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もし目が覚めたらそこがDQ世界の宿屋だったら五泊目

1 :冒険の書庫の書記代理:2005/12/17(土) 22:49:59 ID:wtVzywQO0
ここは
「もし目が覚めた時にそこがDQ世界の宿屋だったら」
ということを想像して書き込むスレです。
小説形式、レポ形式、一言何でも歓迎です。

前スレが容量制限で書けなくなったため立てました。

前スレ
「もし目が覚めたらそこがDQ世界の宿屋だったら四泊目」(容量制限落ち)
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/ff/1128780044/

過去スレ
「もし目が覚めたらそこがDQ世界の宿屋だったら三泊目」
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/ff/1122390423
「もし目が覚めたらそこがDQ世界の宿屋だったら二泊目」
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/ff/1116324637/
「もし目が覚めたら、そこがDQ世界の宿屋だったら」
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/ff/1110832409/

まとめサイト
「もし目が覚めたら、そこがDQ世界の宿屋だったら」冒険の書庫
http://www.geocities.jp/if_dq/
※最近更新してない…書庫の中の人捜索中

131 :ローディ ◆qdB5QYIaRc :2006/01/05(木) 00:00:58 ID:CWPp4Ivg0
それは置いといて、俺はこの魔物に出会った時から感じていた。
嫌な予感…俺達は何かやり残している事がある様な…。
…まあ、俺の適当な予感など万に一つも当たらないし、気にしなくていいだろう。



村に着く。
海辺の村でなく、既に魔物に襲われ廃村となった村だ。
家は焼かれた跡があり、人間の骨が散らばり、誰が建てたのか、墓が並んでいる。
酷いありさまだ。全部魔物がやったのか…。益々許せんな。
「もう遅いし、今日はここで泊まって行こう。…あそこに破損していない家があるな。」
そう言うと、ヘンリーは唯一破損していない家に入っていく。
おいおい、大丈夫か…。幽霊が出たりしないだろうな?
幽霊が実在するかしないかなんて考えた事もなかったが、流石に人が大量に死んだ村に泊まるとなると、少し躊躇する。
「うっ!?」
ヘンリーが家の戸を開けた瞬間、驚きの声をあげた。
何かあったのだろうか。気になったので俺も行ってみる。
そこには女がいた。
別に普通に椅子に座ってお茶を啜っていたり、死に絶えていたり、でかい口を開けてイビキをかきながら寝ている訳ではない。
―――――石。
そう、それは石だった。女の石像が、家の中にあった。
…恐らく、俺と同じ運命を辿った女だろう。
魔物に反逆し、石にされ、そして、恐らく約10年…ヘンリーは10年前に初めて魔物に襲われた村と言っていたから、10年で間違いない。
その時、ヘンリーが石化を治す杖を持っている事に気付く。

132 :ローディ ◆qdB5QYIaRc :2006/01/05(木) 00:01:40 ID:CWPp4Ivg0
「はああ…!」
俺が声をかけるより前に、ヘンリーは既にストロスの杖を取り出し、精神を集中させていた。
そして、空高く杖を掲げると杖が光だし、やがて女の石像を包み込んだ。
徐々に女の石像が鮮やかさと取り戻していく…。

「…えっ…!?」
女が意識を取り戻すと同時に、驚きの声をあげる。
金色の長髪に青い服、身長は女にしては高い167前後だろうか。
「あれ…?私…確か石になったはず…。」
女は完全に混乱している。俺も数週間前、同じ状況にあったので、気持ちは良く分かる。
ヘンリーは淡々とした口調で、この村に到着してからの事を女に話した。
「そうだったの…助けてくれてありがとう。」
女は深くお辞儀をする。
「おい、何故お前だけ石にされたんだ?」
ヘンリーが女に問う。
確かに、さっき俺は反逆したからと思ったが、別にこの女だけ反逆したとしても、わざわざ石にする必要は無い。
…いや、魔族の世界には反逆した奴は石にすると言う規則があるのかもしれないが。
「…ゲマと言う魔道士に『弟を探している』と言ったら、魔道士が『石化で許してやる』と言って、石化されてしまったの…。私の弟と魔族が関係あるのかしら…。」
ゲマ、か…。
石化という時点で予感はしていたが、まさか奴の仕業とは…。
久々に聞いたな…ゲマという名前…。
奴にはまだ、ボロンゴとドランゴについて何も聞いていない。ゲマを殺してでもボロンゴ達と会うつもりだ。
「お前の弟は、どんな奴だ?もしかしたら知っているかもしれない。」
ヘンリーが再び女に問う。

133 :ローディ ◆qdB5QYIaRc :2006/01/05(木) 00:02:10 ID:u7OP+aAz0
「青い服に、白い髪の剣士よ…。10数年前、あの子がまだ子供の頃、最強の剣を求めて一人で旅立ったの…。名前はテリー…。」
「テリーか…すまない。聞いた事ないな。」
青い服に、白い髪の剣士…?どこかで見た事ある様な…。
………確か、ドランゴと戦った時にいた奴か。
ただの雑魚だと思ってあまり気にしなかったが…最強の剣を求めてたのか、あいつ。
…そう言えばあの時、雷鳴の剣とか貰ったな。あの時は重くて装備できなかったんだ。
確かまだ袋に入れてあったな…。
袋から雷鳴の剣を取り出し、握り締めてみる。
あの時と違い、丁度良い重さで、切れ味も破邪の剣より断然良さそうだ。雷の紋章もかっこいい。
思わぬ収穫があった。ヨッシャヨッシャ。
…って一人だけ浮かれてんなよ。こんなシリアスな状況で。
「ところで、今日ここで一泊していきたいんだが、この家を使わせてもらっていいか?」
「ええ、いいわよ。こんな所に魔物は来ないでしょうし。」
そうして、俺達はこの廃村で一泊する事になった。
ハァ…今日は色々あったが何と言っても一番の思い出は
金髪の美人と同じ屋根の下d



次の日、俺達はさっさと廃村を出る事にした。
仲間が一人増える。
本来なら二人で廃村を出る予定だったが、昨日まで石になっていた女、ミレーユが一緒に旅をしたいと言ったのだ。
まあこんな廃村で一人で生活も出来ないし、何より弟を探したいのだろう。
ミレーユは呪文が得意らしい。ピオリムやヒャダルコと言った、まだ見た事のない呪文を見せてくれた。
細い腕と武器は杖という所から、武術は得意でないと見える。
ここは俺が守ってやらねば。なんかかなりやる気が出てきた。





134 :ローディ ◆qdB5QYIaRc :2006/01/05(木) 00:02:42 ID:CWPp4Ivg0
違う。そうじゃない。そんなはずじゃないんだ。
確かに俺は弱い。武術も呪文も得意ではない。
ヘンリーの方が武術に長けているし、呪文もミレーユの方が優れている。
それは納得できる。ここまではいいんだ。
でも、いくら弱いといっても足手纏いにはなっていないと思っていた。
ヘンリーにも段々追いついてきたと思っていた。
ミレーユが、りゅう戦士やグレンデルと言った攻撃タイプの魔物に苦戦しているところを、男としてかっこよく助けてやろうと思ったんだ。
だが、実際はどうだ。
グレンデルにボコボコにされていた俺が、ミレーユに助けられてしまった。しかも呪文でなく物理攻撃で。
つまり実際の所武術面では
ヘンリー>>>ミレーユ>(超えられない壁)>(天と地の差)>(届かぬ翼)>俺
これぐらいの差があるかもしれない。リアルで。
じゃあ、俺は何だ?俺の長所は?俺にしかできない事は?
回復呪文?違う。ミレーユは回復呪文は使える。しかもベホマまで。
補助呪文?それも違う。ミレーユはスカラ、ルカニの上級呪文、スクルト、ルカナンが使える。
攻撃呪文?それも違う。ミレーユにはヒャダルコ、ヘンリーにはメラミ、イオラがある。
特技?それも違う。ヘンリーにも、剣の舞という使い勝手の良い特技がある。
じゃあ、俺は何の為にいるんだ?パーティ内での存在価値は?
俺は、バイキルト以外使用価値の無い、有り得ない頭髪の爺さんよりいらないのか?
―――――嫌だ。
嫌だ、嫌だ、嫌だ…足手纏いにはなりたくない…。強くなりたい………。
―――――もう、10年前の二の舞はごめんだ。
戦闘が終わる。
また、役に立たなかった。
敵に数撃与えたが、それ以上に仲間に守られている。
このままではダメだ…。2週間後、地獄を見る事になるだろう。
かと言って、2週間で急激に強くなれる訳ではない。

135 :ローディ ◆qdB5QYIaRc :2006/01/05(木) 00:03:15 ID:CWPp4Ivg0
じゃあ、どうすればいい?何か手段はあるのか?
…分からない。どうすればいいのか、全く分からない。
苦悩する。
俺の中に潜む悪魔が、俺の思考を掻き乱しているようだった。

魔族との決戦まで、あと12日

Lv26
HP93/135
MP45/66
武器:雷鳴の剣 鎧:シルバーメイル 兜:風の帽子
回復:ホイミ、ベホイミ
攻撃:バギ、バギマ、ギラ、ベギラマ
補助:スカラ、ルカニ
特技:はやぶさ斬り、火炎斬り、諸刃斬り、正拳突き

136 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/01/05(木) 00:27:49 ID:uqt4CA0r0
ローディ乙彼
ミレーユ姉さんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!

137 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/01/05(木) 00:49:41 ID:ifNVGeve0
サマル・・・・・・・?

138 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/01/05(木) 00:55:54 ID:yUj7FtWvO
乙ッー!!

