来るようになるまでの時間はどれぐらいかかったの?」
ムーン「私の場合は1ヶ月で習得できたけど、普通の人間が習得するとしたら最低3ヶ月以上はかかるみたいわね。
ドルマゲスの場合は何かの力を使いすぎて自分の意思で体を扱えなくなったんじゃない?」

ムーンが呪文の習得に関することを色々話してくれた。頭が痛くなるような内容ばっかりだったが――――――
言い換えたらある意味すごい趣がある内容でもあった。ある意味オタクの区域も入っているけどな。



425 :レッドマン ◆U3ytEr12Kg :2006/08/03(木) 09:43:50 ID:8JW7pZUb0
 リア「もょもとさん、ムーンさんお願いがあるのだけど…」
 もょ「どうしたんだ?」ムーン「どうしたの?」

 リア「シャールさんを一緒に探して欲しいのだけどダメかな?」
ムーン「シャールさんって?」
 もょ「ムーンをルプガナまでおんぶしてくれたひとのことだ。」
ムーン「それに私を薬で眠らせて落ち着かせてくれた人ね。」
 リア「実はまだ家に帰ってないらしいの。マリンちゃんが私に言っていたの。」
 もょ「う〜ん……なにがあったのだろうなあ。」

ムーン「私は協力させてもらうわよ、リア。実際に会ってお礼を言わなきゃね。」

 リア「あ、ありがとう!」

 もょ「もちろんおれもきょうりょくするぞ。シャールさんにたすけてもらったんだからな。」

ムーン「ふふっ…それなら決まりね!」
 リア「しかしどこに行ったかわからないの。」
ムーン「それなら二手に分かれて探すのが今の所ベストみたいだわ。」
 もょ「じゃあおれひとりでいくからムーンとリアちゃんはいっしょにこうどうしてくれ。」
 リア「それはいいのだけどお兄ちゃんはどうするの?」
ムーン「もょもと一人だけじゃ危ないのではないのかしら?」
 もょ「サマルもたまたまちょうしがわるいんだ。むりさせてはだめだろう。」

そう言ってもょもと達は二手に別れて行動をとることにした。



426 :レッドマン ◆U3ytEr12Kg :2006/08/03(木) 09:50:39 ID:8JW7pZUb0
ムーン「リア、隠れてもょもとの後について行きましょ。」
  リア「また急にどうしたの?」
ムーン「もょもとは私達に話せない秘密があるみたいだわ。」
  リア「そ、そんな…もょもとさんが?」
ムーン「ええ、不可解な事が2回もあったの。私ともょもとがムーンブルグの城に行ったときの事だけど、
     リビングデッドという不死系の怪物がいたのだけど最初は一撃で倒せなかったのよ。」
  リア「もしかして………急に一撃で倒せるようになった…とか?」
ムーン「まさしくその通りよ。彼は急にその怪物を倒せるようになった。怪しいと思わない?」
 リア「たしかに怪しいね…」
ムーン「それにもょもととククールと一対一で戦った時にもょもとが負けそうになったの。」
  リア「ええっ!!ククールさんともょもとさんが戦ったの!?」
ムーン「そ、そんなに驚かなくてもいいじゃない。話は戻すけどもょもとが瀕死で負けそうになったから援護攻撃したのよ。
     私が間に入って二人を止めようとしたら逆にもょもとが反撃にでたのよ。」
 リア「結果はどうなったの?」
ムーン「勿論もょもとが勝ったわ。その後に治療を頼まれたけど………………リアはこの事をどう思う?」
  リア「私は………………それでもいいと思うの。」
ムーン「でも、もょもとが怪しいの点に関してはどう思うの?」
  リア「もょもとさんはもょもとさんだもん。私は気にしてないよ。」
ムーン「貴女らしいわね。私も考えすぎだったのだわ…ごめんね。」

  リア「ううん。ムーンさん。『人生は死ぬまで勉強』でしょ?」
ムーン「…そうね。」

ムーン                           リア
Lv.11                         Lv.12
HP:49/49                      HP:61/61
MP:68/68                      MP:43/43
E魔導師の杖 E旅人の服 E羽帽子       E青銅の剣 Eみかわしの服 E鱗の盾 E羽帽子
攻撃呪文:バギ                    攻撃呪文:ギラ、ヒャド
回復呪文:ベホイミ      補助呪文:スカラ
補助呪文:マヌーサ


427 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/03(木) 12:31:02 ID:xVwEnLNxO
おおっ、久々の投下だな。
とにかく乙!

428 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/04(金) 08:13:42 ID:iWsU37c50
>レッドマン

投下する前にこれを使って見たら巧く出来ると思う。
tp://iranegi.s5.xrea.com:8080/2ch/aaedit/aaedit.php
ムーンとリアの成長が楽しみだな。

429 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/04(金) 14:26:02 ID:m1teudRdO
今回は行間をつめすぎじゃね?

