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もし目が覚めたらそこがDQ世界の宿屋だったら三泊目

186 :名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 00:06:14 ID:Xy2EmRtL
夜勤明けから帰り居間でプレステにドラクエをプレイ中強烈な睡魔に襲われ微睡みながらもヤブァイ電源落として寝なきゃと電源を落とし、布団を引っ張り出して眼を閉じるとドラ●もんのの●太くんよろしくおやすみ三秒で深い眠りについた。
下にふかふかな布団の感触。ふむ、気持ちがいい…。んふふ…。うーん…そろそろ起きるか…。今何時だろう…いつもの如く夕方五時位だろうか。さて…とゆっくり眼を開けた。
フローリング。観音開きのタンス。そしてシングルベッド。ん…?自分の部屋じゃない。いや?ちゃんと居間で寝ていたはず。私はむっくりとベッドから起き出し洗面台を探し歯ブラシで歯を磨いた。ちょっと待っててね。寝起きに歯磨きをしないと嫌なのだ。


187 :名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 01:00:04 ID:D+hhZro9
ちょw待てwwここは何処だ!?(゜Д゜;)私はようやく目が覚めて焦りながらも部屋を出た。階段を降りるとすぐフロントでカウンターに何処にでもいそうな太ったおばちゃんがこちらをみるとおはようございますと言った。

188 :名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 01:06:05 ID:ACakJ5A9
私はキョドりながらもこ、ここは何処なんですかね!?と聞く。おばちゃんは「ここはサラン。サントハイムの城下町だよ」と教えてくれた。
私はタバコを吸っていた。おばちゃんにはぁ。そうですか。と気の抜けた返事を返した。そしてタバコありませんか?忘れてきちゃって。と伝えると葉巻をくださって部屋に戻り火をつけた。苦しい時や悲しい時でも腹は減るときは減るように吸いたいときは吸いたくなるのだ。

189 :名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 01:29:13 ID:ACakJ5A9
サランの町?サントハイム?それって…それってドラクエ4じゃないか!?私の大好きな!うおぉー!これが2ちゃんねるスレの目覚めたらドラクエの宿だったってやつ?(・∀・)ニヤニヤ

190 :名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 01:34:43 ID:ACakJ5A9
ところで二章?五章?二章ならあのおてんば姫が最初に寄る町だよな…五章なら勇者がきて…。その時サントハイムは…。

191 :名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 01:37:48 ID:ACakJ5A9
てか待て。ここはドラクエの世界。元にいた場所には帰れるのか?今日は夜勤明けで明日は休み。だが明後日は仕事だぞ?そのまま帰れなかったら→→→ニートケテーイ。……イヤじゃあそんなの!( ̄〇 ̄;)
とはいえ慌てても仕様がないので私は部屋を出てフロントのおばちゃんに朝食をとれるか尋ねた。

192 :名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 02:01:24 ID:ACakJ5A9
宿一階の小さな食堂で私はパンと牛乳とスクランブルエッグを口にしていた。周りは鎧を着た人や神官らしい人がいる。本当に、ドラクエの世界にきてしまったのだな…コスプレじゃないんだな…と実感した。(;ω;)

193 :名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 02:16:16 ID:ACakJ5A9
その中に。赤毛の巻き髪。青のマント。青髪の整った顔の緑色の神官服。緑色のゆったりとしたローブを纏う老人。丸いテーブルを囲み食事をとる三人組を発見した。
サントハイム三人衆キターーーーー!!うほwアリーナカワイスwあ…あれ?確かに小さな食堂だし至近距離に人はいるけれども。メガネがなくても目が見えている?何でだろ?ドラクエクオリティ?

194 :名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 02:27:51 ID:ACakJ5A9
目が見えるって素敵ね☆私は下を向きニヤニヤ(・∀・)しながら食事を済ませた。
良く考えよう。この世界に来てしまったのはいいのか良くないのかはまぁともかく。この世界でのお か ね が な い
ことに気づき血の気が一気にひいた。人に後ろ指を指されるような人生を歩むなと母さんに言われてきたのに…。母さんゴメン。私は犯罪を犯してしまいました。私はショボーン(´・ω・`)としながら宿のおばちゃんに打ち明けた。

195 :名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 02:33:38 ID:OjtvTB/x
トリップつけたら?

196 :名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 02:39:47 ID:ACakJ5A9
「えっお金がないのかい?!」おばちゃんは案の定驚いた。「そうなんです…すみません…」私は平謝りだ。「弱ったわねぇ…」おばちゃんは頬に手を当て考え込む。私の視線はずっと床を見ていた。
「あたし、その人の宿代出すわよ」
ハッとし、声のした方へ頭を上げると先ほどまで食事をしていたアリーナ姫がいた。「姫様?!」「姫っ?」お供二人が一斉に驚く。
「あたしが出すって言ってんのよ。四人分でいくらかしら?」

197 : ◆36yZlE15gs :2005/09/11(日) 03:13:58 ID:ACakJ5A9
宿を出ると私はサントハイム三人衆に頭を下げた。「助けていただいてありがとうございました。無銭宿泊をするつもりは毛頭ありませんでしたが何故先程お金を持っていないことに気づきました。このまま…どうなるかと思いまして…」
「毛頭…頭に髪の毛ないって。ブライ」
「姫っその毛頭ではありませぬぞ!勉強しなさいとあれだけ…ブツブツ…」
「まぁともかく。今度からは気をつけなさいね。じゃあ」
サントハイム三人衆は踵を返した。私は頭を上げた。


198 : ◆36yZlE15gs :2005/09/11(日) 03:26:23 ID:ACakJ5A9
「お待ち下さい!」大声に驚いたのか三人衆は振り向いた。「あの、見たところ旅人にお見受けしました。どうか、私を旅に連れていってください!」
私は深々と頭を下げた。頭を下げているので三人の顔は伺いしれないが、きっと困り顔であろう。お金を払った挙げ句旅に連れて行けとなんてあまりにも都合が良すぎるからだ。
沈黙が流れた。そしてその沈黙を破ったのはアリーナだった。
「あたしはいいわよ」
アリーナの声に私は頭を上げた。

199 : ◆36yZlE15gs :2005/09/11(日) 03:38:38 ID:ACakJ5A9
「姫っ!こんな素性のわからないものを何故?!」
ブライが殆ど悲鳴のような声を上げる。「旅は道連れ世は情け、よ」
「こんな時に正しい諺を使わんで下さい!」
「正直気楽な一人旅を満喫しようとしたのにあんたたち二人が来た。もう何でもいいわよ」
アリーナは肩をすくめた。
「アリーナ様の言うことでしたらわたくしは反対をしませんが…」
今まで黙っていた神官クリフトが口を開く。
「あなた。何か得意とするものはあります?」
「私?得意なものはパラパラ。職業は老人の介護をしています」
…ブライの放ったヒャドが私に降り注ぐ。

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