139 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/01/05(木) 04:02:35 ID:yUj7FtWvO
保守

140 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/01/05(木) 04:46:18 ID:3zjZ3RkW0
はっ!こ、ここは…



メルキドかっ!!



ゴーレム作ってんの観にいくか、闘技場で遊ぶしかねぇな。
モンスターに勝てねぇし。



141 :アミ ◆36yZlE15gs :2006/01/06(金) 00:43:06 ID:3/rvDOFW0
翌日の朝、早速一行はエンドール城裏側のコロシアムへ向かった。
決勝戦のみ第一コロシアムで行い、予選は第一コロシアムをやや縮小したような第二コロシアムと呼ばれる練習場。
練習場といえどもこれも公式の武道大会。やや観客席の空席が目立つものの、それを補うように大声張り上げて観客は檄を飛ばす。
登録を済ませ、待合室に入ると武道大会出場の為に体を鍛えてきましたと言わんばかりの猛者がずらり。彼らは自主トレーニングを行っていたり、瞑想を行っていたりと様々。
「うわっ汗臭いですな。流石男だらけなだけあるわい」
ブライが長袖を口に当ててマスク代わりにする。
「男だもの、しょうがないでしょ」
エンドール国王は友好国の来賓だ、然るべき処遇を与えたいとアリーナに個室で清潔な待合室と決勝戦からの出場権をいただいたが、彼女は、私は王女ではなく武道家として戦いにきたのです。特別扱いは不要です、とつっぱねた。
女が優勝すれば、ということは当然あたしも女なのであたしが優勝すればあの姫は結婚しなくてすむだろうが、いかんせんこの時を待っていたのはアリーナである。
アリーナの面子は潰したくはないのであたしはいたって観客席から応援である。最もこういった場で戦う気にもならないが。
「アリーナ様、新しい武器はどうでしょう」
砂漠のバザーから使っていた鎖鎌は使い古して刃こぼれが酷かったので、ここにきて鉄の爪なる腕に嵌める熊手のような武器に買い換えた。武道家専用の武器。


142 :アミ ◆36yZlE15gs :2006/01/06(金) 00:44:54 ID:3/rvDOFW0
「使えばわかるんじゃない?」
とアリーナは短く答えた。
「緊張してんの?」
「そりゃまぁね」
あたしが問うとニヒっと笑った。そこに兵士が駆けつけ、
「アリーナさん、あと30分ほどで第一回戦出場です。準備を」
と言った。
「あまり長居するのもなんだし、じゃああたしたちは観客席から応援しているから」
「決勝戦に向かって頑張るのじゃぞ」
「怪我をしたらすぐ薬草で回復してくださいね」
とあたしたちは言い、アリーナは笑顔で任せてよと答えた。頑張るね〜と反対にアリーナに見送られ、あたしは待合室のドアを閉めた。
アリーナはアミたちを見送るとすぐに新しい武器のメンテナンスを始めた。その顔は真剣そのものであった。
第一回戦勝ち、また勝ち…と猛者たちを投げ飛ばし、蹴りを入れ、鉄の爪で引き裂いてとアリーナの快進撃は止まらず。
第一回戦は緊張が戦いに出て、やられることが多かったが、何人かと戦っていれば次第にいつものアリーナのペースが出来、相手側が完全に飲み込まれた。
相手が弱いんじゃない。アリーナが強いんだ。
アリーナが勝つたびにあたしたちは歓声を上げ、やられているときは声を張り上げて応援する。その声は彼女に届いているかはわからないが。


143 :アミ ◆36yZlE15gs :2006/01/06(金) 00:48:52 ID:3/rvDOFW0
トーナメントなのでアリーナが参加しない試合がある。その間は休憩になるが、水や汗拭き用のタオルの手配をしたり、怪我の処置をしてバックアップ。
彼女が死力を尽くして試合に望むのが戦いならば、肉体面、精神面で精一杯彼女の応援をすることがあたしたちなりの戦いの仕方だと思う。
そしてついにアリーナは予選の頂点に立ち、決勝へ進むことができた。
決勝戦は一週間後、第一コロシアム。午前10時から行う。
アリーナと刃を交わしたものからは、お前女なのに強かったよ、決勝は勝てよと戦い終わりの握手を求められていた。
1日中戦い疲れたアリーナは早々と宿にて休んだ。あたしたちも応援疲れで早く寝た。
次の日、決勝戦までは時間がある。技に磨きをかけたいとアリーナはひたすら練習を行う。
あたしとの取っ組み合い。ブライの魔法での攻撃の対処法、クリフトによるマヌーサ(幻惑呪文)、ピオリム(味方一人が俊敏な動きが出来る)、スカラを使った相手側が使うと仮定した味方補助呪文による対処法。
あらゆる攻撃方法をシミュレーションし、どういった攻撃、守備を行えればよいのかを親身になって考え、模索した。
真剣に取り組んでいるときこそ時間がたつのは早い。
決勝戦はいよいよ明日。今日の疲れを残さないようにと早々と休んだ。


144 :アミ ◆36yZlE15gs :2006/01/06(金) 00:52:08 ID:3/rvDOFW0
武道大会最後の決勝戦とだけあって、国総出で大会を謳い、人の賑わいも酣に、まるでエンドールが一つの生命体として躍動しているかのよう。
一武道家として大会に出場するはずだったが誰が言ったか噂が噂を呼び、決勝出場するのが西の国、サントハイムの王女アリーナとわかってしまい、王女をみたいのか、決勝出場人としてみたいのか、宿を出ると城に行けないくらい人が集まった。
「フレノールの本物の王女バージョンだね」
とあたしは感心しながら言った。
まるで外国アーティストが来日した時のような人だかりの中、これはまずいと城から警備員が何人か要請されたのか、人だかりを跳ねのけ順路を作ったので、あたしたちは城内部へ入れた。
城内部もより一層明るく、華やかに飾り付けされて国の式典に備える。
時間がないのですぐさま第一コロシアムへと通された。
待合室に入る前。アリーナは立ち止まった。
「アリーナ、とうとう決勝だね。頑張らなくていい、あなたのいつも通りの戦い方をすればいいからね」
「回復は早めに。精一杯戦ってきてください」
「ご武運を」
とあたしたちはそれぞれ簡単に述べて壮行会をし、観客席へと向かった。アリーナの従者であるので席は用意されている。
アリーナはいってきます、と小さく、だがしっかりと言った。
待合室には決勝進出の選手は当然ながらアリーナだけだった。上がる階段には一人、案内役の兵士が物々しく立っていた。
練習試合は選手があれだけいたのに。


145 :アミ ◆36yZlE15gs :2006/01/06(金) 00:55:11 ID:3/rvDOFW0
武器防具のメンテナンス、持てるだけの薬草を維持し、確認を終えるとアリーナは椅子に腰掛け、気持ちを落ち着かせていた。
エンドール国内で聞いたデスピサロなる人物の話、人を殺すまで攻撃を加えて残虐し、その力量はまるで人とは思えないと聞いた。
自分の対戦相手になるのであれば、負けたときには死が待っているのか。
戦いの前によけいな知識は頭に入れぬがよろしいとブライに諫められたものの、一人になり考える時間がとれると思わず考えてしまう。
外から聞こえる観客の応援、歓声、その中に混じる自分を呼ぶ声。
それでも…テンぺで武道大会の話を聞いてからはここにくることが目標であり、夢であった。
自分の力を過信する気はないが、負ける気はしない。だがその時は。
華々しく散るのもいいかもね。あ、ブライはそれを許さないかなと苦笑した。
ふっ、と頭をよぎる父の姿。自分の娘が出場するならここに、観客席にいてもおかしくないが、サントハイムの恥さらし、エンドール国王に会わせる顔がないと来ていないかもしれない。
いままでサポートしてくれてきた、アミ、クリフト、そしてブライ。一人旅したいと我儘言ってサントハイムを飛び出したけれども彼らは付いてきた。
当初一人旅にならないじゃない、と思ったけど、一人ではここまでこれなかったと自負する。ありがとう。
だが感謝の気持ちを述べるのはきっとこの後。
生きていれば。


146 :アミ ◆36yZlE15gs :2006/01/06(金) 00:58:06 ID:3/rvDOFW0
やがて観客席からはアリーナコールが沸き、いまかいまかと出場を待っているようだ。
「アリーナ姫。時間だ。準備はよろしいか」
兵士の言葉にアリーナは頷き、徐に立ち上がる。兵士の後ろに付いて歩く。
階段を一歩一歩登る度に、観客のコールが大きく聞こえてきた。
いざゆかん、夢舞台へと。

147 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/01/06(金) 04:20:37 ID:gHm11wbfO
グハァ!これじゃ生殺しだ!!
続きが待ち切れねぇ!!!
乙ッー!!