良作が潰れている感じだな。

430 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/05(土) 15:30:41 ID:20CseDsz0
暇さんやタカハシ、総長も来ないようになったなー

431 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/06(日) 23:27:17 ID:dFAv/7kIO
ほしゅ

432 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/08(火) 00:13:32 ID:0qie+vEh0
夏休み期間だしこまめにほしゅ〜

433 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/08(火) 13:28:48 ID:FcV5WOuH0
さんを付けろよスライムやろぉ!









いやごめんなさい本当ゆるしてくださあqwせdrtふゅひおp@

434 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/08(火) 15:55:58 ID:LTmeuDnA0
やべぇ。ある意味禁断症状だよ。
職人さん達なんとかしてくれ。

435 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/09(水) 15:52:36 ID:yXXMYnEwO


436 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/09(水) 19:22:31 ID:AOpCKG220
守(笑

437 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/10(木) 03:01:05 ID:IBd6KGFgO
捕手

438 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/10(木) 09:09:31 ID:3oylpBDQ0
これはまた夏らしい糞スレだな

439 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/10(木) 10:16:31 ID:XsPWhYIY0
糞板でいわれてもねえ

440 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/10(木) 10:21:32 ID:QHFw+hxa0
はいはいビットクルー乙。



441 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/11(金) 12:15:20 ID:WrT/5xysO


442 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/11(金) 12:42:44 ID:/zUPXDdqO


443 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/11(金) 15:18:50 ID:fV+0Cagk0
ゅ(ワラ

444 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/11(金) 18:32:38 ID:VPeYTgmYO
神スレから糞スレに成り下がったな

445 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/11(金) 19:46:33 ID:jFMFVoms0
一体いつ神スレになったのか疑問。元から糞スレだったならともかく

446 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/12(土) 01:18:34 ID:zlkCZg3f0
みんな面白いな。久々に読んでみてビックリした

>>隙間風氏
あなたが影響を受けた文章がなんとなくわかってしまったw
色々読んでそうだね。

「DQの世界に入った現実世界の人間」が
現実世界の物品や知識を活かして冒険する、なら
もう少しそのあたりの脈絡を細かく描写するといいかもしれん。

逆にそういうのでなく、DQ世界に普通のハチャメチャを持ち込みたいなら
今のままでも問題なし。
なんにせよ、面白いので期待してる。

447 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/12(土) 21:24:39 ID:7D4pV+go0
期待あげ

448 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/12(土) 22:02:50 ID:1FvLHchC0
とりあえず自分が何の呪文使えるか想像してみる。
「ルーラ」とかマジであったらいいなぁ・・・

449 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/12(土) 22:51:22 ID:U1knotFb0
ルーラは一回行ったことがある場所じゃないと行けないしなぁ

ホイミが使えるだけでも神だろうな

450 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/12(土) 23:04:46 ID:Gutx+VqS0
夏age!

451 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/13(日) 11:55:43 ID:VY583dsJO
( 頭 )

452 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/14(月) 00:26:21 ID:91tcyz9M0
まだ243KBか…
このままだと容量制限落ちせずに1000行きそうだな

453 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/14(月) 18:41:01 ID:KWqz8syTO
みんな帰ってきてほしいね。
しかし投下しにくい雰囲気なのかなぁ?

454 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/15(火) 20:07:09 ID:nTn93vEMO
ほし

455 :タカハシ ◆2yD2HI9qc. :2006/08/15(火) 20:22:45 ID:0DBtXK5I0
ここ最近、忙しくなかなか投下できなくてごめんなさい
来月末には落ち着きそうなので、また再開していきます

456 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/15(火) 21:55:48 ID:vT7hy6D0O
来月末・・・・・・長いな・・・

457 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/16(水) 14:43:03 ID:Mp3ocQk+0
空気なんて自分で変えようと思えば変えられるだろ

458 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/16(水) 21:34:03 ID:lUeRf1nIO
>>457
まかせた。期待してる。

459 :ひまつぶし:2006/08/17(木) 21:25:52 ID:JZWnS7wA0
「王子!」

「待ってくださいよ、王子!」

聞いているのかいないのか、王子はずるずるマントを引きずりながら
あたしの前を歩いてゆく。ただ、ただ、歩いてゆく。

「話聞けっつーんだこのドチビッッ!」

くるり。
瞬間的に振り向く王子。
はは〜ん。
「『王子』には反応しなくても『チビ』には反応するわけね、王子様☆」
「うるさいッッ!」

顔を真っ赤にして怒る王子は、これでも勇者の子孫だとかなんとか。
うっそくさいわよね〜。

「だいたいなんなんだその格好は!? お前恥ずかしくないのか///」
王子が指差すのはプリーツのスカート(超ミニ)、ハイソにネクタイ、碇マークのついた襟。
あたしのセーラー服である。
紫や青を色調とした王子の服とはずいぶんかけ離れている。

