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もし目が覚めたらそこがDQ世界の宿屋だったら六泊目

1 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/11(土) 21:30:54 ID:2kKEOzWo0
ここは
「もし目が覚めた時にそこがDQ世界の宿屋だったら」
ということを想像して書き込むスレです。
小説形式、レポ形式、一言何でも歓迎です。

・スレの性質上1000になる前に500KB制限で落ちやすいので
 スレ容量が470KBを超えたら次スレを立てて下さい
・混乱を防ぐため、書き手の方は名前欄にタイトル(もしくはコテハン)とトリップをつけて下さい
 (トリップは名前欄に「#(半角シャープ)+半角8文字」で出ます)
・同じスレ内で続きをアップする場合は
 アンカー(「>>(半角右カッコ2つ)+半角数字(前回レスしたスレ番号)」)
 をつけるとより読みやすくなります

前スレ
もし目が覚めたらそこがDQ世界の宿屋だったら五泊目
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/ff/1134827399/

まとめサイト
「もし目が覚めたら、そこがDQ世界の宿屋だったら」冒険の書庫
http://www.geocities.jp/if_dq/

256 :総長 ◆8X2v8DcqWM :2006/03/27(月) 22:15:32 ID:1R0/HI8G0
そしてアホかって程酒が運ばれてきた。マジで店の在庫全部持ってきやがった。
一口飲んでみる……………これは!?それは俺の世界で言うところの焼酎のような味だった。
酒ってのはその時のテンションにより味が大きく左右される。自棄酒の類ってのは大概
どんないい酒を飲んでも不味いもんだ。ましてや今の俺の心境はどん底だ。
なのにこれはうまい。文句なしにうまい。ここまでうまい酒を漬ける事ができるのに何故店を
閉める必要があるのだろうか。ほろ酔いも手伝ってお節介にも聞いてみる。

娘が…選ばれたのです…

????わけがわからん。何に選ばれたって????
主人が奥から無言で一通の手紙を持ってきた。内容はつまりあんたの娘をやまたのおろちの
生贄にするってもんだった。差出人はジパング…つまり国から直接の指名だ。

うっ……うッ…仕方がないんです…仕方がないんですよ…やっとできた娘なんですが…
国の為に命を差し出せるなら本望です…

俺は無言で手紙を破り捨てた。燃やした。そして主人を殴りつけた。ふっとぶ主人。

な…何をなさるのですか!?

何をなさるのですかじゃねー!!!!!俺はもう一発殴った。てめーはアホか!そんな大事な
娘をなぜ簡単に差し出す!?そんな大事なもんだったらタマ張って守ってみろや!
主人が力なくうな垂れた。

無理です…あの怪物には誰も逆らえないんですよ…人の力ではどうしようもありません…
私は所詮酒を作るしか能の無い人間です…

257 :総長 ◆8X2v8DcqWM :2006/03/27(月) 22:16:04 ID:1R0/HI8G0
く…俺はこいつみたいに卑屈な人間が一番嫌いだ。もう一発どついてやろうと近づくと

やめて!お父さんをいじめないで!

小さい女の子が止めに入った。娘だろう。必死に父親にしがみついてこっちを睨む。
その必死な顔を見た瞬間俺の心のモヤモヤはキレイに吹き飛んだ。

うおおおおぉぉぉぉぉおおおおぉぉぉおおお!!!!!!!!!!!!!

もうゴチャゴチャ考えるのは止めよう。俺らしくねえ。俺はやまたのおろちがムカついた。
だからぶっ飛ばす。それでいいじゃないか。誰の為でもない。俺自身の怒りの鉄拳だ。

いいかてめー店閉めやがったらマジでボコボコにするからな!こんなうまい酒を振舞う
店が無くなっていいわけないだろうがアホが!やまたのおろちは俺を怒らしてしまったため
跡形も無く消し飛ばしてやる!祝勝会はここでするからてめーは準備してまってろ!

主人と奥さんと娘は最初キョトンとしていたがやがてバタバタと駆けずり回ると一本のビンを
持ってきた。

これを使って下さい!これは特別な酵素をつかって我が家に伝わる秘伝の方法でつけた神酒です!
オルテガ様もこれを使いやまたのおろちの動きを止めました!もう残りはこれしかありませんが…
どうせ蔵にあっても眠っているだけです。見ず知らずの旅の方に渡すのも変かもしれませんが
あなたに使って欲しいのです!

258 :総長 ◆8X2v8DcqWM :2006/03/27(月) 22:17:01 ID:1R0/HI8G0
俺はビンを受け取ると走った。とにかく走った。粉雪舞い散る中無我夢中で走った。
国一つをここまでかき回す化け物だ。きっと恐ろしく強いのだろう。
頭の中にはあいつらの顔がよぎる。もしかしてもう戦ってるのだろうか。
俺がいなくて大丈夫だろうか。あいつらあんま強くねーからな…
まさか今頃もうやられてたりは…クソッ!そうなったら総長一生の失態だ。何故あんなつまらん
意地を張ってたんだろうか。自分で自分がムカついて仕方がない。今はただとにかく早く走るのみ!




そして俺は北にある洞窟へついた。おそらくここだろう。周囲の空気が明らかにおかしい。
中から邪気が溢れ出ているように感じる。勇者は!?パンツは!?ねーちゃんは!?
この静けさからおそらくまだ到着してないに違いない。どうやら間に合ったようだ。
もうすぐ来るろう。暫く待つか。

259 :総長 ◆8X2v8DcqWM :2006/03/27(月) 22:17:34 ID:1R0/HI8G0
















だが俺の予想は外れた。勇者達が来たのは…二日後だった。……寒い…



260 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/27(月) 22:26:04 ID:Xe4G1c390
なんだかしらんが盛り上がってるなwいい傾向だな。

みんなの中のDQ世界が楽しくて読んでるので、
煽りや荒らしに負けないで頑張って欲しい。

261 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/27(月) 22:39:04 ID:nhN9SVE1O
総長~~!

262 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/27(月) 23:09:34 ID:v7HIIpOB0
あぁ、これでこそ総長だよなw

263 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/27(月) 23:19:52 ID:6SIS3GhV0
総長乙
ああかっこいいよ総長
次もwktkで待っている

264 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/28(火) 00:46:14 ID:TXuFJ6rr0
総長格好えぇ惚れるなぁ
というか勇者達遅っwwwww

265 :総長 ◆8X2v8DcqWM :2006/03/28(火) 03:01:25 ID:esQcZLPE0


おうやっと来たか。おせーぞてめーら。とっととやまたのなんとかってやつ倒して帰るぞ。
俺は寒いんだ。



ぃぎやぁぁぁぉおおおぁぁぁおううううぅぅぅぅ!!!!!!!!!!!!
パンツ。

ぞうぢょーーーーぢゃーーーーんんん!!!!!!
勇者。

二人とも俺の声を聞くなり涙と鼻水で顔をぐちゃぐちゃにして奇声を上げながら
飛びついてきた…おいコラ!あっ鼻水ついたきたねっつの!離れろ!あーもう!
こいつらほんと涙もろいな。何はともあれ俺たちはようやく合流した。

絶対来てくれるって信じてたんだ!

勇者が満面の笑みで言う。いいから顔ぬぐえ。まだ鼻垂れてんぞ。俺たちは嫌な空気が
プンプンする洞窟の中へ入った。なんて事はない普通の天然洞だ。

へックシュッ!クシャミが止まらない。勇者が総長ちゃんはこんな寒いのにそんな薄着でウロウロ
するから風邪ひくんだよとかぬかしやがる。いや誰のせいで…そういやこいつら二日間も何してた
んだろうか。ねーちゃんに聞いてみる。

266 :総長 ◆8X2v8DcqWM :2006/03/28(火) 03:02:30 ID:esQcZLPE0
やまたのおろちについて色々調べ事してたのよ。強敵だから。でもあまり有益な情報は
得られなかったわ。一つだけあったんだけど…弱点が

おいおい弱点だなんて有益この上ないじゃないか。さすがねーちゃん。

どうやらやまたのおろちの苦手な植物がこの辺に生えているらしいの。それをつかってつけたお酒を
使えばかなり動きを鈍くできるみたい…ただそのお酒探し回ったけど見つからなかったわ。
一軒だけ置いてるお店見つけたんだけど最後の一本旅の人にあげちゃったみたいで…
正攻法で攻めるしか無いわね。

うーむそんな貴重な酒を持ってくとはかなりの酒通の旅人ですな。しかしもしかしたら簡単に
退治できたかもしれぬのに実に残念ですな。


やべ。俺は持っていたビンをそっと捨てた。だって飲んじゃったんだもん…この二日間凍死せずに
すんだのもこの酒のおかげ…神酒だけあって確かに燃えるようなうまさだった…

総長ちゃんぶつぶついっちゃってるけど頭大丈夫!?もしかして風邪が頭まで回った!?