148 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/01/07(土) 00:22:22 ID:QW9PX/p20
アミタソ乙
いよいよエンディング?なのかー?
正直、終わるのは寂しいかも。

149 :魔神戦争 ◆vNFYAR5c0g :2006/01/07(土) 11:47:59 ID:du4r2ihb0
「それで、どこに行くんだ」
バラモスの背中に乗せらていた
「もちろん魔王軍のところだ、そこでお前は魔人になってもらう」
「魔人?なんで?」
風がモロにあたり言葉を発せにくい
「今のままだといろいろと不都合があるからだ」
俺は少し不信に思いながらも魔王軍の元へと送られていった
     
    ズン

という音と共にバラモスは神殿のすぐ前へと降り立った、俺はバラモスの背中から
振り落とされたが・・・・・・
「ついたぞ、ほら早く行くぞ」
バラモスに服の裾を引っ張られ引きずりながら連れて行かれる、当然俺は落ちた
衝撃で気を失っていたが


目覚めると俺はベットの上で寝ていた、体がまだ痛むが辺りを見ると一人の男が
視界に入った
「やあ、俺の名前はウルフ、よろしく頼むよ」
「はぁ、初めましてウルフさん」
「いや、ウルフで良いよ、君、名前は?」
俺が答えようとするとウルフが突然言葉を挟んできた
「ああ、まだ名前を決めてもらってなかったっけ、ささっいこう」
俺はウルフに腕を引っ張られ、扉を抜け、廊下へかけていった。

150 :魔神戦争 ◆vNFYAR5c0g :2006/01/07(土) 12:05:31 ID:du4r2ihb0
LEVEL3「ジャガン」

俺はウルフに引っぱられ、すごいスピードでかけていった、もっとも俺は途中
でこけてほとんど引きずられていたんだが、そして今俺の前には大魔王がいる
「こうして会うのは初めてだったな」
大魔王が俺に話しかけてくるとりあえずおれはびびっていて、うなずくのが
やっとだった
「我が名はゾーマ、そしてお前の名は・・・・・」
名は・・・・・なんなんだ
「ジャガンだ」
ゾーマがそう言ったように聞こえたが俺は次の瞬間には
いきなり気を失っていった


目覚めるとそこはさっきと同じ部屋だった、俺はまたベットで寝ていたみたいだ
「やあジャガン、起きた?」
ウルフの声が聞こえた、目はぼんやりしていてよく見えない
「でもすごい名前を受け付いたもんだな、ジャガンって言ったらとてつもなく
強いのろいの名だよ、確か100年くらい前の魔人がそんな名前だった気が・・・」
呪いの名ね・・・・名前にそんな深い意味があるとは思えないけど・・・・

          バン!
という音と共にドアをぶち破り羽のはえた巨体が入り込んできた
まあ、バラモスだろうな
「ジャガン、いきなりだがお前にはテストをしてもらわなれればいかん」
よほど急いでいるようでバラモスに服の裾を引っぱられ高速で引きずられながら
演習場にやってきた。




151 :魔神戦争 ◆vNFYAR5c0g :2006/01/08(日) 10:27:04 ID:QOOEYAi/0
テストテストテストテストテ・・・・・・いやな思い出しかない
筆記テストはマジ勘弁な・・・バラモスにアイコンタクトをとろうとしたが
目線をそらされた
「それでは魔人の卵の諸君、君たちにこれからサバイバルをしてもらいます」
司会者らしき奴が木で作った台の上に乗って説明を始めた
辺りを見るといかにもな奴らが大量に群がっていた
「ルールはない、ただ三日間チームで生き残ればクリア、死ねばそれまで」
はは、またまたご冗談を・・・・バラモスに話しかけたが華麗にスルーされた
「生き残ればはれて魔人の仲間入り、君たちの他に中級戦士二人と組んでもらって
一組三人で移動してもらう、それでゑ」
次の瞬間には司会者の首が吹っ飛んでいた、なぜか俺の方向に飛んできた
飛んできた首をバラモスがキャッチして普通に食っていた、のりで言った、
今は反省してる
「長ったらしい説明をうだうだしやがって、うざいんだよ」
首を吹っ飛ばしたのはあの女らしい、よ〜し、魔人がんばって懲らしめるぞ〜
そう思って殴りにかかろうとした瞬間強烈な足払いを受け、見事に転んだ
「足下がお留守ですよ」
足払いをし、そう言ったのはウルフだった。

152 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/01/08(日) 20:39:11 ID:cMi/xFoR0
ここの作品をゲームとしてやってみたいと本気で思った。

153 :エイコ ◆h97CRfGlsw :2006/01/08(日) 21:30:51 ID:UtygUyqf0
*13日目*

エイコ Lv.8 HP:52 MP:0

武器:ホーリーランス 鎧:青銅の鎧 盾:なし 兜:ブロンズキャップ 装飾品:スライムピアス

特技 しっぷう突き おたけび

-1-

だんだん慣れてきたドラクエワールド、でもいくつか不満がある。
それは。
「あー、イカポッポ喰いてえな」
誰か私にもち米と醤油と日本酒ぷりーず。
「エイコ!! いーから戦闘手伝いなさいよ! だからいつまでもレベルが一桁なのよ!!」
ヘイヘイ、小姑もうるせえ。
仕方なく槍を繰り出してプチアーノンを撃破する。
ちょっと動いた方が、気もまぎれて胃もまぎれるのだろうが、重症だ。
仕方ない、やっぱりルーラは苦手だ。その直後に乗った船では見事に船酔いだ。

154 :エイコ ◆h97CRfGlsw :2006/01/08(日) 21:31:26 ID:UtygUyqf0
色んな敵が出てくる。さすが外海は違うねえ。
方位磁石はまっすぐ北を目指している。このまましばらく行けば……
「あ! 見えてきたでやんす! チラっと! ほらチラッと!!」
マストの上のヤンガスが暑苦しく叫ぶ。ヒョイヒョイと緑のたぬ……いや王様がそこへ上る。
「どうれ、おぬしじゃいささか心配じゃからのう……おお、見てみよ姫、あれなるが北の孤島じゃ」
「ヒヒ〜ン……」
なんじゃあ馬姫、おめもあんべえわりぃが?(訳:お前も具合が悪いのか?)

「うわ、何かここまで邪悪な気配が漂ってくるわね」
魔法少女ゼシカりんがつぶやく。クー坊も大きく頷く。
「さすがだな、ゼシカ。俺も嫌な気配を感じていた。エイコには分からんだろう」
「それは仕方ないでしょ、エイコには魔力がないんだし」
私はロー●シアのおうぢさまと一緒で力馬鹿なんだよコンチキショー。
ちょっとコンプレックスだなあ、だってヤンガスだって使えるんだぞ、魔法。
山賊って魔法修行するのかあ?

155 :エイコ ◆h97CRfGlsw :2006/01/08(日) 21:32:06 ID:UtygUyqf0
「あっしのは我流でがすから、盗賊仲間に習ったでがす。
 もっとも、基礎だけ教わって、最近やっと戦闘で使えるようになってきたんでがすがね」
訊いてみると、そんな答えが返ってきた。ふーん、教わって出来るもんなんだあ。
「私も習いたいなぁ、メラぐらい使ってみたいぜ、チビっちゃいメラ出して、
 飲み屋でセンパイとかのタバコに火ィ点けてあげんの、かっけぇ〜☆」
「……一瞬でも向上心があると思った私がバカだったわ、そんなヘンな事に使うなら教えない」
「何、ゼシカ、お前他人に教えられるの? 教えろよ」
「やあよ、マッチの代わりなんか教えられるもんですか」
「チェーケチー」

そんな話をしながら船はちんたらと進み、肉眼でもはっきりと島を捉える事が出来るようになった。
う、確かにもやってる。立ち木には葉っぱが見えず、空気もよどんでいる。
ん? 誰か人がいるように見えるが。
「おいヤンガス、アレ、人じゃねえか?」
「うーん、そうでがすねえ、占い師風のねえちゃんと、戦士風と僧侶風のオッサンがいるでがす」
ふん、いつも思うが、どーしてジジイの戦闘要員はいてババアはいねえんだろうな。
ま、たりぃからだろうが。

程なく船は接岸し、私は威勢良く船から飛び降りる。うッ、足にキタ。
でも地に足つくってのはいいもんだ。酔いも一気に醒める。
例の先着パーティは、こちらの様子に気付くと、ゆっくりと近づいてきた。
「なんだ、用があるのか?」
ヤンガスが警戒する。私も思わず身構える。

156 :エイコ ◆h97CRfGlsw :2006/01/08(日) 21:32:38 ID:UtygUyqf0
「あ、怪しいものではありません、我々は……」
「こんなトコにいるだけで目いっぱい怪しいわ」
武器を携えた私とヤンガスにビビッたのか、僧侶風のオッサンが弁明した。
後ろの戦士は今にも剣を抜きそうである。占い師のねえちゃんがそれを止めた。
「我々は去るお方の依頼によりここへ参ったのです。しかし、ここより先へは進めませんぞ」
「何だてめえやんのか?」
「ち、違いますって!!」
気色ばむ私をねえちゃんが止める。だってそんなこと言われたらこれから戦闘だろうが。
「エイコ、ちゃんと話を聞いて、恥ずかしいから」
「交渉ごとは苦手だ。頭脳班、前へ」
無理やりゼシカとククールを前へ押しやり、ヤンガスと私は後退する。
視線を巡らすと、あからさまに空気の悪い島の様子に胸が高鳴る。
何かヤバイ匂いだ。この島は何かいそうだ。
「おいヤンガス、この島ヤベエな」
「だから来たんじゃないんですか、姉貴。エイトの兄貴がドルマゲスの野郎にとっ捕まってるんでがすよ?」
おおっとそうだった。長い船旅で忘れる所だった。

頭脳班の話をまとめると、どうやらこの先に進むには、とあるアイテムが足りないらしい。
しかし、まったく見当がつかない。
ていうか、その洞窟の入り口みたいなトコ、入れないの?
「話聞くだけじゃなくて、実際行ってみようぜ、どうなるか知りたいじゃん」
「私もそう思ったところよ、行ってみましょう」
ゼシカが賛同する。よっしゃ、じゃちょっくら見てみるか。
「待つでがす、あっし達も行くでがす!!」
「ホントに鉄砲玉だな、うちの女達は」
てめーの女になんかなったつもりはないぜ、ククール。
意を決して、洞窟の暗闇へと突入した。

157 :エイコ ◆h97CRfGlsw :2006/01/08(日) 21:34:20 ID:UtygUyqf0
-2-

あれ……?