460 :ひまつぶし:2006/08/17(木) 21:26:32 ID:JZWnS7wA0
色々言い合いをしているが、この王子とはさっき合流したばかりである。
数学サボって屋上でうたた寝してたはずなのに、起きたらなぜかどっかの原っぱでさ、
なんか周りに青いゼリーみたいなのがいっぱいあたしを取り囲んでんのね。
顔にぴたーーーーん、て張り付いてるから最初はアイスノンみたいに気持ち良かったんだけどね、
だんだんぬる〜くなってくるわけ。
そろそろもういいやってべりって剥がそうとしたらどんどん顔に張り付いて離れなくて……
やべえ窒息する!?とか思ったらいきなりゼリーが燃えたのよ!
ジョワ〜〜〜って蒸発してさ、消えてなくなっちゃったわけ。

後で話を聞くと、王子が[メラ]を使って[スライム]を[倒して]くれたらしい。
メラに、スライムに、倒すとか経験値とかゴールドとか専門用語(?)が王子の口から
飛び出すたびに、あれ?あれ?あれれれれ?
あたしゃなにこれ夢見てんの?って気分でさ、ぽかんと口開ければ王子に田舎者とか
言われるし、でもさっ なんかこれって……これって、ひょっとすると……
失恋の後遺症でとうとう精神病にかかっちゃったって感じ??

ラベンダーの香りやら、犬が出てくる奴やら、車が空飛ぶやつやら、
色んなものが頭に浮かぶんだけど、ドラクエの世界に行っちゃったとか、
そんなバカな妄想はさすがに夢でも思いつかな、い、はずなんだけど。

でも[やくそう]とか食べさせられたら急に気力がわいてきて、
なんだかだんだん事実に思えてきた。
(厨くささ満載にした文章完)


461 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/18(金) 09:40:41 ID:06RhYTLZ0
>>458
他力本願乙
俺は今の雰囲気の方が気に入ってる。職人含む馴れ合い厨が消えて良かった良かった

462 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/18(金) 18:01:38 ID:ee9qjr/cO
過度の馴れあいはともかく今の投下の少ない状況が気に入ってる…?

463 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/18(金) 19:23:06 ID:cB8/7uTt0
461じゃないが元々元々投下スレじゃないだろ

464 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/18(金) 20:04:44 ID:LVLcjpry0
元々を二回言う理由はわからんが、初代スレから投下スレだったぞ
まあ、投下スレじゃないっていうならネタでもふってくれ

465 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/18(金) 20:15:27 ID:cB8/7uTt0
本当に入ったら恐怖のあまり自殺する
勇敢に立ち向かえる自信があるやつは名乗り出てみろ

466 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/18(金) 21:58:25 ID:9LbFFX4XO
何にですか?

467 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/18(金) 23:52:56 ID:epfGYZAI0


468 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/19(土) 06:11:21 ID:2UzHpI4B0
「DQの世界に現実世界の一般人が入ったら」っていう小説を投下するのが
このスレの趣旨でそ

469 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/19(土) 10:33:47 ID:zFEKJjQD0
似たようなスレを知ってるがここまで厨臭いのはここだけだ

470 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/19(土) 15:53:42 ID:WAluablz0
最近は職人気取りな馴れ合い厨の作品より地に落ちていくスレを楽しんでる

471 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/19(土) 16:35:33 ID:RPMsWXCyO

日本語おかしくないか?

472 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/19(土) 16:41:16 ID:fu2r+ivFO
別に小説形式じゃなくてもいいんだろ?

473 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/19(土) 17:13:28 ID:1c4pr/DB0
小説形式じゃなくてもいいことくらい>>1に書いてある。
よく読め、アホ。

474 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/19(土) 17:29:26 ID:cWsSr7XJO
簡単な呪文を唱えても何も起こらなかったらおとなしく絶望する

475 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/19(土) 17:42:34 ID:AJ9OStGH0
厨の特徴
・簡単な文すら理解できない
・そのため相手の日本語が間違っていると勝手に思いこむ
・自分の読解力が無いという考えは思い浮かばない
・基本的に他力本願
・気に入らないレスには日本語でオk
・論破できなくなるとじゃあネタを振れとだけ言い残し逃亡
・こういったコピペを見てもスルーできずに切れ始める

476 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/19(土) 18:36:17 ID:RPMsWXCyO

のようなレスをするのが典型的な厨ですw

477 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/19(土) 19:12:27 ID:zFEKJjQD0
反応する奴も立派な厨房www
男なら黙ってスルーしろカス共

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