………。仮にそうだとしても普段のおまえらよりは正常な自信はある。絶対に。

そうして俺たちは巨大な門の前に着いた。


267 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/28(火) 07:36:31 ID:Z77ZfqmT0
総長と勇者はツンデレ具合がかなりいいね。

勇者たんモエス

268 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/28(火) 11:41:08 ID:Th6mJBlYO
YABEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!!!!!
続きが気になりまくりんぐwwwwwwww総長頑張れ!!!!

269 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/28(火) 16:00:22 ID:59ww2gV50
総長飲んじゃったのかよwww

270 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/29(水) 00:38:42 ID:TVmXwC2e0
そ、総長なんかちっとも面白くないんだからねっ!
毎日このスレ楽しみになんかしてないんだからっ!

そんなにハイペースで書かないでたまには休みなさいよねっ!
ほんとに…バカなんだから。

271 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/29(水) 20:55:18 ID:rLorh02lO

作者によって異なるが4の人の主人公・レッドマン・ローディの様に総長のステータスも表示して欲しいね。

272 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/29(水) 21:34:59 ID:4Xp2QsgH0
総長のステータスはめっちゃ高そうだ
魔法力も攻撃力も体力もあるし…運は低いかもしれないけど






273 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/30(木) 18:47:08 ID:ECcb1KKAO
保守

274 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/31(金) 04:01:00 ID:ClcOJw0S0
保守

275 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/31(金) 19:11:07 ID:a8J4r7dy0
さらに保守

276 :タカハシ ◆ljexnoNGYo :2006/03/31(金) 22:41:54 ID:IQGbz58QO
トリップ忘れてしまったので、変更します
投下は、今しばらくお待ちを。

277 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/32(土) 03:04:38 ID:jlz8hVDI0
32日記念保守

278 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/32(土) 03:22:37 ID:ijP3C3GU0
とりあえずage

279 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/32(土) 04:06:07 ID:ihQLBEyT0
保守

280 :レッドマン ◆U3ytEr12Kg :2006/03/32(土) 08:12:30 ID:4ZxRkUVv0
なんとかこっちのペースでレオンとなんとか立ち向かえているがやはり呪文が厄介だ。
かすみ二段が決まってもベホイミ回復しやがるし、そかもバギマは使っていない。
ここは剣を打ち込んで即効で決着をつけるか。しかし……

 タケ「確実に仕留めるだと?何をするつもりだ?」
レオン「今まで以上のキツイ攻撃を仕掛けてやるのさ。」
 タケ「どーせハッタリだろう?しかも呪文が使えない俺に押されているとは情けないな。」
レオン「ふん。お前をなめたのは事実だが今からは手を抜かん。行くぞ!」

レオンが俺に斬りかかって来た。パワーでは俺が上回っているのは事実だがレオンはトリッキーな攻撃を仕掛けてくる。

        ガキイン!!カァン!!

初めて他人と剣を交えるのだが完全には防ぎきれないが何とか対処できる。

 タケ「ぐっ…………むん!!」

レオン「へぇ、なかなかやるな。ならこれならどうだ?」

 タケ「なにっ!!??その技は……は、速い!!」



レオン「はやぶさ斬り!!」



 タケ「ぐわぁ――――――――――――――――――――ッ!!」

んなアホな……もょもと以外にもはやぶさ斬りが使える奴がいるとは…………

281 :レッドマン ◆U3ytEr12Kg :2006/03/32(土) 08:16:39 ID:4ZxRkUVv0
流石に一発目は中途半端な形でちょっとだけ軽減することが出来たが、二発目はまともに斬られてしまった。

ムーン「もょもと!!」
 タケ「まだ……やれる。心配するな」

実際は立って\いるのがやっとだ。気を緩んだら確実に倒れる。

ムーン「で、でも……」 
レオン「た、立ち上がれるとは……いくらなんでもバギで蓄積されたダメージがあるはず……」
 タケ「ま、負けず嫌いなんでな」
レオン「…………もょもとに対して俺は敬意を表する。この呪文でケリをつけてやる。」

イレギュラーはあったが俺の思惑通りに事が進んだ。あとは――――――実行あるのみ。

 もょ「(タケ!もういい!おれとかわれ!!じゃないとしんでしまうぞ!)」

 タケ「(アカン……い、今代わったら俺の苦労が無駄に終わってしまうんや……)」

 もょ「(な、なんでそこまでむりするんだ!)」

 タケ「(覚悟を決めただけや…………)」



282 :レッドマン ◆U3ytEr12Kg :2006/03/32(土) 08:18:17 ID:4ZxRkUVv0
レオン「覚悟はいいか?」

 タケ「さっさと来い。耐え切ってやらあ!!」

今俺に出来ることはレオンの呪文を防ぎきる事だ。

レオン「追い込められているにもかかわらず生意気な野郎だ…………くらえ!バギマ!!」

レオンがバギマを唱えると高さ約3メートルくらいの竜巻が俺に向ってきた。

しかも竜巻に吸い込まれそうな感じがしたのだが、俺は大防御の構えを取ったのだがその時に別のことを考えていた。


       俺自身何やっているんやろ?


   他人のために体を張っても無意味な事やのに…………


          なんでやろな…………?
 
うっかりしていると竜巻が俺にぶつかっていた。気を抜いたら体制が崩れる。

今はナイフで全身をかすった感じの痛みだがもし体制を崩したら確実に死ぬ。

しかし蓄積されたダメージの影響で体制が崩れそうだ。もうだめぽ………………………………


すまん…………もょ…………俺、アカンかった――――――――――




283 :レッドマン ◆U3ytEr12Kg :2006/03/32(土) 08:20:27 ID:4ZxRkUVv0
ムーン「バギッ!」

その時ムーンが呪文を唱えてくれた。なぜだ………………?

レオン「なぜ邪魔をする!?」
ムーン「もう見てられないわ。決闘も何も無いわよ!最初からレオンが有利な条件じゃない!ふざけた事しているんじゃないわよ!」
レオン「ちっ、計算外だ。もう一度バギマを唱えないと。」
レオン「し、しまった…………………魔法力が…………まさか………」
 タケ「(――――――――――かかったな!アホが!)」

 タケ「(今や!もょ!ぶちかましたれ!!!!!!!!)」

俺は必死で叫んだ。

 もょ「たああああぁぁぁぁぁッ!! 」

もょもとがレオンに強撃をを仕掛けたのだが…………………………

           ガキィン!!!

 もょ「な、なんだ?」

レオン「やばかった。盾で攻撃は防いだのはいいが………………」
レオンの持っていた盾がコナゴナに砕けてしまった。もょもとの破壊力は予想がつかねぇ。

 もょ「レオン!!おれはおまえをゆさないぞ!」
レオン「な、なぜだ!?致命傷だったはずなのになぜ動ける!?」
 もょ「そんなことはどうでもいい!!ぶったおしてやる!!」

どうやらもょもとは怒りで我を失っているみたいだ。レオンに斬りかかろうとした。その時――――――――


284 :レッドマン ◆U3ytEr12Kg :2006/03/32(土) 08:21:18 ID:4ZxRkUVv0
ムーン「そこまでよ!」

ムーンがもょもととレオンの間に入ってもょもとを静止させた。………………度胸がある女だ。
 もょ「ムーン!!なぜとめるんだ!?」

ムーン「もう決着は付いたでしょ!!同じ人間同士で殺しあうってどうにかしているわ!」

 もょ「げんいんはつくったのはレオンだぞ。」

ムーン「それにレオンは蹲ってもう戦えないわよ。」

確かにレオンは蹲っている。どうやら強撃で盾を破壊した際に致命的なダメージを与えたらしい。
もし盾が無かったら――――――――――

 タケ「(も、もょ……………)」

 もょ「(タ、タケ!!だいじょうぶか!?)」

 タケ「(な、何とか生きてるわ。意識が失う前にムーンちゃんに回復を頼んでくれ……………)」

 もょ「(それもそうだったな。ムーンにたのんでおこう。)」

奇跡的にも勝つ事が出来た。しかし戦いの最中に別のことを考えた自分自身が理解できなかった。

もょもと&タケ
Lv.13
HP: 6/92
MP: 0/ 0
E鋼の剣 E皮の鎧 E鱗の盾 E木の帽子 
特技:かすみ二段・強撃・チェンジ・はやぶさ斬り(もょもと専用)・ゾンビ斬り・大防御(タケ専用)



285 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/32(土) 12:34:42 ID:Zd11EyoQO
レッドマン乙!