体がふわりと宙に浮いた、ような気がした。
次の瞬間。

どしーん!!

「イッテエ!! 膝打った膝!! ……あいたた……アレ?」

すごい狭い空間に出た。薄暗い。夜明け前みたいに外が薄青い。
ん? ここ、どこかで……って。

158 :エイコ ◆h97CRfGlsw :2006/01/08(日) 21:35:32 ID:UtygUyqf0
「ハァ?! ここ、私の部屋じゃん!!」

台所合わせて12畳1Rの北向きのじめじめとした安いアパート、
目立つ家具は小さいテレビとノートパソコンとソファベッド、
床に投げ出した組曲のスーツ、楽天で買ったコーチのバッグ、
テーブルの上にはサンドイッチと野菜ジュースとヨーグルト。

間違いない。

「うそ、でしょ? あッケータイ!!」

ヨーグルトの横に投げてあったケータイをひっつかんでがばりと開く。
日付は、飲み会の次の日、時間は夕方6時半だった。
ハッと自分の姿を見ると、いつもの寝る姿、パンツにキャミソール。

「な、なーんだ、夢かあ、いやあ、壮大な夢だっ……」
視線を自分の左太ももに移したとき、安堵の独り言を止めざるを得なかった。
毒矢頭巾にやられた矢傷の痕が、生生しく残っていたのだ。

思わず、ケータイをポロリと床へ落としてしまった。

159 :エイコ ◆h97CRfGlsw :2006/01/08(日) 21:39:04 ID:UtygUyqf0
あッしまった、ククールはクー坊って呼んでたんだった。
久々なので失敗しました。
続きは近日中に。待っていた方々いましたら、遅くなってすみませんでした。

160 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/01/08(日) 21:45:12 ID:Y16xG7kR0
乙、そうきたか

161 :ローディ ◆qdB5QYIaRc :2006/01/09(月) 00:06:00 ID:AjHrF51Q0
ミレーユがいた廃村から更に西に歩みを続けると、今度は城に到着した。
この城はメダル王の城と言い、ここの王は世界中に散らばる小さなメダルを集めているらしい。
のん気な奴だな…こんな悲惨な世界だと言うのに…。
城の中に入ると、数匹のスライムがいた。
城の中にはスライムと王しかいない。何だ、王は人間不信なのか?
それにしても、スライムなんて久しぶりに見たな。この世界に初めて来た時以来だ。
あの時のスライムの攻撃は重かったが、今では一瞬で倒せそうだ。
ここの王に特定の数のメダルを渡すと、景品を貰えるそうだ。
景品と必要メダル枚数が書いてある紙があったので読んでみる。
…ふむふむ、5枚の棘のムチや、100枚のメタルキングの盾など色々あるが、俺はその中で奇跡の剣が欲しいと思った。
必要な枚数は60枚…今持っているメダルは3枚。
「おいおっさん!3枚で奇跡の剣クレヨ!」
「ざけんな!死ぬ気で60枚集めてこい!」
「何!死にてえのかこの野郎!」
「メダルは命より重い…!その認識を誤魔化す者は、生涯地を這う…!」
畜生、どうしても渡す気は無い様だ。メダルなんてこの城以外で価値なんかねえじゃねえか。
仕方ない。最終手段だ。この手だけは使いたくなかったが…。
俺は静かに、ゆっくりと剣を抜いた。
ドガッ!
「何やってんだバカ!」
ヘンリーに殴られる。正直すまんかった。今は反省している。
廃村からここまで結構な距離があり、もう夕方なので今日はここの宿屋で泊まる事にした。
宿屋と言っても王の趣味でやっている上に、客はほとんど来ないので、タダで良いそうだ。儲かった。
寝てる間にスライムに襲われなければ良いが…まあ、その時は俺の必殺バベルノンキックの餌食にしてやる。




162 :ローディ ◆qdB5QYIaRc :2006/01/09(月) 00:06:32 ID:AjHrF51Q0
夜が明ける。
何故か俺のベッドだけ異様にボロボロだったので、あまり寝付けなかった。体が痛い。何の因果でこんな目にあわなければいけないんだ。
ヘンリーは爽やかな笑顔で「おはよう。」と言って来た。二度と笑えなくしてやろうか。
城を出る準備をして、王座の間に行くと、青い服を着た剣士が王と喋っていた。
「ウム。全部で60枚集めたようじゃな。では奇跡の剣を持っていくが良い。」
王が剣士に奇跡の剣を手渡す。
剣士はその剣を暫く鑑賞すると、剣を握り締めた。
「…奇跡の剣の切れ味、早速試させてもらうぞ…。」
「何?」
次の瞬間、信じ難い光景が目の前に広がる。
剣士が突き出した奇跡の剣が、メダル王の腹を貫通していた。
「う…あ…!」
メダル王がその場に倒れ込む。
メダル王の腹からは、見た事の無い程の量の血が流出する。
そして、数秒間指が僅かに動いていたが、やがて動かなくなってしまった。
「ふ…まあまあだな…。ありがたく貰って行くぞ。」
剣士が振り向き、俺達の存在に気付くが、何事もなかったかのようにスタスタと城を出る。
俺は剣士の顔を見た瞬間、背筋が凍りついて全身が震えた。
剣士の正体は、テリーだった。
いや、そんな事は問題ではない。
俺が恐怖を感じたのは、テリーの眼だった。
紅い眼、鋭い目つき…まるで、魔物…いや、悪魔か何かを思わせる様な眼だった。
奴は、人間ではない。
外見は人間だが、人間の皮を被った悪魔の如く、平気で王を刺し殺した。
10年前に会った時は、こんな奴ではなかった。一体、何があったというのだ?
「テリー!!!」
不安と悲しみが混じった様な声をあげ、ミレーユはテリーを追いかける。
「お、おい!」
ヘンリーがミレーユに続く。俺も少し不安になったので、後を追った。




163 :ローディ ◆qdB5QYIaRc :2006/01/09(月) 00:07:04 ID:AjHrF51Q0
城を出ると、城の前で奇跡の剣を掲げているテリーがいた。
テリーは不気味に微笑んでいる。その微笑みは、無意識にゲマの微笑みを連想させた。
「テリー!!!」
ミレーユが、再びテリーの名を呼ぶ。
テリーはゆっくりと剣を降ろし、こちらを振り返る。
「…誰だ、お前らは。」
これが、俺たちに対してのテリーの第一声だった。
10年以上一人旅をしていて、姉の顔を忘れたのかもしれない。
だが、テリーの冷徹な紅い眼を見る限り、とてもそうには見えなかった。
「忘れたの!?私よ、ミレーユよ!」
「ミレーユ…?女など知らないな。俺が知っているのは、剣の切れ味…血の匂い…「生」ある者を、「死」に変えた時の快感…。」
テリーが奇跡の剣の光る刃を見つめ、不気味に微笑む。
「そ、そんな………テリー…。」
ミレーユがその場に膝をつき、泣き崩れる。
本当にテリーはどうなってしまったんだ。最強の剣を探し求めていただけではないのか?
これでは最強の剣を探し求めているのではなく、ただの殺人狂ではないか。
泣き続けるミレーユを尻目に、テリーは信じられない事を言った。
「そこの二人…。どうやら旅人らしいな。あんな雑魚を殺したぐらいで、剣の切れ味は分からない…。来い、その肉体を全てバラバラにしてやる。」
テリーが剣を構える。その眼からは、明らかに殺意なるものを放っていた。
「な、何だと…ふざけるな!」
「ふざけていると思うならそう思えばいい…。だが、本気で来ないと確実に死ぬぞ!!」
テリーが、信じられないスピードで俺達に襲い掛かる。
俺の体が一瞬反応した時には既に、テリーの剣が俺の腹部を貫いていた。
「はああ!」
テリーが素早い動きで、何度も俺の体を斬りつける。
斬られる度に、俺の視界が血で染まっていくのが分かる。
「調子に乗るな!」
ヘンリーが、俺に気を取られていたテリーに激しく斬りかかる。
が、そんな事はお見通しの如く、ヘンリーの剣を切り払った。

164 :ローディ ◆qdB5QYIaRc :2006/01/09(月) 00:07:40 ID:AjHrF51Q0
更に、テリーはヘンリーに激しく斬りかかる。
不意をつかれたヘンリーは、脇腹をもろに斬られてしまった。
かなり深く斬られたのか、たった一撃でその場に倒れ込む。
「ははははは!その程度か!弱い!!弱すぎる!!!」
テリーが余裕の表情で高笑いする。
「ぐ…人間同士が…争っている時じゃないんだぞ…!」
ヘンリーの発言を聞いて、テリーは再び不気味に微笑む。
「関係ないな…弱者が死に、強者が生き残る…それだけだ。いずれ人間も魔物もぶち殺して、俺が頂点に立ってやるさ。」
「貴様一人で…魔王を倒せるとでも思っているのか…!」
テリーはヘンリーの背中を踏み、その足に体重をかける。
「ぐ…ああ…!!」
「倒せるさ。魔族など大した事は無い。お前らが弱すぎるから、そう思うだけだ。」
テリーがヘンリーを踏んでいた足を地に戻すと、今度は剣を構えた。
「死ね…雑魚が…!」
「それは貴様だ!!!」
俺はテリー後ろから、魔人の如く斬りかかった。
テリーは完全に油断していたので、俺の魔人斬りが直撃する。
「ぐああ!!」
テリーがその場に倒れ込む。
よし、形勢逆転か?何とか一撃与えた。
ヘンリーと会話している時に、密かにベホイミで回復して後ろから近づいたのだ。
「ヘンリー、今回復して…」
「バカ!後ろを見ろ!」
時既に遅し。
テリーの渾身の一撃が、俺の背中の肉を切り裂いた。
声をあげることなく、再び血飛沫をあげて倒れる俺。
「魔人斬りの直撃をくらったから焦ったが…全然効かんな。やはりただの雑魚か。」

