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もし目が覚めたらそこがDQ世界の宿屋だったら二泊目

1 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/05/17(火) 19:10:37 ID:4/FHaAAe
ここはもし目が覚めた時にそこがDQ世界の宿屋だったらということを想像して書き込むスレです
小説形式大歓迎!

前スレ
もし目が覚めたら、そこがDQ世界の宿屋だったら
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/ff/1110832409/

まとめサイト
「もし目が覚めたら、そこがDQ世界の宿屋だったら」冒険の書庫
http://www.geocities.jp/if_dq/

648 :DQ2 ◆aZ1oqwTk3I :2005/07/09(土) 21:05:25 ID:3OKRjkhh
 クマの緊縛プレイから数日後、俺は作戦を変更することにした。
結び目が作れないなら、縄の先を投げ縄みたいにして祠の中にひっかけさせればいいじゃない。
もし祠の中にでっぱりがないなら、縄を旅の扉に入れさせて水流によって洗濯機のごとくひっぱらせればいい。
縄がニュルニュルと出てくるシュールな光景にローレシア側の旅の扉にいる人は驚くだろうが、正直手段は選んでられない。
選んでられないっつーより、選んでもことごとく失敗してるわけだが……。_| ̄|○

 ……ま、まぁ、過去を思い出して落ち込むより、今は前向きに考えんと。
輪投げとかターザンごっことかでクマはだいぶ縄に慣れてきて、セルフ緊縛プレイすることもなくなった。
今度こそ成功するはず! いや、成功させてみせる!
縄の一方をクマにしっかりと握らせ、もう一方を自分の腰にしっかりと結わえつけ、
「よし、クマ。ちょっとこの縄持って旅の祠まで飛んでくれ!」
「アーゥ! ゥアッ!!」
パタパタと音を立て、クマは旅の祠まで飛んでいく。
ぃや……った!!初めて旅の祠に近づいた!!うはwwwwおkwww
「クマーッ! そこでいい! ストップストップ!!」
「アウ?」
そのまま小島を通り過ぎる勢いのクマを止め、島に下りるよう指示を出す。
フッ、さすが俺のクマ。俺の言うことをちゃんと聞いてくれるぜ。
「よーし! んで、そのまま中に入って、縄のさきっちょを旅の扉に入れるんだ!!」
やっと……やっっっと、ローレシアに行くことが出来るんだなぁ……。なんか涙が出てきた。

649 :DQ2 ◆aZ1oqwTk3I :2005/07/09(土) 21:07:03 ID:3OKRjkhh
しかし、クマはいつまでたっても祠に入る様子を見せない。
「おーい、縄を旅の扉に入れてくれ〜!」
もしかして、祠の中に人間がいるのを警戒してるのか?中に人はいないはずなんだが……。
そのうちクマはこちら側を向いて、縄を懸命に引っ張り始める。
……そういや、輪投げ用の輪とかターザンの綱用とかで
この縄かなり使ったから長さが足りてないか。_| ̄|○
い、いや!まだ策はある!俺の腰に巻いた縄を解けば……!
「ア゛ーーッ!! ゥアーッッ!!!」
「あっっ!!!」
俺が縄を解いたと同時にクマは思い切り縄を引っ張り、そのまま縄を持って祠の中へ入っていった。

「ァー……?」
……うん、確かにクマは俺の言うことを聞いて、縄を旅の扉に入れてくれたよな。
クマが引っ張る前に、俺がちゃんと声をかけておけばよかったんだよな。
でも、今はちょっと一人で泣かせてくれ……。


ザハン脱出計画その13:旅の祠からローレシアに行く(。・゚・。・゚・(ノД`)・゚・。・゚・。)

650 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/07/10(日) 00:12:17 ID:XDjtrEFa
クマ かわいいよ クマ

651 :目覚め7→8 ◆I.kyL2RE.w :2005/07/10(日) 00:48:24 ID:XDjtrEFa

てれれれ てっててー♪

町を守るために一つ目の巨人と棍棒を交えていた頃です。
なかなか強力な上に、斧を持った物騒な民族仲間なようで、そいつらがが後から後から止め処なく出てきます。
この民族素早くて交わすのが辛い・・・どごん
なんだこの鈍い音。振り返ると、青い髪のしたで、つるつるの額が割れているのが見えました。赤い物がきらきら流れています。
「           」
何かものすごくいやな物を思い出しました。それが何かはわかりませんが、胃がずしっと重くなって息が詰まるような感じです。
ざくざくざく なんだか どがんごす くるし がんっがんっ  ががががっずしゃ  どおん ずしーん・・