286 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/32(土) 20:43:19 ID:s+KxCQeE0
もょもとギガツヨスwwwwwwwwwwww

287 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/02(日) 03:21:49 ID:9hI408ia0
おお、ドラマチックだ
頑張れw

288 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/02(日) 21:47:11 ID:7qy1GprbO
>>レッドマン
もうだめぽがナツカシス

289 :暇潰し ◆ODmtHj3GLQ :2006/04/03(月) 00:09:38 ID:yovtBz+s0
は~開幕6連戦疲れたよ・・・寒かったし
さぁ言い訳終わり

それでは>>229の続きです

290 :暇潰し ◆ODmtHj3GLQ :2006/04/03(月) 00:11:52 ID:yovtBz+s0
~Forbidden Fruits~    
「わ~綺麗な景色~!」
真理奈達は海の上にいた。
大きな船の甲板、左の船側に4人と1匹・・・と1人。
「いや~確かに綺麗な景色だ。けれどこの景色より綺麗なモノがある・・・
 それはイシスの姫!マイプリンセスっ!今あなたの王子様が迎えに行きますよ~」
うわぁ・・・これはちょっと・・・・・・んんっ!失礼。
鉄の鎧に鉄兜、鉄の盾、そして鉄の槍と、全身鉄装備に身を包んでいらっしゃって、
海に向かって叫ばれているこのお方はロマリアの"王子様"
その証拠に、装備しているもの全てにロマリアの紋章が入っている。
そんな柄ではなさそうだが、あの王様ありてこの王子あり、という事らしい。
「こんなヤツで本当に結婚なんか出来んのかよ?」「どうかのぅ・・・」
ジュードとパトリスは呆れて珍しいものを見ていた。
対して真理奈は普段では見られない青い海・青い空に感動していた。
真理奈を真ん中にして左側に王子様、右側にはフィリアがいる。
フィリアは背伸びをして手すりに乗り出し、船首が作り出す波や泡をじっと見ていた。
「フィリアちゃん、海好き?」
フィリアは首を微かに振り、真理奈に応える。
「船、初めて乗った」
「そっか~気持ちいいよね」
再び頷く。しかし、目線は海面からは離れない。
そんなフィリアに自然と顔がほころぶ。
「砂漠に咲く一輪の花!いやオアシス!まだ見ぬ貴女はきっと可憐な存在であろう!
 真夜中の星!いや月!いや・・・流れ星のような―――!!」
「うるせぇなぁ・・・まったく何でこんな事に・・・」
ジュードの問いに答えるには、少し時間を遡らなくてはならない。
アリアハンを出発した真理奈達は、大陸の東にある旅の扉に入った。
旅の扉を潜る時のあの何とも言えない感触。
体が自分の意思ではなく動かされ別の場所に移動していくような、
もしくは体が溶けてしまってどこかへ流れていくような・・・
そんな不思議体験をして、新たな土地に降り立ったのが昨日の事。


291 :暇潰し ◆ODmtHj3GLQ :2006/04/03(月) 00:15:00 ID:yovtBz+s0
~1日前~
「それにしても本当に歩いて世界を回るなんて・・・正気なの?」
「仕方なかろう。アリアハンには世界を回るのに耐えられる船が1隻しかないんじゃ。
 それもサマンオサに向かった使節が使っておるしのう。
 しかし我々はそれでも行かねばならん!世界を魔王の手から救う為にな!」
「何1人で盛り上がってんだよ、じいさん」
「ん?いやいや、ちょっとな・・・」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
旅立つ前のアリアハン城にて――
「ちょいと、レキウスちゃんよ」
「レキウス王だ。王!」
「いいじゃ~ん、ワシらの仲じゃろ~」
「うるさい!で、何だ?」
「例のモノ、しっかりと頼むぞ」先ほどまでとは違い、真剣な顔で言うパトリス。
「分かった分かった・・・その代わり、お前もしっかりとな。でなければ・・・」
「分かっておるわい。それじゃあね~」
「ったく・・・ヤツはいくつになっても―――」ブツブツ・・・
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「ムフフ」「何だよ、気持ちわりぃなぁ・・・」
「こっちの話じゃ。気にするでない」
「話、脱線してる」フィリアが珍しく喋る。
「おうおう、そうじゃった。そんな訳でな、とりあえずは歩いて行くしかない」
「ダルい~外国行くのに歩いて行くなんて・・・飛行機なんて無いんだろうし」
「ヒコウキ?」
「空飛ぶ機械よ。あ、こっちには機械もないんだっけ?面倒な世界だなぁ・・・」
「お前の世界では空を飛ぶのか?」
「そ~よ。誰でもどこへでもひとっ飛び~」「それは凄いな・・・」
「勇者ロトは不死鳥ラーミアを蘇らせ大空を飛び回ったと言うが・・・
なんとも便利な世界じゃのう」
「こっちが不便なだけよ」
「話、脱線してる」・・・フィリアさん。もっと喋っていいんだよ?


292 :暇潰し ◆ODmtHj3GLQ :2006/04/03(月) 00:17:44 ID:yovtBz+s0
そんなこんなで真理奈達はロマリアの大地に踏み込んだのです。
王国ロマリア。平原に位置するこの国は、土地に困る事無く栄えていった。
重ねて海・山共に近いので、豊富な食料にも恵まれており、
国民は豊かな暮らしを約束されていた。
町は活気に溢れ、娯楽施設までも存在している。
「へぇ~アリアハンとは違ってちょっとは楽しめそうなトコロね~」
「遊びに来たんじゃね~んだぞ」
「分かってるって!じゃあさっそく王様に会いに行きましょ」
(絶対忘れてたな・・・)

「おぉ、アリアハンのからの使者ですか。何用ですかな?」
ロマリア王ストゥルート。見た目はまだ若く、しっかりとした王様だが、なかなかユニークな人らしい。
何でも仕事を国民に任せて街に遊びに行ってしまうようだ。
しかし、そんなお忍びを繰り返したおかげなのか何故か国民からの人気は高かった。
「何か魔王軍が復活したらしいんで同盟を組みたいんだって~」
「真理奈、それじゃあ伝わりはせんて・・・
 ロマリア王、魔王軍にアッサラーム・バハラタが滅ぼされたのは聞いておろう。
 このまま放っておいてはどんどんと犠牲が増えるだけじゃ。
 そこでアリアハン王は、世界中の都市と連合を結成することを提案された。
 是非ロマリアもその連合に加わって欲しいのだが、いかがかな?」
「なるほど、分かった。喜んで連合に参加させてもらおう」
「即答じゃん・・・」
「ただし、1つ条件がある」
「えぇ~?良いって言ったじゃん・・・」
「私の息子がもういい年でな。そろそろ嫁をと思っておるのだ。
 そこで本人の希望を聞いてみると、イシスの姫が良いと申してな。
 何でもイシスでは女王を始め絶世の美女が揃っているらしいではないか。
 カッコイイ私の息子にはそのくらいの嫁でなくてはならないと私も賛成したのだ。
 そこでだ。そなたたちに息子と一緒にイシスまで行き、嫁を貰って来て欲しい。
 無事に息子の婚約を成立させることができれば加盟しよう」
「無理難題じゃん・・・」