165 :ローディ ◆qdB5QYIaRc :2006/01/09(月) 00:08:11 ID:AjHrF51Q0
何て…奴だ。
魔人斬りは凄まじい威力を持っている筈だ。それをまともにくらって…。
…いや、やはり俺が弱すぎるからか…?あいつが強いからでなく、俺が弱いから…?
「き…貴様…!もう許さん…!うああああ!!!」
ヘンリーが立ち上がる。泣き叫ぶ様に、無数の傷から痛みが沸くのを抑えて。
更に、まるでダメージを受けていないかの如く、素早い動きでテリーに斬りかかる。
「くっ!」
キィン!
目の前で、二人の剣士の剣戟が繰り広げられる。
ほぼ、互角。
ダメージを負っていながら、華麗な動きを見せるヘンリーを見て、俺は確信した。
やはり、テリーが強いのではなく俺が弱かっただけだった。
目の前で行われている戦闘は、俺より格段に上を行っている。
しかも、少なくとも俺の遥かに上を行っているヘンリーですら魔物と対等かそれ以下の実力と言う現実。
俺の力が役に立つのか?今まで出会った戦士達より遥かに弱い俺の力が。
呪文はある程度使えるが、敵が一気に攻めてきたら呪文を唱えている間に、攻撃されるかもしれない。そうなっては呪文もまともに使えないだろう。
後方に下がって補助役に回るのも良いが、それは敵の数が少ないから成り立つ事だ。敵が何十と攻めてきたら、360度囲まれて、詠唱の余地などないかもしれない。
キィン!
「しまった!」
テリーはヘンリーの剣を勢いよく切り払い、ヘンリーは体勢を崩してしまう。
「死ね!!」
ザシュッ
テリーの素早い突きが、ヘンリーの腹の肉を貫通する。
「がはっ…!」
テリーが剣を引き抜くと同時に、ヘンリーはその場に倒れ込む。
「とどめだ!」

166 :ローディ ◆qdB5QYIaRc :2006/01/09(月) 00:08:43 ID:AjHrF51Q0
「バギマ!!!」
テリーの体を、真空の刃が切り裂いていく。
俺は再びベホイミで回復し、呪文を使うタイミングを窺っていた。
二人は超接近戦をしていたので、広範囲呪文は使えなかった。
ヘンリーが倒れた時、少し吹っ飛びながら倒れたので、二人の間に距離ができてバギマを使う事ができた。
まあ、ほとんど効かない事など承知だが…。
「やはり弱いな…お前は…。」
テリーは何事もなかったかの様に立ち上がる。
「ヘンリーとか言う奴とは比べ物にならないな。恐らく、邪魔者扱いされているだろう。」
「…邪魔、者?」
ヘンリーが?俺を邪魔者扱い?
「そうだ、邪魔者だ。この殺伐とした世界で、貴様の様な雑魚がいると命取りになる。こいつも、嫌々一緒に旅をしてるんだろうな。」
…そうなのか?
確かに、テリーの言う事は正しい。
弱い者がいると、他の者まで死ぬ危険性が高まる。それは承知だった。
しかしまさか、ヘンリーが俺を邪魔者扱いなど………考えた事もなかった。
「この世に弱者はいらない!弱者は醜いんだ!…死ね!!」
テリーが、信じ難いスピードで俺に突進する。
キィン!
俺はテリーの剣を切り払う。
が、一撃一撃、テリーの攻撃が繰り出される度に、俺が押されているのが明らかになる。
こんな奴とほぼ互角に戦っていたのか…ヘンリーは…。
「隙だらけだ!!」
テリーの突きが繰り出される。
ヘンリーと同じ様に、テリーの剣が俺の腹を貫通し、その場に倒れ込む。
痛い…いたい…イタイ…。
でも、もう良いんだ…。次の一撃で、楽になれる…。
エテポンゲ…悪いな…。闇の塔での約束は守れそうにない…。
「今度こそ…死ね!!」
テリーが剣を大きく振りかぶる。
――――――――――生きろよ、エテポンゲ。

167 :ローディ ◆qdB5QYIaRc :2006/01/09(月) 00:09:15 ID:AjHrF51Q0




ドォーーーーーン!!!





!?
予想していた効果音とは全く違ったので、驚いて眼を開ける。
そこにあった光景は、地に倒れるテリーだった。
一体、何があったのだろうか。今の音は…?
テリーはまだ意識があるらしく、必死で立ち上がろうとする。
「そ、それは雷鳴の剣…!貴様、あの時の…奴か…!」
雷鳴の剣?これが、どうかしたのか?
剣を見ると、雷の紋章が淡く光り、刃に電流が流れている。
それを見て、何となく予想はついた。
恐らく、この剣は雷を発する事の出来る剣。俺が危機に陥って、剣の力が発動した。
…と、こんなところだろうか。多分。
それにしても凄い威力だ。先程まで余裕だったテリーが、全身ボロボロである。
これを見た瞬間、俺にある考えが閃いた。
この雷は剣の力だ。だが、俺自身が雷を出せる様になれば、剣の力でなく、俺の力になる。
もし雷が出せれば、足手纏いにはならなくなるだろう。テリーを一撃で瀕死にさせる程の威力なのだから。
普通に剣で雷を出せよと思うかもしれないが、どうやら所持者がピンチでない時以外雷は発動しないようだ。
それではダメだ。常時使える様にならないといけない。だから、何としても雷を出せる様にしてやる。
…と、その前にテリーを何とかしないといけなかった。
俺はベホイミを施し、素早く立ち上がり剣を振りかぶる。

168 :ローディ ◆qdB5QYIaRc :2006/01/09(月) 00:09:47 ID:AjHrF51Q0
「くらえ!」
「くっ!」
俺は憎しみを込めて、剣を振り下ろす。
「やめてーーー!!!」
辺りに女の叫び声が響き渡る。ミレーユだ。
今まで膝をついて泣き続けていたミレーユが、立ち上がって叫んだのだ。
「くそ!覚えてろよ!いつか復讐してやるからな!」
テリーがその場から逃げていく。
全快の俺なら十分追いかけられたが、確実に勝てるとは限らなかったし、何よりミレーユに止められたので追いかけなかった。
「ごめんなさい…。憎いかもしれないけど、あれでも私の弟なの…。」
そうだった、忘れていた。
ミレーユに止められなかったら、そのまま殺していたかもしれない。危ない所だった。
「テリーに何があったのかわからないけど、次に会った時は、絶対に私だけで正気を戻して見せるわ…。」
正気に、か…。
あんな殺戮者が、簡単に正気を戻すとは思えないが…。
まあ、姉のミレーユなら何とかなるかもしれない。
殺されそうになっっても、俺とヘンリーで助ければ良いだけだ。次にあった時は、奴を超えてやる。
…そうだ、忘れていた。ヘンリーだ。
テリーに刺されてから回復していない。早く回復しないと危険だ。
俺はヘンリーの所へ行き、ベホイミを唱える。ヘンリーの体は、淡い光に包まれた。
………。
…ヘンリー?
どうしたんだ?起き上がらないぞ。ベホイミは成功した筈だが…。
「おい、どうした?起きろ!」
ピクリとも動かないヘンリーの体を揺さ振る。
何度も繰り返すが、全く動く気配がない。
…まさか………。冗談だよな?ヘンリー…生きてるよな…?
俺は最悪の事態を予測し、恐る恐るヘンリーの胸に耳を当てる。

169 :ローディ ◆qdB5QYIaRc :2006/01/09(月) 00:10:19 ID:AjHrF51Q0
……………。
最悪の事態が、的中してしまう。
ヘンリーの心臓は、機能していなかった。
地面に流れる大量の血…恐らく、出血多量………。
「死んで…るの…?」
ミレーユが、か細い声で俺に聞く。
俺は、それに答えなかった。認めたくなかった。ヘンリーが、死んだとは………。
しかし、心臓が動いていない。これは、その者の人生が幕を閉じたという証拠。
嘘だ…ヘンリー………お前は…魔族と真っ向から戦うという固い決意があった筈だ…。
それに…今生きている唯一の家族…弟も探していた………それなのに………こ、こんな所で…死ぬなんて………。
なあ、冗談だろ…?起きてくれよ…ヘンリー………。
しかし、ヘンリーがそれに答える事はなかった。
今朝、笑顔で俺に挨拶をしたヘンリーが、死体となって地面に倒れている。
この世界に来て初めて、俺が涙を流した時だった。

魔族との決戦まで、あと11日

Lv27
HP82/140
MP47/70
武器:雷鳴の剣 鎧:シルバーメイル 兜:風の帽子
回復:ホイミ、ベホイミ
攻撃:バギ、バギマ、ギラ、ベギラマ
補助:スカラ、ルカニ
特技:はやぶさ斬り、火炎斬り、諸刃斬り、魔人斬り、正拳突き

170 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/01/09(月) 00:22:22 ID:R2cBaRr8O
ヘンリーー!

171 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/01/09(月) 02:39:56 ID:NS0RvhT10
SS考えてみたんですけど、
目覚めた場所が「宿屋」じゃないとNGですか?

