俺の名はカインVol.3

298 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：02/11/28 19:05 ID:???

カインは理解していた。今からではフライヤの槍を止めることも避けることもできないということを。
フライヤもまた一流の竜騎士である。その攻撃は鋭く、まともに受ければ致命傷・・・もしくはそれに近いダメージを受けるという事は容易に予想がつく。
カイン（くっ！　こうなれば・・・・時よ！止まれっ！）

　し　か　し　何　も　起　こ　ら　な　か　っ　た。

当たり前である。カインは魔法が使えない。秘密道具をもってるわけでもない。もちろんスタンド使いでもない。時を止めるなどできようはずがない。
カイン（くっ！　やはりだめかっ！）
馬鹿なことを祈った自分を心の隅で自嘲しつつ、カインは咄嗟に体をひねった。
だが、フライヤの槍は避け切れない。駄目だ、やられる・・・・！
しかしその時、フライヤの動きが止まった。
それはほんの一瞬のことだった。だが槍の攻撃軌道上から体を外すには充分な時間。
カインは腰をひねった。そのすぐ横を動きを取り戻したフライヤの槍が過ぎていく。
・・・フライヤが外してくれたのだろうか？
カインはフライヤの顔をみた。だが、フライヤは信じられないという顔をしていた。
どうやら違うらしい。ならば・・・。

　１．細かい事は気にせず、続行だ！
　２．おいおい俺、超能力にでも目覚めちまったのか(・∀・)？
　３．それより印度って何だよ？