目覚め8回目

ちゅんちゅん。ちゅん。ばさばさばさ。

まぶしい。ここはどこだろう。

「うわーくっせえ。ホームレスだぜ。」「ここは公共の公園だってんの。でてけっつうの。聞いてるのか」

652 :8回目の目覚め ◆I.kyL2RE.w :2005/07/10(日) 00:51:30 ID:XDjtrEFa
声の主はとても若い。きっとまだ学生だ。悪くすると小学生かもしれない。複数いる。耳を引っ張られた。
私が若いとき、大人や、政治や、世間とか、そんな物を小馬鹿にしていたことがあった。そのためにたくさんの人を傷つけたかもしれない。
それでも、知らないことはとても気楽だった。あのときが一番楽しかった。
自分たちの世界だけだったにしても、あのとき私は特別で、高貴ともとれる、選ばれた人間だった。お互いそう思ってくれた友達もいたはずだった。
その状態がどれだけ恵まれた環境で維持されていたことか。そんなことは私たちの知ることではなかった。
その当たり前のはずの環境がおかしくなったのはいつからだったろう。私の周りには友達がいなくなっていた。
彼らは表面だけ、群れがほしかっただけ、だ。僕だけがはだかの王様。裸を意識していなかったのは私だけだったのか?人とはなんて狡猾なんだ。
無駄に助長された誇りだけが残り、今でも私を苦しめる。私は何だ?何かがおかしいこんなはずはない。
大人になって私は、どうも普段通りではうまくいかないのだということに気づいてきた。いつもとちがう。不安。恐怖。
そうしていつのまにか愚劣なはずの人間に頭を下げることだけを覚えていた。
私は人生の半分で肯定してきた事を捨て去りおれることで生き延びてしまった。私に残った物は何だ?私は何だ?知りたくない。

切実な思い。あのころに戻りたい。誰もが私を必要とする世界に。

「しかとこいてんじゃねーよ」がん
彼らの長い長い大演説を、私は無視してしまったようだ。だけど、私は君たちと同じようなことを考えていたんだよ。
「おまえらはな社会のゴミなんだよ。だから俺が片付けてやるよ。ありがたく思え?おまえなんかが殺されても誰も悲しまねえの。」
バットが見える。きっと金属製だ。・・・だってすごく重くていたqい。「ごっごめ、」あ。殺されるかもな。

がんっ。


653 :9回目の目覚め ◆I.kyL2RE.w :2005/07/10(日) 01:00:17 ID:XDjtrEFa
ん?どこだここは、一つ目の巨人は? ぼこっ いたっ こらっ やめっ
「なにをするきさまらー」あれ声が出る?まあいっか。
「おーんあにかしゃべってるぜ。へへ」嘲笑と好奇と恐怖が混じった声。
「貴様、足踏みをしていないところを見ると魔物だな!」
それを聞いて魔物、「????」沈黙
そして爆笑。
「あんだそれ」「わけわかんないですけど」「宗教?やっべー」「薬でもやってんの」「ありえね」
・・魔物のくせに挑発するとは生意気な。ひゃひゃひゃという魔物らしい下劣な笑い。決まりました。
「ふう。」「ん?」がすっ
私は近くにあった鉄パイプで間髪入れずに何度も何度もたたきました。あれそういえばメタキンの剣は?
魔物は図々しくも涙や鼻水を流して悲鳴を上げ「助けて〜」などと命乞いをしてきました。許すかこの。
だんだん人のかたちが無くなって、静かになってきました。ありゃ。いつもより潰れ方がグロいな。やりすぎたかな。
あれ、ちょっと疲れたか、今までそんなこと無かったのにな。年かな。まあいいか。ホイミで回復すればいいし。
さあ金品をもらっていこうと思いましたが、ゴールドは持ってません。果物ナイフ程度の物があったのでそれをいただきました。
さあいくか。
「・・・わりさ〜ん・・おまわりさ〜ん。」なんか騒がしいな。ピーポーピーポウーウー。変わったBGMだな
「ほらあのひとです、ほらあのナイフを持っている人!」中年の女性が私を指さしています。周りにも人がいっぱい集まっています。
毎度のことだけど困ったなぁ「いえいえ大したことはしていません。世界を救うためですから。」
「お、おとなしくナイフを捨てろ!」
「ほおら言ったでしょう、だから私は早く立ち退きさせてって!」「怖いわねぇ」「言動がおかしいからこれかもよ?」「いや〜」
へっと思っていると布の制服を着た、変わった兵士?に捕まってしまいました。動けません。
よくみるとみんな足踏みをしていません。「しまった魔物か!」「はなせ私は、「こらあばれるな、鎮静剤、鎮静剤!」ゆうsy」

654 :637 ◆8hiFQKy8z. :2005/07/10(日) 01:29:27 ID:Sk+o+1po
座禅した結果得られたものは
周囲から変な目で見られるようになっただけ
やっぱ、やり方自体が間違ってた訳ね


そんな中、目の保養となるものを見たよ(*゚∀゚)=3
リアルでも見た事も無い
  _  ∩
( ゚∀゚)彡 おっぱい!おっぱい!
 ⊂彡

なんか其の人切れ気味だったけど、良い目の保養になりますた(*゚∀゚)=3
悪い事だけじゃ無いみたいね

655 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/07/10(日) 01:41:51 ID:jZ8jeB73
>>654
そうか、ならそのおっぱいが凄い人が乗る船に付いて行け、多分イカを倒してくれるはずだ

656 : ◆8hiFQKy8z. :2005/07/10(日) 02:03:36 ID:Sk+o+1po
>>655
おまいの言った通り
船の発着場に行ったら
テラキモスな覆面角半裸男とおっぱいがもめてた
テラキモスな覆面角半裸男がやたらペコペコしてたから、おっぱいは身分の高い人なんだろうか
便乗して俺も、乗せてくれって頼んでみた

無理ですた・・・orz

orzしてたら、黄色い服着た奴と厳つい顔のおっさんがやって来て
何やら話をしてた

おっぱい「この人たちがイカを倒してくれる」
テラキモスな覆面角半裸男「なんと」
黄色い奴「工工工エエエェェェ(´Д`)ェェェエエエ工工工」
半ば強引に連れられた黄色とおっさんの後ろにくっ付くようについて行った