172 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/01/09(月) 02:58:57 ID:kWGEkmn80
>>171
面白ければいいんじゃね?
このスレの連中は新人職人大歓迎だと思うし
ガンガレ

>>エイコ
まさに「そう来たか」って感じ
現実に還ってきた例は初めてなんで続き楽しみ杉

>>ローディ
相変わらず超面白スwwww
ヘンリー氏ぬとはな…
先の展開が読めねえYO

173 :では:2006/01/09(月) 03:20:16 ID:NS0RvhT10
「おーい、起きろー」
うーん・・・眠い・・・確か昨日は4時までvipでネタやってて・・・。
まだ10時かよ、休講で11時過ぎの電車って言っておいたじゃねえか、母者め。
「ちょっとー?・・・・ったく、ザメハ!!」
ってえwwwwwwwwwwwwwちょwwwwwwザメハてwwwwwwwww
と、脳に液体窒素でもぶち込まれたかのような衝撃が走る、
しかし苦痛ではないのは体が知っていた、が、心地の良い物ではない・・・。
途端にはっきりした意識が
「あ、ザメハ苦手だったんだっけ、ははは〜」
とか言いながら逃げていく母者を認識していた・・・。
にしても「ザメハ」?弟者にでも吹き込まれたネタか?にしてもよく効いていたような・・・
考えないことにして、着替えて学校の鞄を持って下階へ降りていった。


174 :では:2006/01/09(月) 03:21:18 ID:NS0RvhT10
まず、何から突っ込んでいいのか解らなかったが・・・
壁に剣が掛けてあった
盾も掛けてあった
ヤリもあった
(゚Д゚)・・・・(ここは俺の家で自分の部屋で目覚めたはずですが何か?)
んな事を考えていると
「また剣2階に忘れてきたの?さっさと取ってこい!!」
とか言われた、母者は母者らしい
部屋に戻ると確かに棚に鞘に収まった剣が置いてあった、
シンプルなんだかなんなんだかよくわからないデザインだったが、悪くはない。
と、いい加減落ち着いてきて現在の状況を考えてみる
ここは俺の家だ、間違いない
しかし母者は呪文(?)を使った
剣とかヤリとかある、しかも、あの口振りだと実用品らしい
「手伝え!!」
そんなことを考えていると叫び声が聞こえてきた、どうやら「出番」らしい。


・・・っていう逆にドラクエな現代なんですけどどうですか?

175 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/01/09(月) 03:34:25 ID:klFqDNU9O
新しい展開だな。面白そうだからやってみて

176 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/01/09(月) 23:01:53 ID:R2cBaRr8O
異常に長くなった場合テキストファイルアップでも良いのかな?

177 :書記 ◆nUtX8ZK/82 :2006/01/10(火) 16:32:45 ID:KKykU6au0
おひさしぶりです。
長期にわたり、体調不良でダウンしておりました。

まだ本調子ではないので、すぐ更新という事は厳しい状況です。
加えて、ギコナビである程度のログは残っているのですが、残す前にDAT落ちしたものがあるので、完全補完にはならないのではと思っております。
具体的には
三泊目…スレ239まで
四泊目…スレ577まで
という具合です。

大変ご迷惑をおかけします。

178 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/01/10(火) 17:34:53 ID:8O/xmIy70
書記サマキター! アケオメ! でも無理せず!

179 :魔神戦争 ◆vNFYAR5c0g :2006/01/10(火) 18:06:59 ID:LFNJ9dwG0
書記さん初めまして、もし私の作品を更新なさるのでしたらリニューアル版
でお願いします。

180 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/01/10(火) 21:34:21 ID:fJGS4aKw0
>>177
つttp://ranobe.sakuratan.com/up/src/up81383.zip

181 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/01/10(火) 21:37:56 ID:7S4mij/Y0
書記さん復帰おめでとう!!!
お身体優先でね

182 :DQな現代 ◆gqal0QWwZw :2006/01/11(水) 01:51:42 ID:GcRi1diN0
>>174続き

急いで階段を下りる、剣は腰のベルトに吊した、
刃渡り1メートルほどの剣はずしりと重いが、この程度なら動きに支障はない。
(あの声は明らかに父者だ、尋常な気配ではない!!)
使い慣れたワーキンググローブとジャンパーを装着しながら家を飛び出す、
その目に飛び込んできたのは・・・・・見慣れた駅前の商店街だった。
しかし・・・その通りの中央には排雨用のマンホールから身を覗かせる緑の巨体
(ちょwwwwwwwwwwwwwwこれなんていどまねき????)
それに対峙する3人の人間・・・父者もその一人だった。
「よし、これだけいればなんとかなるべ・・・被害を広げるなよ!!」
父者が叫ぶ、
いつもどうりのジャンパーにジーンズというラフな作業スタイルだったが、
腰には全長1,5bにも及ぼうかというような長剣を構え、
左腕には暴走族と格闘する機動隊員のような盾を装備している。
すると、父者は華麗に身を翻し剣を抜いた、朱色の刀身が美しかった。
道路のど真ん中で魔物(?)と対峙する・・・
そんな夢にも見なかった状況にポカンとしていると
「早く抜刀しておけ、一気に叩きつぶすぞ」
と小突かれたので自分も腰の剣を抜く、
ただの直剣かと思いきや、藍色に鈍く輝く刃の片側がギザギザの鋸状になっている、
これで斬りつけられたら柔らかい相手ならひとたまりもないだろう。
(なんかよくわかんねーけど・・・いいな、これ)
前向きに考えつつ両手で剣を構える。

183 :DQな現代 ◆gqal0QWwZw :2006/01/11(水) 01:54:54 ID:GcRi1diN0
と、おかしな事に気づく
(なんんかしっくりきてるぅぅぅぅぅっぅぅぅぅぅぅぅう!!)
どういうことだろう、なんとなく「慣れて」いるのだ、
たとえば、家で自分が係りになっているペットの散歩のように、
家の仕事の手伝いのように、
・・・・・・・・・・・ならちょうどいい、
どのみち今この目の前のモンスター(?)を倒さなければらちがあかないわけだし、
なにより今自分はこういう状況でこうして生きているわけだ、なるようになる、長い物には巻かれろ!!
「行くぞ!!」
父者の号令の元、戦闘が始まった!!


・・・・とりあえずこんな感じです
ローディ さんあたりのSSを見てると自分の設定だと無理がある感じに思ったりしますが、
「ガンダムはコンピューターの補助があるから歩ける」
くらいの説得力の設定を考えたつもりですので、がんばってみたいと思います。

184 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/01/11(水) 13:19:17 ID:lQT6wNDkO
>>183
いやいや、正直言ってかなり面白そうですね。
設定とか、ももともとスレタイ自体が無理な設定なんだから気にしないでいいと思う。
早くも父者に萌えそうです。

185 :書記 ◆nUtX8ZK/82 :2006/01/11(水) 23:19:24 ID:S4irefkT0
>>179
初めまして。
リニューアル版、了解です。
もっとも、更新自体がすぐではないのですが…。

>>180
感謝感激!助かります!


そうそう、大事なご挨拶を忘れていました。
旅人(書き手)の皆様、読み手の皆様。
今後ともよろしくお願いします。

186 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/01/11(水) 23:38:19 ID:J2Vq8j7rO
こちらこそ!これからも宜しくお願いします!

187 :DQな現代 ◆gqal0QWwZw :2006/01/11(水) 23:58:02 ID:+xVSQB270
>>185
はじめまして!!

188 :レッドマン ◆U3ytEr12Kg :2006/01/12(木) 00:27:05 ID:jDQvPLaGO
>>185
ロムからカキコに変わった者です。
今後ともヨロシク…

189 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/01/12(木) 03:16:00 ID:STyF86mp0
書記氏お久
とりあえずログを楽しんでください
才能豊かな新人さんが沢山増えてます

>>180
GJ!

190 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/01/12(木) 22:37:33 ID:ewr6aEGYO
応援age

191 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/01/13(金) 22:31:47 ID:L3qNYJ7F0
別に目が覚めたら宿屋じゃなくても良いのか?四泊目で魔神がそのことで叩かれてたが。

192 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/01/13(金) 22:36:47 ID:u1PJnPxoO
俺も気になってた。
>>184みたいに言ってしまうと、このスレの意味が無くなってしまうんじゃないだろうか・・・。

193 :DQな現代 ◆gqal0QWwZw :2006/01/13(金) 22:37:48 ID:WZwXLcCd0
悪いな

194 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/01/14(土) 00:18:03 ID:kBGrAVvG0
結局はもしもDQワールドに行ってしまったらって妄想だからなんでもいいような気はするけど
出来れば宿屋でお願いしますってとこじゃないかな?

195 :DQな現代 ◆gqal0QWwZw :2006/01/14(土) 01:11:02 ID:1YrWegCa0
ところで、結局おれはSS落としていいっすか?

196 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/01/14(土) 01:13:23 ID:pJoUKuZn0
おk

197 :DQな現代 ◆gqal0QWwZw :2006/01/14(土) 01:15:49 ID:1YrWegCa0
りょーかい、じゃあ後で

198 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/01/14(土) 01:26:23 ID:NLRjRwqf0
やっぱ宿からじゃないとダメ?
目が覚めたら魔王だったっての書きたいんだけど・・・
ログにエスターク版あったからおkなのか?

199 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/01/14(土) 01:31:24 ID:6TErKDInO
もし目が覚めたらそこがDQ世界だったら
にしたほうがいんじゃね?
おれ天才じゃね?