293 :暇潰し ◆ODmtHj3GLQ :2006/04/03(月) 00:22:25 ID:yovtBz+s0
「え~っと、【そんな訳で私は船に乗っていたのです】・・・と」
説明してる間にトコロ変わって灼熱の砂漠を進む王子様一行。
見てるだけで暑苦しい装備のロマリア王子は先頭を切っている。
「この暑さ!君の僕に対する思いが熱気として伝わってきてるんだね!」
よくもまぁそんなに元気でいられるもんだ・・・
そんな王子の後ろをジュードと真理奈は歩く。
「【でも今は砂漠にいるんだよね~こんなんで世界を救えるのか不安だよ・・・】」
「何1人でブツブツ言ってるんだ?」
「ん~?いや、メール打ってただけだよん」
「また機械ってヤツか?」
「そ。でもこっちの世界じゃ使い物にならないみたい・・・」
事実、アンテナは今も圏外を示している。ルビスと話す時だけは反応するのだが・・・
(みんな元気にしてるのかなぁ。メールもできないなんて・・・
 ったく、電波届くように出来るならやれっての!まじルビス使えね~)
「この世界とは違う世界、ね。お前の世界に1回行ってみたい気もするよ」
「じゃあ私と一緒に帰る?」
「そうすっかなー」
「そしたらジュードが私の世界を救うんだよ?」
「あ~それだけは勘弁だな」
「ピーピー!!」
「自分が一緒に帰るって?確かにジュードよりブルーの方が世界を救ってくれるかもね」
「俺はスライム以下かよ・・・」
「ピー!」
ブルーは当然とばかりにジュードに向かって胸を張った。
・・・どうでもいいけど、スライムって暑さで溶けそうだよね。


294 :暇潰し ◆ODmtHj3GLQ :2006/04/03(月) 00:26:24 ID:yovtBz+s0
今日はここまでっす

295 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/03(月) 01:11:12 ID:/HLzBCN40
>・・・どうでもいいけど、スライムって暑さで溶けそうだよね。
笑った

296 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/03(月) 16:00:06 ID:rHarDqxZO
<<暇潰しさん乙です。今更ですが斬新ですね。続きを期待してます。

297 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/03(月) 18:02:13 ID:DSylJR9C0
レッドマン・>>288

貴様ら!2ちゃん暦5年以上だな!?

暇潰し乙。話のペースが凄い速そう。でも何か和むね。

298 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/03(月) 23:02:25 ID:Xwp96Tzq0
>>297
かぎのおとが
おやがかぎわたしや
もうだめぽ

299 :暇潰し ◆ODmtHj3GLQ :2006/04/04(火) 01:09:29 ID:55QW6ukiO
>>295-297
ありがとう!

話のペース早いか~もっとじっくり書いた方がいいのだろうか…


300 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/04(火) 03:42:44 ID:G+AFvISaO
いやいや十分楽しませてもらってます。次回期待してます。

301 :総長 ◆8X2v8DcqWM :2006/04/04(火) 07:59:08 ID:q8q61AfP0
しかしでかい。しかも開いてない。鍵はかかってないようだがこんなもん開けれるか。
おいおいこれじゃ開かなねーぞどうするよ?なんだよ。はいはい。わかりましたよ。
俺とパンツは左右の扉の前に立つとあらん限りの力を振り絞って押した。
く…ピクリともしない。ねーちゃんが俺とパンツにバイキルトをかけた。力が漲る。
ふんッ…ぬうううう…ぬおおおおおぉおぉぉぉ…

血管がはち切れそうになりながら必死になる俺とパンツ。やがて扉は少しづつ開いていく。
ある程度開くとあとは惰性でわりと楽に開いた。

熱い。さっきまでの寒気が吹き飛ぶほど熱い。なんだこの熱気は。
そりゃそーだ。これは溶岩だ。所々地面の隙間から熱気が噴出している。
とにかく俺たちは進むしかない。汗を拭いながらひたすら歩いた。
そうしてたどり着いた先は行き止まりだった。一際大きな空洞で立ち止まった。
つーか熱いだけで何もねえ。
…ん?今微かに地面が揺れたような。いや気のせいだろう。気のせいという事にしておこう。


302 :総長 ◆8X2v8DcqWM :2006/04/04(火) 07:59:42 ID:q8q61AfP0

…やはり揺れている…。

……しかも徐々に振動が大きくなる。みんな終始無言だ。

ねえ…ちょっと…揺れてない…?

勇者がついに口を開く。あーあやっちゃったよ。こいつ明らかにズラの人に向かってカツラですか?
って聞くタイプだな絶対。ここは総長としてみんなを鼓舞しなければ。
先頭を歩いていた俺は振り返る。

いいかおまえら。例えこれから相対する敵がどんな怪物だとしてもだ。例えどんな
山のような化け物だとしてもな…鬼浜爆走愚連隊は最強だという誇りをもってだな…

なんだ?みんな目が点になっている。俺の顔になんかついてるか?そんなジロジロ見んな。
おっさんがガタガタ震えながら後ろを指差す。何だよまったく。
俺は後ろを振り返った。そしてとんでもないものを目撃した。

………ダッシュ……

俺が小さな声で呟くやいなやそれはそれは凄い速さで転進した。おそらくマッハはでていた。

303 :総長 ◆8X2v8DcqWM :2006/04/04(火) 08:00:37 ID:q8q61AfP0

むおおぉぉぉぉおおぉぉぉ!!!!!!!!!

全員さっきの扉をこえると一気に閉めた。今度はみんなで閉める。必死だ。
落ち着け。あまりの突然の出来事に引き返してきてしまった。逃げてどーする…

おーーーーーーっきかったねー

勇者が半笑いで言った。まあ確かに笑うしかない。冷静に記憶を呼び覚ましてみるが
とりあえず頭らしきものが三本見えた。あれに胴体がついて…うーん…
とにかくとんでもないデカブツだ。これは気を引き締めてかからなければ俺たち全員
あの化け物の胃の中に納まる事になる。

ガンッ!!!ガンガンガンッッッ!!!!!!

突然金属音が響き渡る。どうやらあのデカブツが扉を叩いているようだ。

ガンガンガンッ!!!!ガンッ!ガンッ!

…ちょっと様子見るか。

ガンッ!!!ガンガンガンッ!ガン!!!!!!

あーうるせえ!わかったわかった今すぐぶっ飛ばしやるから静かにしてろ!

俺が扉を開けようとするとねーちゃんに止められた。

待って…妙だわ。もう少し待ってみて。

暫くして音は消えた。どうやら帰ったようだ。

304 :総長 ◆8X2v8DcqWM :2006/04/04(火) 08:01:17 ID:q8q61AfP0

やっぱり。やまたのおろちは自分ではこの扉開けられないわ。

え?どういう事だ…?理解するまで三秒程かかった。つまりだ。あのデカブツは
自力でここを開けられない。でもはジパングを襲われている。

わかったでやんす!アイツは透明人間になって瞬間移動できて空を飛べるで
やんすね!?とんでもな化け物でやんすな!

…つまりだ。自力でここを出れないとなると何者かがここをいちいち開けている事になる。
そして国を襲わせていると。一体何の為にだ!?謎だらけだ。

どうやらやまたのおろちを退治すればいいだけの問題じゃなさそうね。

ねーちゃんが難しそうな顔をする。とりあえず俺たちは一旦引き返して出直す事にした。


305 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/04(火) 08:34:54 ID:HKlrmJD40
総長乙!
                      /⌒\ 
      /⌒ヽ      / ⌒ヽ  _(^ω^ )     /⌒\
     ( ^ω^)―--( ^ω^ ) ̄      ⌒ヽ (^ω^ )
⊂二二二      /⌒   ⌒ ̄ヽ、    /~⌒    ⌒二二二⊃
     |      |ー、      / ̄|297  //`i      /
      | レッド| | 288  / (ミ   ミ)  | 298  |
     |マン | |    | /      \ |    |
     |    |  )    /   /\   \|       ヽ
     /   ノ | /  ヽ ヽ、_/)  (\    ) ゝ  |
     |  |  | /   /|   / レ   \`ー ' |  |  /


306 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/04(火) 13:07:54 ID:5YUG3N820
>わかったでやんす!アイツは透明人間になって瞬間移動できて空を飛べるで
やんすね!?とんでもな化け物でやんすな!