てな訳で船に乗る事が出来たぜ。イェーイ
イカが出てやばくなったら、自分が出てやっつけ・・・ない
自己擁護マンセー
さらば、この大陸

657 : ◆8hiFQKy8z. :2005/07/10(日) 02:26:29 ID:Sk+o+1po
あと、1時間弱で着くそうな
天気良好、平平凡凡な海の景色が延々と・・・

本当にイカなんて出るんだろうか・・・



って書いてたら、後ろに巨大なイカが出ました
凄いデカイ、何か知らんが赤みが混ざった色のイカ。とにかくキモイ
喋ってる。
なんか黄色とおっさんが戦ってんの。スゲェ!
でも、向こうも火とか吹いてる
お前らもっとイカの事を知るべきだと思います
頑張れ。超頑張れ


って陰で傍観してる俺

658 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/07/10(日) 13:15:07 ID:gmPryzH7
>>◆I.kyL2RE.w
いいねーいいねー
こういうの好きだよ

659 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/07/10(日) 21:59:39 ID:bPNWQZJg
書き手さん達乙
DQ4はまだかな。。毎日の楽しみが減っちゃうよ。

660 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/07/10(日) 22:03:03 ID:/Od7XqMa
悪貨による良貨の駆逐だな

661 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/07/10(日) 22:04:08 ID:FCp4qoaN
656の
「テラキモスな覆面角半裸男とおっぱいがもめてた」を
「テラキモスな覆面角半裸男がおっぱいをもめてた」と
 誤読したやつは俺だけでないはずだ。



662 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/07/10(日) 22:52:44 ID:ieW5if1g
一ヶ月ぶりに来てみたんだがもうあの荒らしはいないのか?

663 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/07/10(日) 23:53:11 ID:FCp4qoaN
荒らしもいなくなったとこでとりあえずDQ4と埋めマン切望。
でも新しい小説が増えると書き手は書きにくくなるものなのか・・。
原因は別で例えば、中の人が期末テスト期間っていう線はないの?
ないか。そうか。orz

664 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/07/11(月) 00:40:44 ID:SxSEae3w
まぁ無理強いはよくないな。

665 :目覚め10回目:2005/07/11(月) 01:00:23 ID:+SkpHppO
(空気読まないで書き込みます。良貨は脳内あぼんして生`)

ピロリロリロ「ザオラル」

はっ。    ぐっ。げほげほげほっtくるしひ。急に酸素を吸った肺が痛みました。
ザオラルとは人一人を生き返らせることもある、という実に曖昧な魔法です。
きっと私は日頃の行いがいいからすぐ生き返ったのでしょう。
うーん死ぬってこんな感じなんですね。なんだか長い夢を見ていただけのような気がしますよ。
さあもう一息でしょう。任務を果たしましょうか。

何のためらいもなく、いつものように、深く、強く、しっかりと刺した。



666 :目覚め11回目 ◆I.kyL2RE.w :2005/07/11(月) 01:09:47 ID:+SkpHppO
(そのうえトリ忘れたよ。吊ってくる。)

てれれれ てっててー♪

さまざまな魔物を倒し、はじめの町からずいぶん遠くに来ました。私はもうすぐ暗黒神を倒しにいきます。
そんなとき私の仲間である彼女が倒れてしまいました。体力に異常はないのになぜ?と思ったら、

つ わ り

だと村の人に言われました。しかも彼女は「 あ な た の子が産めて嬉しい」らしいことを本当に嬉しそうに言ってくるんです。
私ですか、私なんですか。その綺麗な、真っ直ぐな、きらきらの潤んだ瞳に映ってる「あなた」とやらは
とりあえず首を振って相槌を打っていたら、彼女、ますます喜んで、私、どうすればいいかわかりません。
こんな若い人と、こんな知らない世界で、   正直ショックでパニックでストレスでハッピーでコンフューズですよ。
つかそんな覚え有りません。他の男が付いたわけありません。だって彼女はいつも後ろに付いてくるんです。
この世界では男女が宿屋に泊まっただけで子を授かるのですか?あの宿屋の主人はこのことを言ったんですか?どうせなら本当に楽しめばよkっ
周りは私の疑問を幸せモード故に取り合ってくれません。っていうか会話が成立しない世界でした。・・なされるがままにせねばなりません。
いやあ子供か。初めての、・・初めての子供・・・?(だよな。あれは弟だよな、そうだよな)・・・いやなんでもありません。
いや、やはりちょこっと嬉しいですよ〜。両親にも見せてやりたいな。
「まあ、かわいい。私に似たのね。」「何言ってんだ。ところで名前はもう考えているんだ名前は、・・」
なんて。きっとそんな会話しちゃったりするんですね。
あれ、なんか親の 親の顔がはっきり浮かんで、なんか、     だめだ、私、泣いてます。なんだ か   と ても 懐か しくて。
あはは。情けないですね、すみません。今日はちょっと討伐は休みますよ。

それは想像ではなく実際の出来事、記憶であった。幸せだった、懐かしい記憶の一部。子供が生まれて、みんな喜んで、そして

そして今は美しい理想。 決して 忘れられない 幻宝。


667 :埋めマン ◆TZg1R4cTLE :2005/07/11(月) 07:41:44 ID:kKPZV2DY
次の朝俺達はロマリアを目指した。まあ目指したと言っても勇者の「ルーラ」とやらで一瞬で行けるのだが。
なぜバカ王のとこへ行くかというとこの先オーブを探すにあたり自分達の船が欲しいのだ。
勇者とねーちゃんは二人旅の間商業船に便乗してたらしいのだが、決められた航路外も探索したいし何よりも
自分達のせいで船員を危険に巻き込みたくないらしい。普通なら船一隻ほいほいとくれるはず無いだろうがおそらく
バカ王はくれるだろう。なぜならバカだからだ。