200 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/01/14(土) 01:33:06 ID:dng5RUoQO
正直、始まりの場所なんて何処でもいいと思うけど。
面白ければね。

201 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/01/14(土) 02:55:32 ID:ONeQsyKw0
面白ければなんでもいい。
もしスレ違いでも面白ければしかるべきスレに誘導されるか専用のスレが立つ。

でも「中にはそういうのがあってもいい」ってくらいで、基本は宿からスタートにして欲しい。
亜種ばっかりになるんだったらスレタイや>>1を変えた方がいい。

202 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/01/14(土) 06:44:57 ID:BttHa8Rf0
1日目 LV1
…ふと目覚めたら、ヤマトっぽい格好の人が寝ている。

ジパング?というか宿屋はなかったよな。
(外で戦うにも、ヒミコの幹部(?)にバレるわけにもいかないが…)

!?という事は、ジパング北の宿屋…?
というか、北朝鮮辺り?

どちらにしても外じゃ戦えないか…ハァ…
一応、タンスのひのきの棒でも、もらっておこう。


…どこか別の所で目覚めないか、期待して寝る事にする。

続。

203 :魔神戦争 ◆vNFYAR5c0g :2006/01/14(土) 10:22:46 ID:b+ZYnpzD0
足下がお留守?ヤムチャのことか!ヤムチャのことかーーーー!
俺が地面に倒れ込みながら思いにふけっていると、ウルフが声をかけてきた
「言わしてもらうけど、今のは自殺行為だ」
何のことだ?俺は女には手を出さない主義なんだ、だから優しく
説教してやろうとしたものを
そう言った感じの事を説明していると、ふとウルフからチッという舌打ちが
聞こえてきたような気がした
「わかってないようだから言うけど、あの女はスピアといって中級魔人の中でも
危険な部類に入っているんだ」
「それがどうした、俺に怖い物はない!」
するとウルフがあきれたように話を続けた
「あそこ、斬られても知らないからな」
背筋がぞっとした、オーケーオーケー、相手にしないことにしよう


ってヤバス、ス何とかとかいう女が近づいてきた、もう 終わりだ・・・・
さらば俺の人生
「お前がジャガンで、そっちはウルフだったな」
何だ?自己紹介か?よかったあそこは斬られそうにない
俺が股間に手を当てほっと一息していると、女が痛い物を見るような目でにらんできた
「お前達二人とはあたしが組む事になった、せいぜい足手まといにならないようにな、
特にジャガン」
いきなり指定され、びびった俺はヒィとか我ながら情けない悲鳴を上げた
「これはあんたの試験なんだからもう少ししっかりしてくれないとな、
あたし達は単なるちょっとした手助けしかできない」

204 :魔神戦争 ◆vNFYAR5c0g :2006/01/14(土) 10:48:34 ID:b+ZYnpzD0
「そろそろ時間だな」
そう言うとスピアがウルフの手を掴み俺の服の裾を引っぱると
「ルーラ」
と叫んだ、それと同時に風を切る音と共に場所が木が大量に生えている森の前
へと瞬間移動した
「出発まで残り一分」
ルールを確認するためにウルフに訪ねてみることにした、スピアはとてもじゃないが
おっかなくて話しかけられない
「ルールは簡単、五日間生き残ること死ねばそれまで、途中で抜け出す事はできない」
俺は絶望した、あの女と五日間も過ごさなくてはいけないなんて
今からでも別の人に変えてもらうしかない、うん、それが良い
とのあえず優しそうな人を探していると
「時間だ、行くぞ」
このスピアの声と共に俺は手を引っぱられ、森の中へと入り込んでしまった
それと同時に別の場所に待機していたのであろう、何十という戦士達のかけ声
や走る音が聞こえてきた・・・・・・・・・・・   
  |`l`ヽ    /ヽ/ <´`ヽ u  ∨ u  i レ'        
  └l> ̄    !i´-)     |\ `、 ヽ), />/     
   !´ヽ、   ヽ ( _ U   !、 ヽ。ヽ/,レ,。7´/-┬―┬―┬
  _|_/;:;:;7ヽ-ヽ、 '')  ""'''`` ‐'"='-'" /    !   !  
   |  |;:;:;:{  U u ̄|| u u  ,..、_ -> /`i   !   !   これからが本当の地獄だ・・・
   |  |;:;:;:;i\    iヽ、   i {++-`7, /|  i   !   ! 











205 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/01/14(土) 12:52:52 ID:6TErKDInO
ベジータwwwwww

206 :魔神戦争 ◆vNFYAR5c0g :2006/01/14(土) 12:56:07 ID:b+ZYnpzD0
これから話を進めるうちにシリアスになっていくと思います、たぶん。

207 :魚間:2006/01/15(日) 03:32:49 ID:7wsW8zLp0
え〜とこれから投下しますが
批判とか指摘ばんばんしてください

208 :魚間:2006/01/15(日) 03:34:58 ID:7wsW8zLp0
目が覚めると俺はデカイ椅子に座っていた。そして目の前には朱色の顔色の爺さんが何か喋ってる
「おお、ようやくお目覚めになられたか魔王様」
へ?何言ってんの?
いきなりの展開について行けない
確か古典の授業中に寝ちゃったんだよなぁ
「混乱されていると思いますがあなたは今この時から魔王なのです」
・・・・・・・魔王?
「え〜と、それはどういう意味でせう?」
すこし引き気味に俺は爺さんに聞いた。
「文字通りあなたは魔王なのです。わからないことばかりだと思うのでこれを」
そう言って爺さんは一冊の本を俺に渡した。
本のタイトルは
「・・・初めての魔王?」
俺は思わず呟いてしまった。
「そうです。その本は今のあなたにぴったりです。
まぁ今は気が動転しているでしょうから休んだ方がいいでしょう。
部屋に案内しますよ」


爺さんに案内された部屋はベッド、本棚、机、椅子があるだけの質素な部屋だった。
「じゃあ用があったら呼んでください。」
そういうと爺さんは部屋から出て行ってしまった
窓から外を見るともう日は暮れつつあった
俺の感想はただ一つ
「わからんことばっかりだ。」
そう呟いた後俺はベッドに倒れ込んだ。

209 :魚間:2006/01/15(日) 04:07:43 ID:7wsW8zLp0
しかし本当にここは何処なんだろう。
さっきは場の空気に流されてしまったがよく考えると明らかに不自然だ
なんで授業中に寝て起きたら知らない場所でしかも変な爺さんが目の前に立ってるんだ?
しかもあなたは魔王だなんて・・・・・・普通は勇者とかだろ!?

とかなんとか思いながらとりあえず言われた通りに本を読む
オビにはこう書いてあった
『これを読めばあなたもきっと立派な魔王に。
親切に、そしてわかりやすいがモットーです』
・・・・・何処に売ってんだこんな本
というツッコミを心の中で入れた後、本を開いた

『この本を初めて読んだあなた。きっと何がなんだかわからないでしょう。』
うん。本当にわかんない

『あなたはこの世界の魔王となるべく召還されたのです。
この世界でのあなたのするべき事はただ一つ、勇者に倒されることです』

・・・・・・・・えっ?
人をいきなり召還しておいて勇者にやられろと、そう申すのですかあなたは?!
と思うと同時に自分が魔王なのだからやはり勇者もいるということに納得する俺

『あなたが召還されてから一ヶ月たつと勇者が旅立ちます。
あなたは勇者がちゃんと自分の元にたどり着けるよう
勇者を見守り、時には助けながら勇者を肉体的、精神的に成長させて下さい』

「・・・・・こ、これが魔王の仕事?」
俺は少し世界観を変える必要があると思った

210 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/01/15(日) 11:01:34 ID:kr4gpNRaO
GJ

211 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/01/15(日) 15:33:22 ID:tKooZO3a0
>>魔神
ワロタwww
>>魚間
イイヨイイヨ、続けて。

212 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/01/15(日) 16:33:58 ID:tKooZO3a0
何でこんなに人がいないんだ、感想ぐらい書こうぜ。
保守

213 :魚間:2006/01/15(日) 17:24:46 ID:IZnqro+0O
ドラクエの世界の神様ってルビスであってたっけ?
実はTUVとモンスターズしかやったことなかったりする

214 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/01/15(日) 17:55:41 ID:kr4gpNRaO
神様でいんじゃね?
Zでもそうだったし

215 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/01/15(日) 22:15:54 ID:rve1pUuM0
ルビスは精霊でしょ?
3ならゼニスがいるけど

216 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/01/16(月) 00:39:47 ID:Yz4mo4aE0
テスト

217 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/01/16(月) 01:28:39 ID:pTHZLAUD0
マスタードラゴンはいちおう神らしい。

218 :DQな現代 ◆gqal0QWwZw :2006/01/16(月) 01:53:17 ID:5FwhMpKW0
>>183
続き
なんか色々あるみたいですが
投下しますね


父者が走り出す、若干相手の右側に寄っている。
(なら・・・)
それに続き、自分は父者の長剣に巻き込まれないよう左側に回り込む、
距離は約10b、一気に詰め・・・魔物が大きく息を吸った!!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
                   ここで意識が飛んだ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



219 :DQな現代 ◆gqal0QWwZw :2006/01/16(月) 01:54:07 ID:5FwhMpKW0
「・・・・いよう!!」
唐突に声が響く
「・・・・あ・・・あの・・・起きろって・・」
(う〜ん・・・ん?)
目を開くとそこは真っ暗な場所だった、特に暖かいとか寒いとか微妙だとかそんなのは感じられない、
強いて言うなら普通の空間、暗いだけで。
(死んだか?なら閻魔大王に書類審査してもらわないと・・・)
んな事を考えながら声の方向を向くとなにやら人影が見える、
20くらいの野郎、ジャンパーにジーンズ、特に決めてもいない髪型・・・

まさしく俺じゃぁないか・・・・ツマンネ('A`)