パンツ斬新すぎwwwww
総長GJ

307 : ◆vNFYAR5c0g :2006/04/04(火) 13:27:10 ID:iSjD7R4F0
試練の森東エリア 12:15

「うぉぉぉ!」
ゲンドウが俺に向かって剣を振り下ろしてくる。
その攻撃は体を反らすことでなんとか避けることができたが、続けて
ゲントウは剣を平行に振り、俺の体を切り裂こうとしてくる。
剣が体に当たるギリギリのところでバックステップを使い、胴体を裂かれるのをまぬがれることが
できた・・・
「どうした?逃げてばかりでは俺を殺すことはできんぞ?」
ニヤニヤと笑いながら俺に言葉をかけてくる。

そうは言っても俺は丸腰なんだ、それだのにこの巨体に向かって殴りかかるなんて
無謀にもほどがあるだろう・・・・
そもそもスピアもウルフも俺と巨体を戦わせるなんて・・・死んでこいといっている
ような物だ!
しかしそうは思ってもこの状況が変わるわけでもない・・・あの二人はそれぞれ
小柄なゲイトと女性のカインと戦っている。
 
ゲンドウが剣を水平に振り再び襲いかかってくる!

俺はゲンドウからバックステップを使い距離を離し、なんとか逃げる方法を考えることにする。

まず思いついたのが敵に背をむけ逃げ出すという方法だが、それは危険だ。
なぜなら、背を向け真っすぐ走り出すと後ろから巨体が逃がさないと剣を投げてくる
おそれがあるからだ。漫画なんかのパターンだが現実にも起こらないとは限らない。

でも見たところゲンドウは力まかせに戦うタイプのようだ。
小刻みに走れば逃げることは・・・

「避けてみろよ・・・!」
すると突然巨体が俺に向かって剣を振りかぶりながら突進してきた!
それも普通の人間とは思えないほどのスピードで!

308 : ◆vNFYAR5c0g :2006/04/04(火) 13:43:37 ID:iSjD7R4F0
魔界 魔王城 12:00

「ゾーマ様だ」
キングヒドラが今にも飛びかかろうとするオロチに向かって言った
その言葉を聞いたオロチはあわててイスに座り直した。

その言葉からわずか10秒ほどで大魔王ゾーマが五人の魔王の元へと現れた

巨大な王座に座り、ゾーマが口を開く
「サウム、現在の状況はどうだ?」
サウムと呼ばれた長髪の男は、ゾーマの方に席を座り直し報告を始めた
サウムが主に報告したのは、バラモスの連れてきた男の状態と現在の軍の状態であった

報告を聞き終えたゾーマは静かに口を開いた
「あの方に今さっき会ってきた」
その言葉にサウムを除く四人の魔王は驚きを隠せないでいた
「それで、あの方はなんと?」
バラモスがゾーマに問う
「あの方は現在の状況に満足しておられる・・・・しかし」
ゾーマは空気を吸い、言葉を続ける
「もしあの方の期待に背くことがあれば、消されるのは我々だということを忘れるでない」

沈黙

会議室には緊張が漂っていた

「それでは、皆持ち場に戻るが良い、続きは明日だ」
ゾーマのその言葉の後、魔王達とゾーマは緊迫した表情のままそれぞれの持ち場へと
ルーラを唱え戻っていった・・・二人を除いて・・・・



309 : ◆vNFYAR5c0g :2006/04/04(火) 13:52:47 ID:iSjD7R4F0
「それで、お前はどうするんだ?サウム」

誰もいなくなった会議室で残った二人はサウムとバラモスだった
バラモスはサウムの側へと行き、言葉を発した

「どうにも・・・私の考えに変わりはない」

バラモスにサウムは普段と変わらない口調で言葉を返した。

「しかしどうするつもりだ?一体なにを考えているのか、わしにもよくわからん」

そのバラモスに向かって高くも低くもない声で答える

「ゾーマもあの方も他の魔王達も利用させてもらう。もちろんあの男もな」

「あの男とは?」

「お前が物質界からつれてきた男だ。あれは使えると思わないか?」

「しかし、なにを考えている?」

「いずれ分かるさ・・・近いうちにな。」


310 : ◆vNFYAR5c0g :2006/04/04(火) 13:53:40 ID:iSjD7R4F0
久々に投下。
今は反省してる。

311 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/04(火) 21:05:01 ID:G+AFvISaO
なんで? 面白かったよ

312 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/04(火) 22:46:41 ID:KK7t1FwD0
うむ、面白く読んでるよ
頑張って続けてクレ

313 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/05(水) 06:19:49 ID:ssysLzhcO
魔神氏久々の降臨!
元ネタはむしゃくしゃしてやった。今は反省している。だったっけ?

314 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/05(水) 08:00:47 ID:iFOIg1IK0
  _  ∩
( ゚∀゚)彡 職人さん達 ガンガレ! ガンガレ! 
 ⊂彡
   _
⊂ヽ ゚∀゚)ヽ    ガーンッ!
  `ヽ  ヽ' ))
   ノ   ノ
  し' ⌒J

    _
  ( ゚∀゚) ミ   ガレッ!!!
 γ 二つ つ
  {   (
  ヽ,_)ヽ,_)
                            それがVIPヌクモリティ

315 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/06(木) 01:33:12 ID:anzrCVbjO
バラモス萌え

316 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/06(木) 13:08:30 ID:zFNoh3+Y0
主人公の陰が薄い件について。

317 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/06(木) 22:56:41 ID:2Fe4jUbNO
保守

318 :暇潰し ◆ODmtHj3GLQ :2006/04/07(金) 00:47:34 ID:2gW1Udxj0
>>293の続き

イシス。砂漠のオアシスに存在する国である。
女王を始め、女性が主として国を治めている。故に男の心のオアシスとも言われる。
ロマリア王の言っていた噂が本当なのか、魅力ある女性が多いらしい。
その噂を確かめようとして、たどり着くまでに死ぬ輩もちらほらいるようだ。
「ようこそロマリアの王子、アリアハンの使者よ。はるばる灼熱の国へようこそ。
 我々イシスの民はあなたたちを歓迎します」
「はじめましてイシスの女王。私はロマリア王ストゥルートの息子、フィリーと申します。
 お目にかかれて光栄です」
(お、王子ってばこんな時は真面目じゃん)
「それでこの度はどのような用件でしょうか」
「はい。実は私、つい先日16になったのです。
 そこでイシスの可憐な姫を結婚相手に迎えたいと思い、本日伺ったのです」
「・・・なるほど。しかしそれは困りましたね。
 イシスでは古来より王族の結婚相手は身内で、という決まりがあるのです」
「それは・・・存じ上げませんでした・・・」
フィリーが落胆を隠し切れないまま言う。
(あ~あ、王子かわいそ~)
「・・・他国の王族の方との婚姻という前例の無い事を私だけでは判断できません。
 そこで太陽の王ファラオと聖霊ルビスの意向を知る為の占いを行いたいと思います。
 ですから今日はゆっくりとお休み下さい。部屋はこちらで用意致しますので」
(え?)
首をかしげる真理奈。どこかに違和感があるような気がした。
「・・そうですか。ありがとうございます。それでは失礼致します」
(・・・?なんだろ?)