勇者が呪文をとなえるやいなや体が浮き上がり一瞬でロマリアへ着いた。しかし便利だ。一同真っ直ぐ城へ向かう。
階段を上がり王の間へ進む。???おかしい。王の玉座には誰も座ってない。隣の大臣にどこへ言ったか聞いてみる。

バカ王はこないだ勝手に城を空けた罰として部屋に監禁されているようだ。しかし家来に監禁される王なんて
こいつくらいのもんだろう。とりあえず大臣に聞いてみる。おい船くれよ。もの凄い剣幕で大臣が怒り出す。
よくわからんが俺達に関わると王様はろくな事をしないとかパンツはまだ無罪じゃないとか船なんかそんな簡単に
やれるかとかそんな事を言っていた気がする。埒があかないので無視してバカ王の部屋に直接会いに行く事にした。
途中兵士に阻まれたがパンツを見るなりすごすごと道をあけた。
王の部屋には何十にも鍵がかけてあった。例の如く扉を吹っ飛ばして中に入る。見たところ誰もいない。
あっベットが膨らんでいる。おそらくふて寝してるのだろう。思えばこいつが城を飛び出したのも俺達の修行の
為だった。そう考えると俺にも責任がある気がする。礼の一つでも言うかと思いさすってみる。
反応がない。熟睡してるのだろうか。軽く小突く。反応がない。大きく揺すってみる。…やっぱり反応がない。
俺は思い切って布団を引っぺがした。

668 :埋めマン ◆TZg1R4cTLE :2005/07/11(月) 07:47:50 ID:kKPZV2DY


………。やられた。そこには王の姿はなく「だみーちゃん(はぁと」と書かれたでかい人形があるだけだった。
やっと駆けつけた大臣はその光景を見て怒りが再発したのかギャ−ギャー騒ぎ遂には倒れてしまった。
俺が思うにコイツは絶対カルシウムが足りてないな。勇者が心配そうに駆け寄る。結局兵士が担いでった。
脱走したとなるとバカ王はどこへ行ったのだろうか。意見を聞いてみる。

勇:きっと凹んでどこかへ気晴らしに行ってるんだよ。お花畑とか。
パ:ピエロの旦那は魔王の呪いで人形にされたでやんす!魔王めがなんて残忍な!許さないでやんす!
ね:しょっちゅう脱走してるみたいだし城の人に聞いてみたら?

ねーちゃん…あんたがいてよかった…

そこから俺達は手分けして情報を集めた。どうやらバカ王は無類のギャンブル好きらしい。
そして城下町にモンスター闘技場があり隙をみてはそこに入り浸っているらしいのだ。ダメ人間じゃねーか。
他にあても無いので俺達は闘技場を目指す事にした。


669 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/07/11(月) 16:06:09 ID:xZaVoEeB
総長乙!!!!


670 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/07/11(月) 17:05:50 ID:xs9DoEyf
埋めマン超乙!久々にワロタwww

671 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/07/11(月) 18:28:23 ID:SlilWeYq
総長乙!
適度な世界観の生かし方が(・∀・)イイ!

672 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/07/11(月) 18:54:38 ID:AR2gseel
ねーちゃんフツーにクールだw
ってか、お花畑とか。ってワロスw

673 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/07/11(月) 23:00:49 ID:oEI2d2CK
やっぱカンダタはバカだw

674 :埋めマン ◆TZg1R4cTLE :2005/07/13(水) 17:29:03 ID:qU3qug6I
闘技場ー階段を降りるとそこは熱気で充満したいた。ギャンブル特有の熱気。
パチンコ狂の俺としては非常に懐かしい。何というか心地いい。
勇者はこういう所は初めてのようでキョロキョロしている。周りの視線がパンツに集まる。マズい。
おそらくみんな逃げ出したモンスターか何かだと思っているのだろう。俺はパンツに300ゴールド渡し、これで
何か食って来いと言った。パンツは嬉しそうに駆けていった。やれやれ一安心だ。

さてこの広い闘技場でこれだけの人の中でバカ王を探すのは苦労しそうだ。
そう思った矢先、モンスターが戦っているアリーナに向かって一際大声をあげて大騒ぎしている大男がいる。
見覚えのあるピエロの格好…バカ王だ…目立ち過ぎだろ…どうやら賭けていた魔物は負けたらしく全身で
悔しさを表している。暑苦しい上にうっとおしい。正直知り合いとは思われたくない。
暫く地面にへたり込んだ後、もの凄い勢いでチケット売り場へ向かった。まだやんのかよ…

バカ:次こそは!次こそはあああああ!!!!
売り場の人:はいはい毎度王さ…じゃなくてピエロさんどうします?
バカ:スライムベスに500ゴールド!
売り場の人:(相変わらずギャンブルの才能ねーな)かしこまりました。スライムべスに500ゴールドですね?