「いやあ、つまんねとか言われてもよぉ・・こっちにも用意って物があるじゃん」
最後だけ声に出してしまったらしい、ま、いっか
「で、俺が俺に何の用でしょうか?」
「ん、それだ、実は俺はお前なんだ・・・は解っているようだな。
 詳しく言うと・・・おまえはおまえの世界の俺で俺は俺の世界のおまえなんだ」
「ほほう、言ってくれる。で、おまえの世界の俺が何しにこんなへんぴなところまで?」
「自分の脳内をへんぴなところとか言うなよ・・・いいかよく聞いてくれ
 現在の状況では俺の世界におまえがいておまえの世界におれがいるよくわからない状況になってるんだ。
 なんかつっこみ所が沢山あったろ?起きてから?」
「(ははあ、なるほど・・)うん、なんかしらんが母者がザメハ使った、あと剣とかあった!!」
「他には?」
「う〜んと、そうだ、なんか魔物的なやつにぶっ飛ばされたんだ、さっき」
なにやら俺2号(←今つけた)が固まるのが解った
「つまり、魔物にぶっ飛ばされて気絶したと・・・どんなやつ?」
「マンホールからウボァァってなってる緑のやつ」
「それって・・・・やばいぞ、いどまねきかよ!!
 戦力は?まさか1対1じゃねーべよな?」
「一応父者とあと2名、やっぱりやべーのか?」

220 :DQな現代 ◆gqal0QWwZw :2006/01/16(月) 01:55:12 ID:5FwhMpKW0
「うん、下手したら全滅もあり得る、現にこうして気絶してるだろ?
 ・・・・しょうがねぇ、ほかにも色々あったがまたの機会だ、
 特技技だけ教えてやるからじっとしていてくれ」
「技術ってそんなに易々と伝えられる物かよ・・・」
「それができるんだな」
俺2号が目を瞑って念じ始める、すると、なにやら青白い炎の玉のような物が出現する!!
それはゆっくりと自分に近寄ってくると頭の当たりに被さり、吸い込まれていった
「どうだ?」
記憶が流れ込んでくる・・・・と言うよりは、体と心から何かが吸い出され、
件の青い玉と合成され、新しい情報として体の中に帰ってきた感じだ・・・。
「斬撃技が多いな・・・ま、俺だからか」
「うん、あとこれだけは見てほしい」
おれ2号は念を押すように言い、構える、剣のイメージだということは言われずとも理解した、
「で、こうだ」
激しい斬撃(のイメージ)を放つ、傍目にはなんだか解らないだろうが、自分の事なのでよくわかった。
「なるほど・・・専売特許みたいなもんなわけか・・・把握した」
「よし、じゃあ早速父者と魔物を倒してくれ・・・・」
(って、え・・・ちょwwwwwwwwwwwww)
・・・・・・
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
                   また意識が飛んだ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

221 :DQな現代 ◆gqal0QWwZw :2006/01/16(月) 01:55:54 ID:5FwhMpKW0
・・・気付くと道路にぶっ倒れていた、脳味噌がガンガンする・・・
そして、今見た夢(?)と現実(?)を同時に思い出す
(そうだ、俺に会って、いどまねきがいて・・・そうだ、父者は!?)
慌てて振り向くともう立ち上がり構え直している父者の姿があった。
そして後方にはさっきの二人が倒れている、どうやら突撃体勢が防御にも効いたらしい。
「父者!!」
「やられたな、雄叫びとは・・・なめたまねしやがって、うお!?」
2人同時に跳ね飛ぶ、と同時に黒い固まりが空を裂き飛んでゆく。
(いしつぶてか・・・)
いどまねきが砕いたアスファルトを投げつけてきたのだ!!
今は自分達を狙っているが、無防備な後方の2人を狙い始めるのは時間の問題だろう。
「くそ、切り込め、雄叫びは心配するな!!」父者が叫ぶ、
そう言われると何となくできる気がした、
「うおおおおおぉぉぉぉぉぉ」
剣を構え再度突撃する、すると、またもやいどまねきが大きく息を吸い込む!!
(またやられるのか?)


222 :DQな現代 ◆gqal0QWwZw :2006/01/16(月) 01:56:46 ID:5FwhMpKW0
が、次の瞬間腕を正面で交差させる、(大防御の構えか)
と同時に自分の脇を朱色の疾風が駆け抜け・・・いどまねきに直撃する!!
ッドオオォォォォン!!!
父者の放ったかまいたちだ、
夢の中で覚えた物の中にもあった(基本技らしい)が・・・自分の物とは威力が段違いであることは何となく解った。
その威力にいどまじんがのけぞる、防御のせいでダメージは大したことないようだが・・・それで十分だった
「ザァァァァァンテツ!!」
負けじと雄叫びを上げ、剣を振り上げる!!
(俺の専売特許!!)
剣が青い気で包まれる
「メタル斬り!!」(注:)
気合いを込めた斬撃がいどまねきの腕を捕らえ、完全に切断した!!
そして勢いに身を任せ走り去る、
振り向くと父者が長剣を大きく掲げ・・・魔人斬りでトドメを刺すところだった、
戦いに勝ったのだ。

注:おれ「メタル斬り」の響きが好きなので、勝手に改造してみました


あと、文章の区切りむずい

223 :一 五明 ◆l4DKXvv9Lw :2006/01/16(月) 12:31:53 ID:LZ6cUpPO0
起きたら突っ込みどころが沢山ってのが的確な表現でワラタw

224 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/01/16(月) 20:22:35 ID:+CRRlUtJ0
FF12の糞まとめサイトがついに終焉を迎えるようです。

http://game10.2ch.net/test/read.cgi/ff/1137175629/
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/ff/1137175629/
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/ff/1137175629/
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/ff/1137175629/
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/ff/1137175629/



225 :魚間:2006/01/17(火) 00:48:57 ID:6DH7Lyeg0
『貴方には召喚された世界用の名前が与えられています。
召喚された時点で既に配下の魔物達が魔王の事を世の中に知らしめているので
魔王○○?誰それ?という事にはなりません。』

どうやらこっちの世界では魔王の名前が決まっているらしい。
爺さんに聞いとかなければ。
変な名前じゃないことを祈ろう

さらに本を読んでいくと最初にすべきことという項目があった
正直助かる。魔王になれと言われても何をすればよいのかわからない。


『1、召喚された世界のことをを知りましょう
まずは自分が活動していく世界の事を知ることが先決です。
城には書物庫があるのでそれを使い、知能の高い配下の魔物に学びましょう。』

この場合の魔物ってやっぱりあの爺さんなのだろうか?
しかし書物庫かぁ・・・・・むふふ


『2、魔物の配置を決める
勇者のレベルにあった配置をしましょう。
たまにスパイスとして少しレベルの高い魔物を配置しておくのも良いかもしれません
勇者が旅立つのは召喚されてから一ヶ月後ですが
明日明日と言っていると一ヶ月はすぐに経ってしまうのでなるべく早く済ませておきましょう。』

この文を読んで今までやってきたRPGのボスの親切心にホロリとしてしまった。
苦労してたんだなぁと実感。
しかしこの夏休みに入る前の先生が生徒に言う台詞みたいなのはやめてくれ。

226 :魚間:2006/01/17(火) 00:49:39 ID:6DH7Lyeg0
『3、城の改築をしましょう
召喚された時点での城はどれも一緒ですがあなたの好みの部屋割りに改築することができます。
MSO(Magic Support Organization)建築部に連絡すればどんな要望でも約三時間で完成。
しかも初めて御利用の際には無料ですので是非利用しましょう。』

MSO?本の出版社を見てみるとこれまたMSOとなっている。
おそらく魔王の援助団体みたいな組織なのだろう。
しかし改築なんかする意味あるのか?
魔物たちもいきなり城がかったら困るだろうに


読んでいくうちにだんだん瞼が重くなってきたので今日はこのくらいにしておこう。
明日は本に書いてあった通り爺さんにこの世界について学ぶとしようかな。

そう予定を立てながら俺は夢の世界へと旅立った。











・・・・・・・だがそれは起こった。

227 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/01/17(火) 14:36:27 ID:iPjzgxipO
ワロスwwwwwwwww

228 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/01/17(火) 17:17:20 ID:7+iF8UDv0
このスレって人少ないよね。感想すらかかれてない作品があってサビシスofz


229 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/01/17(火) 17:56:48 ID:d71LA2hUO
好きな作品には何行でも感想を書けるけど、
興味の無い作品には『GJ』くらいしか書けないんだよなあ。
かといって、好きな作品にだけ感想を書くのもね…。

230 :魚間:2006/01/17(火) 18:31:35 ID:2qkFsZOrO
個人的に言うと感想は正直に書いてほしいな。
気を使わないで普通に
「ここがやだ」とか「こうした方がいい」って言ってくれた方が助かる

特に今は物語の土台を書いてるから自分でも面白くないとわかってるから
GJって言われても気ぃ使ってくれてるんだなぁと思う
+自分の作品がどのように評価されてるのかわかんないので困る

という訳で俺の評価は正直に書いてほしい
「ツマランッ!」「糞」でもいいけどドコが糞か指摘してくれたら嬉しい

こういうのって俺だけ?
あと携帯からなんで改行変&長文メンゴ

231 :魚間:2006/01/17(火) 18:37:37 ID:2qkFsZOrO
個人的な意見なんだけど感想は正直に書いてほしい。
今は物語の土台を書いてるから自分でも面白くないってわかってるから
GJって言われても気ぃ使ってくれてるんだなぁと思う
+自分の作品がどのように評価されてるのかわかんないので困る。

という訳で俺への評価は正直に書いてほしいな
「ツマランッ」「糞」でもいいけどドコが糞か指摘してくれたら嬉しい。

こういうのって俺だけ?

あと携帯からなんで改行変&長文メンゴ

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