319 :暇潰し ◆ODmtHj3GLQ :2006/04/07(金) 00:48:57 ID:2gW1Udxj0
女王との会見後、真理奈達は風呂で体中の砂を落とし、ご馳走をたらふく食べた。
食卓に食後のまったりとした時間が流れる。
最もフィリーはイシスの星空を見るとか何とか言って出て行ってしまったが・・・
「ね~結婚うまくいくかな~?」
「さぁなー。前例が無いって言ってたからダメかもな~」
「え~じゃあどうすんのよ」
「俺が知るか!」「・・ジュードの役立たず」「なんだと~?」「ピーピー!」
ブルーが2人の仲介に入るが、2人はまったく聞いていない。
「まぁまぁ、そう喧嘩するでない。それに、たぶん大丈夫じゃ」
「どういう事?」
パトリスが少し声のトーンを落として話す。
「恐らく、これは結果の決まった政略結婚じゃ」
「え?!どうして?」
「アッサラームが滅ぼされた今、イシスは陸の孤島と言わざるをえん。
 そんな時期にロマリアからの結納話。成立すれば新たな交流が生まれるからのぅ。
 イシスに断る理由はない。それに伝統を大事にするなら最初から門前払いのはずじゃ」
「じゃあ占いってのは?姫の気持ちはどうなるの?」
「政治上の決断に占いを取り入れてるみたいじゃからの。建前上必要なんじゃろ。
 姫がどのような方かは知らぬが、おそらく彼女の気持ちは考慮されんじゃろう。
 女は政(まつりごと)の道具なんじゃ」
「そんな・・・ひどいよ・・・」
「しかし我々の使命は連合を結成する事じゃ。
 政略結婚だとしてもワシらが手出しする事ではない」
「でもっ―――」
「じゃあ結婚させぬようにしてロマリアへ帰るか?
 それこそイシスに来た意味が無くなるわい。
 真理奈も自分の世界に帰れなくなっては困るじゃろう?」
「それはそうだけど・・・でも・・・そんなのっていいの?」
その問いに答える者はいなかった。答えは皆分かっているはずのに。


320 :暇潰し ◆ODmtHj3GLQ :2006/04/07(金) 00:51:13 ID:2gW1Udxj0
次の日、使用人に(1人を除いて)優しく起こしてもらい、再び女王の間へ。
「おはようございます。旅の疲れは取れましたか?」
「はい・・・正直なところ占いが気になってあまり眠れませんでした」
(だから星なんか見に行ってたのかな?)
無理矢理起こされた真里奈はダルそうだ。
「そうですか・・・お待たせしてしまって申し訳ありませんでした。
 それでは昨夜行った占いの結果を伝えましょう」
皆の息が詰まる。それを確認するように間を空け、女王は話し出す。
「イシスには古来より女王戴冠の儀式というものがあります。
 女王候補がピラミッドから先祖の財宝を1つ受け取って来るというもので、
 財宝を無事にイシスまで持って帰って来られれば女王になれるのです。
 その試練をもってして今回の婚姻が正しいのか否か定めよ、と仰せ使いました。
 ですからあなた達には次の女王候補であるプエラとピラミッドへ向かってもらいます。
 プエラ、入ってきなさい」
プエラと呼ばれた姫は、白い衣に身を纏い、背中まである髪を静かに揺らしながら
真理奈達の前に姿を見せた。少し恥ずかしそうにうつむいている。
(うわ~可愛い~)
真理奈の10倍はかわ・・・ごほごほっ!ナンデモナイデス。
「プエラです。よろしくお願いします・・・」
フィリーがプエラに釘付けになる。これは一目惚れしたな・・・
「・・・そして今回あなた達に授からんとする財宝は、黄金の爪です」
「黄金の爪?」
「それでは行きなさい。神の召すままに・・・」
王子の疑問には答えない女王。
「はい!」
しかし王子は女王の言葉の全てを受けて、答えた。


321 :暇潰し ◆ODmtHj3GLQ :2006/04/07(金) 00:53:39 ID:2gW1Udxj0
真理奈達とプエラは軽く自己紹介をし、さっそくピラミッドへ向け出発した。
「それにしても、儀式に我々も付いていってよいのですかな?」
「儀式とは言っても、今では形だけのものです。
 昔は女王候補と、その婚約者だけで行っていたらしいのですが・・・
 危険も大きいので護衛を連れてもいいと決められたのです」
「なるほど。それで黄金の爪についてはご存知ですか?」
「黄金の爪はイシスの財宝の中でも、一番の秘宝と言われています。
 何でもピラミッドの地下深くに眠っているそうですが・・・
 ピラミッドにはモンスターが巣食っております。
 皆様お気をつけ下さいませ。私も微力ながら善処致します」
「姫自ら戦っていただかなくても、このフィリーがあなたを守ってみせますよ!
 なんとしても黄金の爪を手に入れましょう!」
「はい!頑張りましょうね」
プエラがニッコリと答え、その笑顔にフィリーがますます張り切りだす。
「さぁ行きましょう!黄金にも勝る2人の輝かしい未来の為に!!」
「ふふふ」
いつもよりテンションの高いフィリーはむやみに鉄の槍を振り回し砂漠を進む。
危ないっての・・・
「・・・ねぇ、プエラ?イヤだったら止めてもいいんだよ?」
昨晩の事を引きずったままの真里奈が堪らずに口にする。
「どうしてですか?」
「どうしてって・・・こうなったのはプエラの意思じゃないじゃん」
「そうですね。しかしこれはイシスの姫として生まれた私の運命なのです。
 それに・・・フィリー様は楽しい方ですわ」
(えぇ~どこが・・・?)
それはさすがに口にしなかった。
「お気遣いありがとうございます。
 大丈夫ですよ、正しいかどうかは神様が決めてくださいます」
そう言って微笑むプエラに対して、真理奈は何も言えなくなった。
多くの運命を定める王家の墓、ピラミッドはもう目の前に迫っていた。


322 :暇潰し ◆ODmtHj3GLQ :2006/04/07(金) 00:55:40 ID:2gW1Udxj0
本日はここまでです

それにしてもプエラは良い娘だなぁ~こっちを主人公にすれば良かったかな
誰かさんはちっとも女らしくないしな~
おっと、殺気が・・逃げるお( ^ω^)ブーン

323 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/07(金) 01:45:42 ID:XEZ+pth0O



324 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/07(金) 02:18:50 ID:sYtHI5fv0
乙です

325 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/07(金) 18:11:19 ID:GT6kjOA/O
暇さん乙です!

326 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/08(土) 15:37:32 ID:z871vs510
     ,__     |  ついでに職人達の為に祈っといてやるか・・・
    /  ./\    \____________________
  /  ./( ・ ).\       o〇       ヾ!;;;::iii|//"
/_____/ .(´ー`) ,\   ∧∧         |;;;;::iii|/゙
 ̄|| || || ||. |っ¢..|| ̄  (,,  ,) ナムナム   |;;;;::iii|
  || || || ||./,,, |ゝ iii~   ⊂  ヾwwwjjrjww!;;;;::iii|jwjjrjww〃
  | ̄ ̄ ̄|~~凸( ̄)凸 .(   )~ wjwjjrj从jwwjwjjrj从jr


327 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/08(土) 20:16:19 ID:eeG1QUtF0
保守

328 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/09(日) 14:33:31 ID:BJQjo9PoO
保守

329 :総長 ◆8X2v8DcqWM :2006/04/09(日) 14:43:17 ID:j9ElVlcI0
パンツが腹が減ったとごねるので飯にする事にした。ここでいいんじゃないさっきも
寄ったしと勇者が立ち止まる。げっここは…ここは例の酒屋だ。ヤバイバレる。
おいここはやめて別のとこにしようぜなんか辛気臭い店だしってオイ!総長である
俺を差し置いて勝手に店に入るな!あーあ行っちゃったよ。

中に入るなり店長と目が合う。意味深な目で見つめる俺。いいかくれぐれも俺に神酒を
渡した事は喋るなよ…そんな視線。店長はコクッと頷いた。通じたようだ。
やはり真の男同士は目で語れるものだ。店長イカスぜ!あんたも漢だ!

あなたはさっきの!生きてたんですね…!神酒は役に立ちましたか!?

一気に俺に集まる視線。な…なんだよその目は!見るな!こっちを見るな!
まあいいわとりあえず座りましょうとねーちゃんが誘導する。

さて。うんそうだな。まあここは英気を養うためにまず一杯…ピシッ!
ねーちゃんの張り手が持ちかけた俺のグラスを叩き落した。やっべ目が座ってる。
仕方がないので酒は一旦諦めて真面目に会議をする事にする。


330 :総長 ◆8X2v8DcqWM :2006/04/09(日) 14:44:09 ID:j9ElVlcI0
議題は二つ
・どうやってあのデカブツを葬るか。
・誰があの扉を開けて町を襲わせているのか。

デカブツは本気だせばどうかなるだろ?大体酒飲ませて動けなくなったとこ襲うなんて
男の闘い方じゃねえ!