当然だがこの町の人みんなこのアホピエロが自分達の王様だと気づいているのだろう。
俺は売り場の人に話かけた。いいのかあんたらの王こんなんだぞ?苦笑いしながらこう答える。

売:いいんですよ!この町の人みんな王様の事大好きですから!世界を救った英雄なのに物凄く気さくでしょう?
  何しても憎めないんですよね〜。この国の国民は王様の家族みたいなもんですからね。ほんといい国ですよ。

「人を治める」というのは頭がいいだけでも、力が強いだけでも駄目なようだ。きっと人を惹きつける「何か」が
必要なのだろう。そしてバカ王はバカだがその大切な「何か」を持っているようだ。何となく親父を思い出した。
バカ王に目を向ける。また負けたらしい。悔し泣きしている…いい歳してこんな事で無くなよ恥ずかしいからさ…
勇者が慰めに行った。ね?もう十分遊んだんだからお城帰ろーよ?みんな心配してるよー?
16歳の女の子に説得されて帰ってくる家出おっさん。俺達は再び城へ向かった。

675 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/07/13(水) 22:59:36 ID:ygN3dyP1
超乙。ハゲワラwwww
キャラ立てうまいな。

676 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/07/14(木) 11:23:56 ID:wD4zWohR
ピエロ最高w
職人GJ!

677 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/07/14(木) 18:31:32 ID:mGC5UVwA
キャラ一人一人が魅力的ですごいな。総長が普通に見えるw

678 :埋めマン ◆TZg1R4cTLE :2005/07/15(金) 07:43:51 ID:vsISGfak
途中道端で寝ていたパンツと合流し本日二回目の城へ着いた。
バカ王はピエロの格好から王の格好に着替えた。入り口で兵士が敬礼する。
今回はお早いお帰りですねだと?今回はって…お早いって…いやもう突っ込むのはやめよう。
王の間へ着いた。大臣は部屋で寝込んでるらしい。ストレスの溜まり過ぎだろう。
王が王だけにさすがの俺ですら同情を禁じ得ない。まあいいや。バカ王に船が欲しい旨を話す。
暫く考え込む。船一隻ともなるとバカでもさすがにホイホイとあげられないのか。王が口を開く。
この国には船は何隻かあるものの、船乗りは必要最低人数しかいない。つまり船はやってもいいが
船乗りはつける事はできないという事だ。船があっても動かせなければどうしようもない。これは困った。

パンツ:あっし船操舵できるでやんすよ。

………。俺の聞き間違えだろうか。

パンツ:あっし盗賊になる前は海賊だったでやんす。

………。あり得ない。こいつに操舵ができるはずがない。超絶天然バカのこいつに!脳ミソまで筋肉化したこいつに!

勇者がすごーいカンダタちゃんすごい♪これで出航できるね!とか言って煽りやがる。
全会一致でパンツを船長にする流れだ。やべえ。これはやべえ。パンツも乗り気だ。
おいやめろバカおまえら考え直せ!こいつが地図逆さに見てて遭難しかけたのもう忘れたのか!?
パンツが船長の船なんてある意味魔王と戦う事なんかより遥かに危険だ!魔王に殺られるならまだしも
海の藻屑になるなんて死んでも死にきれねーぞ!え?何?今から船に案内するだと?バカだから待てって!
おいコラ人の話を聞け!殴んぞ!
俺の必死の抵抗も虚しくパンツが船長になった。終わりだ。俺達の旅は終わった。完全に。
しぶしぶついて行き船の前に着いた。なかなかいい船だ。この船が俺達の棺桶となるのか…
パンツはさすがに一人で操舵はできないらしく子分がいると言ってきた。子分?ああそういやこいつらのアジトの塔に
置いてきたな。そこでパンツは羽を使って子分を呼びに行くことになった。一人だと迷子になる可能性大なので
ねーちゃんも保護者としてついて行かせた。ほんとは最初に勇者がついて行くと言ったのだがこいつが行くと
余計に事態が悪化するからやめさせた。勇者はふてくされてずっと頬を膨らませている。ガキか。

679 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/07/15(金) 08:59:42 ID:aREbJ0y1
総長乙!!!!禿藁


680 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/07/15(金) 17:19:05 ID:eHzCk6Sh
総長だんだん保父さんになってるな。
きっとその内ねーちゃんも怪しい事になるに違いないw

681 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/07/16(土) 00:32:32 ID:jif3nWWb
埋め万絶好調だねー

682 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/07/16(土) 07:57:23 ID:EqZTKFL8
カンダタのは海パンだったのかw
確かに陸上じゃ不自然な格好だわな。

683 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/07/16(土) 11:04:56 ID:M299Bj23
age

684 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/07/16(土) 20:46:57 ID:ZEAdnMob
なんかパンツがもょもとに見えてきた

685 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/07/16(土) 21:35:10 ID:cz+sH6IP
もょもとてなんだ?

686 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/07/16(土) 22:20:26 ID:Kh7CwwLB
Uの主人公

687 :冒険の書庫の書記 ◆nUtX8ZK/82 :2005/07/19(火) 00:34:55 ID:xwYK54y+
ここまでセーブしました
http://www.geocities.jp/if_dq/

久々のセーブ…

688 :サイト発見:2005/07/19(火) 00:36:35 ID:e1nUwW2P
http://megaview.jp/view.php?v=107910
ヤスユキソフト知ってる?
知らないならGO!!
知っててもGO!!
着うた欲しいならモチ♪</a>

689 : ◆axDQ5BUlHY :2005/07/19(火) 15:09:43 ID:TLKs/Avn
今日の目覚めは最悪だった
訳の分からん鞭男にビシビシ叩かれて俺は目覚めた
俺はMじゃねぇっての!

・・・
って誰だよアンタ!

いつ俺の家に入った!?
なんだその鞭はK察呼ぶぞ!!!
・・・ってここは何処だよ!?
俺の家じゃねぇ!?
それ以前に何なんだよ。この服!?
おい!鞭男説明しろ!!