…………。まあいわ。それよりも問題はあの扉。まず考えられるのは魔王軍。
でも私はこの線は薄いと思う。

…なんと。大本命をいきなり切り捨てやがった。てかありえねーだろ。わざわざあんな
化け物をけし掛けたり閉じ込めたり繰り返す様な奇特なバカは魔王以外いねー。

しかしねーちゃんが続ける。

魔王軍なら一気に滅ぼしてしまうと思わない?なぜ中途半端に襲わせるのかしら。
見たところこの町に目立った被害わないわ。生贄が要求されるくらい。
そんな回りくどい事をするメリットなんて無いわ。見せしめに一気に潰した方がいいもの。

……なるほどな。そう言われりゃそーだ。じゃあ一体誰が…
あの洞窟は普段人は近寄るのかとねーちゃんが店長に尋ねる。店長曰く国の御触れでなるべく
近寄らないようにとの事だそうだ。近づいたら牢ぶっこむぞって程でもないが、
あまりいい思い出の場所でもないので滅多に自発的に行こうという人はいないらしい。

331 :総長 ◆8X2v8DcqWM :2006/04/09(日) 14:44:49 ID:j9ElVlcI0
益々行き詰る。いや行き詰るというよりはなんだろうこれは。強烈な違和感を感じる。
……………。まさかな。そんなはずはない。ねーちゃんと目が合う。どうやら同じ事を
考えていたようだ。

ヒミコの所へ行こう。

まさか国が犯人だとは思えない。ただこんな大掛かりな事をできるのは魔王軍かこの国の
機関かのどちらかだ。少なからず何かは知っているはずだ。

勇者とおっさんは難しい顔をしているが仕方ないと頷いた。パンツは寝ている。
俺達は店長一家に礼を言うと足早に城を目指した。

332 :総長 ◆8X2v8DcqWM :2006/04/09(日) 15:12:26 ID:j9ElVlcI0
衛兵の制止を振り切り俺達は中に入った。そしてヒミコの前に立つ。
勇んで来たはいいものを何をどう説明しようか。やべこのままじゃまた只の侵入者だ。
と、ねーちゃんが簡潔に事情を説明した。ひみこはため息をつくとそこにいる全員席を
外せと命令した。

実は…確かにおかしいのじゃ。突然解けた封印。姿を見せるが実際大して暴れたりはせん。
しかし封書で生贄を出せと要求する。無論あの化け物がそんな事できるわけは無い。
その存在だけで国の民は脅えおる。

コイツは本当に何も知らなさそうだ。……………。よし。明日もう一度あの洞窟へ行こう。
面倒くせえ。ごちゃごちゃ考えるのはアイツをぶっ飛ばしてからだ!

すまんな勇者殿達よ。

勇者はいいんです頑張ってきますと笑顔で答えた。決戦は明日だ。



次の日。さすがに今日は誰一人寝坊する事はなかった。パンツですらキチンと起きたのだ。
奇跡。やれば出来るじゃねーかと話かける。ちょうちょが…ちょうちょが…
寝ぼけてるのか何言ってるのかさっぱりわからない。いや違うこれは寝ぼけてるのではなく
寝ているのだ。体は起きているが頭は寝ている。さすがパンツ侮り難し。

俺達は真っ直ぐ洞窟を目指した。中に入る。一度来ているので今回は進むペースが早い。
迷うことなく扉の前に到着した。一気に開ける。

333 :総長 ◆8X2v8DcqWM :2006/04/09(日) 15:13:28 ID:j9ElVlcI0




最深部に奴はいた。咆哮が腹に響く。無意識に後ずさってしまう。チクショウ前に出やがれ
俺の足!みんな完全に気持ちが呑まれてしまっている。ここは先陣きって俺が行くしかない!

俺はダッシュで一直線にデカブツを目指した。ねーちゃんがすかさず補助呪文を唱える。

いくぜええええぇぇぇぇえええ!!!!!!!!
ガキィィィィィィィイイイインンンッッ!!!!

金属音が洞窟内に響き渡る。コイツなんて硬い皮膚してやがんだクソが!…え?

信じられない光景だった。俺の愛用ドラゴンキラーが真っ二つに折れた。

おいおい!ドラゴンキラーとは名ばかりか!いやいや有り得ないから!そしてデカブツと目が
合う。ゆっくり口を開ける。ははは…次の瞬間凄まじい炎が放たれた。一瞬にして目の前が
真っ赤だ。ねーちゃんが反射的にかけてくれたフバーハのおかげで何とか持ちこたえる。
が、痛い。超熱い。

隣では勇者とパンツが必死に切りかかっていた。炎をギリギリでかわしつつ刃を立てる。
しかし聞こえるのは乾いた金属音だけであまりダメージはないようだ。

…仕方がない。俺だってバカじゃない。こんな超規格外の相手に丸腰で挑んだりはしない。
昨日一晩考えて奥の手を用意しておいた。毒を以って毒を制す。目には目をデカブツには
デカブツを…!

ド ラ ゴ ラ ム !!!!


334 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/09(日) 16:29:52 ID:UcD1SovKO
何ィィィィィッ!!!

335 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/09(日) 16:39:07 ID:1gvx0fE8O
総長ドラゴラムか!

336 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/09(日) 16:40:02 ID:1gvx0fE8O
ごめん
sage間違った…

337 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/09(日) 16:42:46 ID:IRNQLsnU0
原へった

338 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/09(日) 17:07:46 ID:594RKNJoO
DQ3仕様のドラゴラムってはぐれメタルも一撃だしヤバくね?

339 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/09(日) 17:22:20 ID:MMnNMR/e0
わかりやすい住人だな。

340 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/09(日) 18:06:02 ID:tkrsRsdN0
リュウジさんが竜になった!!!


341 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/10(月) 01:42:43 ID:1FTb1UNOO
すごいな総長!

342 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/10(月) 01:43:29 ID:5hh/KXo90
あぁロトの紋章のドラゴラム×2の怪獣大決戦を思ってしまう

343 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/10(月) 03:10:15 ID:wOPno65XO
ここらでハヤトが助けに来る展開キボン。

344 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/10(月) 16:21:56 ID:5fgW9QZKO
ジュワ!

345 :レッドマン ◆U3ytEr12Kg :2006/04/10(月) 17:27:33 ID:zPVQ5wk60
タケ………………………………タケ…………………

懐かしい声だ。―――――――― 誰だ?しかし思い出せない。次第に声が大きく変わっていった。

 もょ「タケ!!」
 タケ「あ、ああ………………もょか。どうしたん?」

声の主はもょもとだった。しかし最初は確かに別人の声だったのだ。

 もょ「ぶじでよかった!!しんぱいしたんだぞ!」
 タケ「す、すまん。今はどこにいるんだ?」
 もょ「ムーンペタだぞ。あんしんしてやすんでてもいいぞ。」
 タケ「悪いな。迷惑かけてしもうたわい。それよりムーンちゃんとレオンは?」
 もょ「ムーンはとなりのへやでねているぞ。なんでもタケをちりょうしてつかれたらしい。レオンはそとにいるぞ。」
 タケ「わかった。ムーンちゃんには感謝しなきゃな。あの娘には頭があがらへんわ。ムーンちゃんは慣れてないから結構疲れていたんじゃないのか?」
 もょ「ムーンはとちゅうでおれがおんぶしてもどったんだ。ムーンはちょっとおもかったぞ。」
 タケ「ア、アホ!!そんな事言ったらアカンやろが。いくらなんでも失礼やんか!」
 もょ「なにおこっているんだよ。へんなやつだなぁ。」
 タケ「もょに言われとうないわ。このドアホ!」

ムーンに聞かれなくて良かった。しかしもょもとの頭の悪さはどうにかして欲しいものだ。

レオン「よう。ちょっといいか?」
レオンが部屋に入ってきた。何か申し訳なさそうな表情をしている。

レオン「もょもと。すまなかった…………………」


346 :レッドマン ◆U3ytEr12Kg :2006/04/10(月) 17:29:11 ID:zPVQ5wk60
 もょ「きにするなよ。それよりもひだりうではだいじょうぶか?」
レオン「えっ!?と、とりあえずは大丈夫だ。」
 もょ「それならよかった。」
 タケ「(おい!もょ!何言ってるねん。俺は殴りたらへん位むかついているんやで。)」
 もょ「(タケのきもちもわかるがここはおれにまかせてくれないか。)」

俺なら完全にブチ切れているんだがここはもょもとに任せるか。
 
レオン「し、しかし納得できない点がある。」
 もょ「どうしたんだ?」
レオン「普通なら俺みたいな立場の人間がここにいれるはずがないんだ。何故俺を受け入れるんだ?」
 もょ「そうだなぁ…………だれにもしんでほしくないからかな。」
レオン「どういう事だ?」
 もょ「ムーンはおやじさんをなくしたんだ。たましいだけおしろにいるってかんじだな。」
レオン「残留私怨か…………」
 もょ「そのときムーンがすごくないたんだ。ああゆうのはにどとみたくはないな。」
レオン「そうか………もょもと、お前は純粋な奴だな。」
 もょ「いきなりどうしんだ?」
レオン「あの御方以来だな。何か暖かいものを感じだのは。ありがとうよ、もょもと。」
 もょ「なにいっているんだ?かんしゃされることはしていないぞ。」
レオン「気にするな。俺にとって懐かしい物を思い出したからな。」

何言っているんだこいつは?しかしもょもとの純粋な心意気は俺も理解は出来る。



347 :レッドマン ◆U3ytEr12Kg :2006/04/10(月) 17:30:34 ID:zPVQ5wk60
 もょ「レオン、おれたちといっしょにくるか?」
レオン「えっ!?あ、ああ。しかしなんだか一緒に行動しにくい感じだな。」
 もょ「レオンがいたらこころづよいぞ。いっしょにいこう。」
レオン「ただし、俺の仲間達を一緒に探して貰うけど構わないか?」
 もょ「かまわないぞ!」
レオン「そうか。決まりだな。改めてよろしく。もょもと。」


>レオンが仲間に加わった。


 もょ「レオン、すまないがおれもよすませてもらうよ。」
レオン「おっと、悪かったな。俺も自分の部屋に戻るとするよ。」

 タケ「もょ。おまえは立派な奴やで。」
 もょ「いきなりどうしたんだ?」
 タケ「俺なら同じような真似はできへんよ。」
 もょ「そうか?しかしなぜそういえるんだ?」
 タケ「いや、寛大な心の持ち主やなって思ってさ。」
 もょ「かんだいってなんだ?」
 タケ「『度量が大きく、思いやりがあり、むやみに人を責めない。』って事やで。まぁ、そんなもょだから俺も力になりたいって思ったんやで。」
 もょ「やっぱタケはかしこいな!おれがしらないことをなんでもしってそうだ。」 
 タケ「そんな事無いで。」
 もょ「そんなことないな。」
 タケ「突っ込みは相変わらずきついやっちゃの~。」
 もょ「まぁいいじゃないか。」

思い出せたわ………俺が他人のために体を張る理由が………

信頼。これほど嬉しいものはない。もょもとは俺を絶対的な信頼をしてくれている。

もょもとの思いやりに答えなくては………俺も気持ちを切り返して頑張るとするか。この世界で。

348 :レッドマン ◆U3ytEr12Kg :2006/04/10(月) 17:31:51 ID:zPVQ5wk60



一週間後。
俺達はムーンペタを離れることになった。サマルは槍術に慣れたみたいだし、リアも新しい呪文を習得したらしい。
戦力的には少しはマシになっただろう。
パーティ編成はもょもと(俺)・レオン・サマル・リア・ムーンの5人(実質6人)でなった。
  もょ「そろそろしゅっぱつするか。みんな。」
  リア「次の目的地はどこかなぁ?」
 ムーン「ルプガナって町よ。途中で砂漠を越えないといけないから水と食料は沢山持っていかないとね。」
 サマル「さ、砂漠を越えるのかい?大丈夫かな?」
 レオン「悲観的に考えてもしょうがないさ。とにかくルプガナで情報収集しなきゃな。」
トーマス「王女様………大丈夫でしょうか?」
カタリナ「私も心配です。ぜひ同行させて下さい!」
 ムーン「ダメよ。貴方達まで巻き込む訳にはいかないわ。それにもょもとやレオンみたいに頼もしい用心棒もいる訳だし。」
トーマス「し、しかし………」
 ムーン「これはムーンブルグの王女としての命令よ。兵士長トーマス!カタリナ!ムーンペタの警護を命ずる!!」
トーマス・カタリナ「はっ!!了解しました!」

へぇ、なかなかいい感じじゃないか。俺も思わず感心してしまったよ。

トーマス「もょもと王子。私からこれを………………」
  もょ「ん?この防具はどうしたんだ?」
トーマス「私が使用していた防具ですが、是非もょもと王子に使っていただきたいのです。」
  もょ「そういうわけにはいかないぞ。トーマスさんのだいじなぼうぐだろう?」

するとトーマスは小さな声でもょもとに話した。


349 :レッドマン ◆U3ytEr12Kg :2006/04/10(月) 17:32:55 ID:zPVQ5wk60
トーマス「王子のもう一人の人格、タケ殿に私や王女様達を救っていただいたお礼です。」
  もょ「な、なぜタケのことをしっているんだ?」
トーマス「カタリナから聞きました。王子は二重人格であると。」
  もょ「け、けど………」

  タケ「気にすんな。もょ。」

  もょ「タ、タケ!?」
  タケ「脅かしてすまん。カタリナさんはトーマスさんに話たんやで。俺の存在を。」
  もょ「えっ!?い、いいのか?タケ?」
  タケ「俺は別にかまへんよ。それにトーマスさんは俺等の事を毛嫌いしている事はないしな。」
トーマス「タケ殿。私からもお礼をさせて頂きたいのです。」
  タケ「そんなん結構ですよ。私はもょ…いや、もょもと王子の力になりたかっただけです。」
トーマス「私ごときに敬語など滅相もない!!命の恩人にそそうな真似はしたくありません!今後にも役に立つはずですから使ってやってください!」
  タケ「わ、わかった。もょ、トーマスさんの心意気を飲んでやってくれ。俺からも頼むわ。」
  もょ「タケがそこまでいうのならしかたがないな。わかった。よろこんでつかわせてもらうよ。」
トーマス「ありがとうございます。もょもと王子、タケ殿。王女様をよろしくお願いします。」

トーマスから鋼の鎧、鉄の盾、鉄兜を受け取った。早速もょもと身に着けるとちょっとは重たいが気分的には強くなった気がした。

  リア「もょもとさんかっこいい~」
 レオン「今のもょもとなら勝てる気がしないな。貧相な防具で俺と戦ったもんだ。」
  もょ「そ、そうか?」
 サマル「これからも頼りにしているよ。もょ。一緒に頑張ろう!」
 ムーン「さあ!皆いくわよ!」

俺達はルプガナに向う事にした。


350 :レッドマン ◆U3ytEr12Kg :2006/04/10(月) 17:39:37 ID:zPVQ5wk60
訂正です

×レオン「悲観的に考えてもしょうがないさ。とにかくルプガナで情報収集しなきゃな。」
○レオン「悲観的に考えてもしょうがないさ。とにかくルプガナに行って情報収集をしなきゃな。」


351 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/10(月) 22:25:17 ID:xANdqKVp0
レッドマン氏乙!
ルプガナへ行ったら新天地の道が開けるのかな?
これからの活躍を応援しているぞ

352 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/11(火) 06:11:09 ID:qTQh6aJSO
レッドマン乙!
もょもとの「ムーンはとちゅうでおれがおんぶしてもどったんだ。ムーンはちょっとおもかったぞ。」
素直な意見にちょっとモエス

353 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/11(火) 09:17:10 ID:yTWKf0r90
メインヒロインどっちなのか気になるな。


354 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/11(火) 13:53:41 ID:t0dYpWUt0
どうしてもフォックスのカメレオンを思い出してしまうofz

355 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/11(火) 17:52:03 ID:t0dYpWUt0
保守


356 :タカハシ ◆2yD2HI9qc. :2006/04/11(火) 22:20:03 ID:U4FiKkYZO
生存証明保守

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