え?何その顔、鞭?嫌ですよ。痛いですし
うわ、来るな何をするやめくぁwせdrftgyふじこlp;@


嗚呼、北に拉致されたんだろうか・・・

690 : ◆axDQ5BUlHY :2005/07/19(火) 15:17:49 ID:TLKs/Avn
それから俺は同じような鞭男に散々扱き使われた。
元々がヘタレだったため、岩運んだり煉瓦運んだりするのは
恐ろしくきつかった。だが、休んだりするとすぐに鞭男が
ブーン⊂(#^ω^)つと飛んで来てビシビシ叩いてくる
まぁ、俺はまだしも、女とか爺さんとかがビシビシ叩かれてるのを見ると
凄い憤りを感じるのだ
ここは、老若男女問わず働かされている場所のようだった

休憩時間(?)らしいものに入ってやっと俺が何故ここに来たのかを考えた
1、北に拉致
2、
・・・俺にはこれしか考えられん・・・

訳の分からないまま時間だけが過ぎていった

691 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/07/19(火) 17:04:58 ID:V98oRkG3
トリップも気合い入ってるな
ガンガれよ

692 :目覚め12回目 ◆I.kyL2RE.w :2005/07/19(火) 23:31:06 ID:uiB7fmFc

「父上、大丈夫ですか、起きてください。」

うおーまものはどこだー。
「暴れないでください、助けにきたんです。父上は暗黒神の配下に石にされたのです。」
そこには精悍な雰囲気の、驚くほど立派な青年がいました。目が恐ろしく澄んでいます。
?と言う顔をすると、青年が説明をしました。
彼は私の息子だそうです。生まれたばっかりのはずなのに?と言う疑問は私が石になっていたことで片付けられました。
妻が子育てで動けないときに、私は村のそばに突然できた魔物の拠点城を潰しに行ったのですが、そこでやられちゃったみたいです。
そのあと村は襲われて壊滅。妻は行方不明、息子は村の人によって助けられました。
息子の育ての親は魔物にやられ、遺言として私が父親であると言うことを知っていたそうです。それにしても父上って言い方恥ずかしいですね。
聞けば育ての親は私のことを勇者、妻を賢者だと伝えたそうじゃないですか。いやぁ照れるなぁ。
「父上、母上は御無事でしょうか。」
うんうん。ほらほら泣かないで。息子よ。カキピーたべるか?あ、泣きやんだ。黙って食った。
ここは暗黒神の本拠地だとのこと。願ってもありません。さあ倒しましょう。さあいきましょう。
「とうとう行くのですか父上。もう一度いいますがこの先には・・・父上危ない!」
「ザラキーマ。」

ドクンッ   ぁがぁっ   

目覚め13回目

気がつくとひんやりとした、湿っぽい部屋にいました。ここが暗黒神の居場所?陰気なうえに小汚く地味ですね。
あっ息子がいません。暗黒神にやられたのかもしれません。おのれ暗黒神。
「息子は、息子はどこにいる。」あれ声が出る。あれ前にも

693 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/07/20(水) 01:27:54 ID:EgJAGrZJ
ザラキーマって久しぶりに聞いたな

694 : ◆ACP8n5IxG2 :2005/07/20(水) 06:06:13 ID:3MQedooS
目が覚めると、既に太陽が顔を出していた
「やべっ! 寝過ごした?!」
目覚ましがぶっ壊れてたのか、太陽の角度から考えて、もう8時くらいだろう。
大会前の大事な時間に寝坊してしまった自分を呪いながら、
それでもロードワークの為に飛び起きる。

「…此処は?」
昨夜は何時も通り、道場で稽古に励んで、クタクタになって家で寝た筈だ。
この殺風景な石造りの部屋は、一体何なんだ?

「拉致? 監禁?」
いや、自分にそんな価値は無い筈だ、しかし此処は一体…
部屋には、寝ていた簡素なベッドと箪笥、小さなテーブル以外には何もない。
とりあえず、音を立てないように慎重に部屋を出る。
ドアは木で、鉄板で補強がされてあるようだ、何とも時代がかっている。
同じようなドアが続いている、近づいて気配を探ると、人が居るようだ。

これでも少しは腕に覚えがある、眠っていて不意をつかれたが、
少なくとも一対一なら、そうそう負けないという自負もあるし、
何より、この状況に腹が立った。

とびらをけりあけ なかにおどりこんだ!


#すいません空気読まずに書いたんですけど、誰が書いてもいいんですか?
#おkなら続けて書きます。

695 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/07/20(水) 06:23:10 ID:uOAYdGaM
大 歓 迎!

696 : ◆ACP8n5IxG2 :2005/07/20(水) 07:26:16 ID:3MQedooS
>>695
#了解っす。

部屋に入ると同時に、中の人数を確認する。
デブ男が一人、他に人はなし! これなら勝てる!

「どういうつもりだてめえ!!」
襟首を掴んで問い詰めるも、デブ男は本当に何も知らないようである。
ビビるデブ男から話を聞くに、信じられない事だが、
俺は今「ファンタジー」な世界に居るようである。
妙ちくりんな草を売りつけようとするデブを無視して、宿を出る。

小さな村だ、一通りウロウロしてみたが、役にたちそうな物はなさそうだ。
明らかに頭が重過ぎるこん棒とか売ってる、アホかっつーの。
こちとら拳鍛えて何年だと思ってんねん。
なんか竜王がどうのとかいう話を聞きつつ、村から見える城に向かってみる。

697 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/07/20(水) 09:33:59 ID:kxZas2AD
主人公のキャラが総長とかぶる。埋めマンの中の人じゃないよな?

698 : ◆ACP8n5IxG2 :2005/07/20(水) 15:34:25 ID:evbJi225
>>697
#あ、違います、たまには強い人のパターンもいいかなと思って
#書いたんですけど、ガイシュツでしたか orz

外は、びっくりする程何もない。
草原と森と山、それから海があるようで、風に乗って潮の香りがする。

城に向かっていると…居るよ、本当に居るよ、スライムが。
あの身体で、どうやって動いてんのかが不思議でならない、刹那!
信じられない程の速さで、こっちに飛んできた!
少々不意をつかれたが、反射的に出した突きで迎撃できた。

どうやら幾ばくかの金も手に入るようだし、いいトレーニングになりそうだ。
実戦は何よりの宝である、暫くスライムをボコり続ける事にする。

クタクタになって村へ帰る…あれ? 城に行こうとしてたような気もするが
まあいいや、路銀も出来たし今日は宿に泊まる事にして、ついでにデブ男から
この世界について色々聞いてみる。
村でもちらっと聞いたが、竜王とかいうのが幅をきかせている世界のようだ。
話終わった後「食べるとどんな怪我にも効く」というぁゃιぃ草を貰う。
半信半疑で食ってみたら、マジで身体中の疲労がスッキリなくなった!
なんだコレ?! しかしこの草があれば、一日中トレーニングも夢じゃない。

有り金全部で、デブ男から買えるだけの草を買う。
お礼だと言って、皮製のポーチも貰った、これに草入れときゃいいな。
さーて、一人スライム撲滅運動でも開始するか。

699 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/07/22(金) 18:58:35 ID:cZG7f5uR
過疎り

700 :目覚め13回目 ◆I.kyL2RE.w :2005/07/22(金) 22:27:27 ID:ZpzrX5Jk
「息子ですって?」
振り返るとそこには醜いしわのついた女性がいました。間違っても嫁にしたくありません。
「それを私にいうの?」
女性の様子がおかしい。顔は笑ったように引きつって、なんだか震えています。
「あなたが、
女性は不自然に背中に回した手を、震えながらもう片一方の手で支えました。そして、
 あなたが殺したんでしょう!」
両手と、それに抱えられた何かがお腹に

ドスッ

「あ、何してるんですか!」「だめです!奥さん!」
「きゃああああああああああああああああころすkろしてやる!!!」
「目を離すなといったろ!それに 何でそんなもの持ってるんだ!」「ちょっとトイレに・・でも金属探査機にはかけたはずです!」
「まず奥さんを止めて、おまえ、医者、いやここのじゃだめだ。外から呼んでこい!」
「あはは、ひゃ、あはははは!」

最後にこちらに指を向けて笑う女が見えた。

701 :目覚め14回目 ◆I.kyL2RE.w :2005/07/22(金) 22:41:29 ID:ZpzrX5Jk

ピロリロリロ「ザオリク」

は、またやられたのか。それよりさすが我が息子。こんな高度な呪文使えるなんて。
ぐぅ生き返ったにしてもなんだかお腹のあたりが重く痛みます。
歯医者に行ったとき麻酔をかけたような、そんなじんじんと持続的な鈍い痛みです。
まあ。いいですね。そんなことよりさあいざ暗黒神討伐!!

男は無駄に長い階段を駆け上がった。暗く、柱の足が見えないほど高い。
紫や赤の色をベースに金の修飾。いかにも邪悪そうな外装の階段だった。
何物もを突き通す剣と、どんな力すら傷つかせるに能わない盾とを持ち
それはそれは意気揚々な様で昇っていった。
なぜか心地よく、まるで眠るような、そんな至福の一時だった。

702 :◆I.kyL2RE.w :2005/07/22(金) 23:19:21 ID:ZpzrX5Jk
奥さんが元夫に謝りたいと言って涙を流しながら見舞いの許しを請う。当然関係者は怪しんだ。この状況では奥さんが報復しかねない。
本来許されなかったが、奥さんが嘘をついているように思えなかったことと、元夫が動かないことがあって
こちらの監視を許してもらう約束で受け入れられた。
遮断機を使って金属探知器を欺いてナイフを持ち込み。監視係が目を離した隙に夫を殺害。
監視員は二人いたが、状況から油断していたうえ、下剤の入った手作りクッキーを食べさせられたため役をなさなかった。
奥さんは、こんなことをしたのにのんきに眠っているのが許せなかった。自分の手で殺してやりたいと思った。といっている。
「あの男は苦しんで死んだ?」
「麻薬や鎮静剤の多用、麻痺していて苦しまなかったかも知れませんね。」
「そう。」
「男のしたこともああですし、罪は考えたよりは軽くなるでしょう。」
「そう。」
「犯行が計画的なのと、23年前浮気してますね。その時は元旦那さんに問題があったとは証明しにくいことです。
そこでちょっと突っ込まれるかも知れませんが。」
「あの人自分のどこが悪いのか、何で愛想尽かされたのかちっとも気づいてないのよ。だから我慢ならなかったの。」
「はい。」元夫についての愚痴は何度も聞いた。奥さんによると、結婚生活は自分に何もさせてもらえず退屈で、
さらに行動の節々からにじみ出る食わせてやっているという恩着せがましい夫の態度が嫌で嫌でたまらなかったらしい。
「どうしろって言うんでしょうね。この年でもう三度目の結婚なんて、無理よ。」
「その点で保護が得られると思いますよ。」
「あいつは最後まで苦しまなかったのね。」
 話を変えた。
「苦しかったと思いますよ。生前、ひどい目に遭ってましたから。」
「あなたには解らないのよ。あの人は自分で責任を負うことがないの。逃げるだけよ。
 人から誉められたいだけなの。誰も愛していないのよ。
 それに、そこまで言うなら遺体の写真を見せて。」
「   」
「問題はないでしょう。見せなさい。それに私は被害者で、元妻よ。」
「    はい。」

もう目覚めない男をみて女は叫んだ。
不可思議な理想世界に逃げ込み、ついには逃げ切った男は、実に幸せそうな顔をしていた。

703 :あ、忘れてた ◆I.kyL2RE.w :2005/07/22(金) 23:34:11 ID:ZpzrX5Jk
↑で最終章。おしまい。

704 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/07/22(金) 23:52:22 ID:z8/TXqdy
正直意味わかんねww

705 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/07/23(土) 00:13:08 ID:SwZt9Za/
わかるっしょ

706 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/07/23(土) 00:18:53 ID:AKuv/oxh
やっぱり?まとめると、
仕事、人間関係がうまくいかないなどのストレスがたまったということで心療内科に通う。
そんなときに妻が浮気。男は逆上し、妻子を家具等で殴り、妻に肋骨を折るなどの重傷をおわせ、まだ5才の息子を誤って殺害、という事件を起こす。
こちらは心身が病んでいた、酒を飲んでいた、賠償金を払った、ということで刑は軽くなった。
当然離婚した。で仕事は辞めさせられて、いろいろと転職。叔父の子会社に就職。
しかし職場になじめず仕事を休みがちになる。家に引きこもって暇つぶしにTVゲームばかりしていたらしい。
叔父の力でしばらくはおとがめなしだったが、結局に地方に飛ばされる。
移転先のホテルで睡眠薬を大量に飲んで自殺をはかり、死にかける。

という男が、自分の妄想内のDQ世界の宿屋で目を覚ます。
DQの都合のいい話が、男の欲を満足させてしまい、現実世界に戻れなくないまま死んでいくはなし。
・・だったんだけどorz

707 : ◆I.kyL2RE.w :2005/07/23(土) 00:21:02 ID:AKuv/oxh
ごめん眠くて誤字ばっかだ。察しながら読んでください。orz

708 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/07/23(土) 00:25:55 ID:AW9fGesR
なんだか妙にリアルで暗いね、鬱になりそう
おもしろかったけど
よく考えればこれがこのスレで初めて完結したお話だね
本当に書き手さん、GJ&乙!
もし次回作があれば期待しています

709 : ◆I.kyL2RE.w :2005/07/23(土) 00:47:42 ID:AKuv/oxh
初めて完結したお話・・こんな暗いので・・・あ、ご、ごめんなs がんっ
読む人を鬱にするために書きました。なんたって半分俺の経けn
次回作はないので安心してください。ここでまとめてあいさつしましす
楽しんでくれた一部の方、ありがとうございました。
ウザスと思った方これから名無しとなり沈黙を守るので許してください。
さようなら。

710 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/07/23(土) 05:20:24 ID:sAm7Xs4L
>>709
乙&GJです。

その手の暗い話を読むのが大好きwwテラタマラナスwwネタが
出来たら次回作も是非

711 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/07/23(土) 08:41:09 ID:egEY1Uyw
ヲタばっかでゴミ貯めみたいなとこだな

712 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/07/23(土) 17:33:07 ID:AW9fGesR
>>711の正体
病弱な深窓の令嬢or少年
体の弱さから外にでることを許されず、唯一他人と触れ合えるところが2ch
しかし人付き合いの苦手さと経験の無さから、どういったレスをしていいかわからず、ついつい煽り口調になってしまうが、本当は仲良く楽しみたいと思っている
両親共に仕事で忙しく、人の愛や温もりに飢えている
そのためか優しい言葉や褒め言葉に弱く、口ではやめてと言いつつ顔を真っ赤にして照れることも

自分が考えうる限りの好意的な解釈をしてみた
キモッ!とか言わないでね

713 :355 ◆OGQZBOvPAQ :2005/07/23(土) 18:23:46 ID:vW3IyNxG
ピシャリ!と何かの打たれた様な音と共に、肥った男が入って来た。
男の持つランプの灯りで、辺りは先程に比べ十分な程に見える様になった。
見回してみると、必要最小限のコストで作られた様な質素な服を着た者が四、五人、横たわっている。
痩せこけた頬、骨と皮だけの腕、ゆっくりと、しかし深くリズムを刻むへこんだ腹。
生きている様だがその身体の各部には血の色は無く、赤いランプの光に照らされても尚、蒼白く光っていた。
皆決して良いとは言えない寝顔で静かに眠っている。

714 : ◆OGQZBOvPAQ :2005/07/23(土) 18:25:09 ID:vW3IyNxG
そして横たわる者とは真逆の不健康的な体格の男はと言うと、不敵な笑みを浮かべながら、手に持つ長い鞭を弄んでいる。
やはり最初に静寂を破ったのは鞭男だった。
「おらおら!仕事の時間だぞ!
 さっさと いかないと
 このムチが とぶぞ!」

・・・は?
おっしゃる意味が私には全く理解出来ません。
説明頂きたいのd

叩かれた。まぁでも一応お決まりの台詞でも言って場を和やかにしましょうかね。
俺「ぶったね?」
バシン!
俺「(さっきより強く叩かれた。だが2回叩かれるのもお決まりなので我慢しよう。)
   2度もぶった!親父にも(鞭では)ぶたれた事無いのn――

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