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もし目が覚めたら、そこがDQ世界の宿屋だったら
1 :
名前が無い@ただの名無しのようだ
:05/03/15 05:33:29 ID:NA3D0HzS
どーするよ?
737 :
埋めマン
:2005/05/30(月) 04:12:18 ID:Tvci/O8v
ん?そういや昨日たしか
あーあったあった。昨日の酔っ払いから巻き上げた金貨がポケットに入っていた。
おそらくこれがこの世界の通貨に違いない。
店長に見せるとひのきのぼうを買うには十分足りるようだ。むしろまだまだ買えるようだ。
そこで俺は「かわのぼうし」と「うろこのたて」を買った。完璧だ。
これはほんとに昨日の酔っ払いに感謝せざるを得ない。また会った際には協力してもらおうと思う。
太陽も高くなり腹も減った俺は一旦教会に帰る事にした。途中民家の柵から釘を拝借した。
教会にもどると何人かの町民が長椅子に座っている。ジジイは悩み相談的な事をしているようだ。
こんな辛気臭い教会に悩み打ち明けにくるなんてそうとうしょうもない連中だな。
まあどこの世界にも負け組みはいるってこった。そんな事を考えながら俺はせっせとほのきのぼうに
釘をうめていった。我ながら最高の一本に仕上がった。重量、長さ、見た目ともに申し分ない。
おっジジイが戻ってきやがった。昼飯は町の人が持ってきた料理だそうだ。
うまい。
朝飯に比べて遥かにうまい。てか肉。肉ヤバイ。肉うまい。肉最高。
大満足の俺は夜まで寝ようとした。しかし外がカンカンうるさくて寝れない。
外に出るとジジイが薪割りをしていた。明らかに斧の重量にジジイの腕力が負けている。
738 :
名前が無い@ただの名無しのようだ
:2005/05/30(月) 04:30:48 ID:Tvci/O8v
斧を取り上げて薪を割り始める。ジジイが満面の笑みで礼を言ってきた。
ちっ。勘違いすんじゃねーよ。俺はただ早く寝たいだけだっつの。てめえがやってたら
いつまでも終わんねーだろうが。
薪割りを終えた俺は部屋で夜まで寝た。ちくしょう無駄に疲れたぜ。
ー夜ー
ジジイが寝た後教会を出た。というよりは起きてるうちは行かせてくれなかったのだ。
しばらく歩くと畑に着く。ここは町の共同畑のようなもんらしい。今はただの荒地だが。
中を見ると10匹程度の魔物と呼ばれるやつらが土を穿り返したり作物かじったりして騒いでる。
なんかあれだな。公園とかコンビニでバカ騒ぎしてた昔の俺みたいだな。
そう考えるとこの光景も微笑ましくすら見える。おっといかんいかん。最初の目的を忘れるとこだった。
喧嘩は先手必勝である。俺は先制パンチで青寒天を潰した。相変わらず手ごたえのないやつだ。
そしてここで相手をよく見る。喧嘩には冷静になる事も必要なのだ。
青寒天2匹、もぐら2匹、異常にでかいミミズ一匹、バカ面のコウモリ1匹、角うさぎ1匹。
格段強そうな奴もいないがいかんせん数が多い。さてどうしたものか。
739 :
名前が無い@ただの名無しのようだ
:2005/05/30(月) 04:54:00 ID:Tvci/O8v
え?角うさぎが突進してくる。マジ早い。
とっさに盾を構えるが盾の上から吹っ飛ばされて岩に激突した。痛てえ。
どのくらい痛いかって昔原付に体当たりされたことあるがそれくらいの衝撃。このうさぎ強!
間髪いれずにまた突進してくる。俺は必死に横っ飛びで逃げた。
ゴベ!!!!
鈍い音と共に角うさぎは岩に激突した。そして死んだ。
所詮獣か。相手がバカで命拾いしたぜ。
残りの青寒天も粉砕する俺。ああ神様強すぎてごめんなさい…
とそこに調子乗ってる俺を奈落の底までビビらせるやつが現れた。
「人間風情がオイタしてくれんの小僧。」
猪だ。猪が喋りやがった。
「久しぶりに人間の肉も悪くないかのう。」
ヤクザだ。昔愛人にちょっかいかけて追い掛け回されたヤクザにそっくりだ。
俺は瞬時にこいつの事は今後ヤクザ猪と呼ぼうと決めた。そして次の瞬間覚悟を決めた。
740 :
名前が無い@ただの名無しのようだ
:2005/05/30(月) 05:05:31 ID:Tvci/O8v
太い。
腕が太い。
首が太い。
おまけにヤリなんか持ってやがる。反則だ。
まあ一度捨てた命だしタイマンなら負けなしの俺だ。案外なんとかなるかも知れない。
とにかく自分より強いやつに勝つには先にいいの一発入れるしかない。
そう思った俺は盾を捨て両手で釘ひのきを握り締めた。もはや防御は不要特攻あるのみ。
そして勢いよく走り出すと思いっきり釘ひのきを振りかぶり……
投げた。
相手の視線は一瞬宙を舞う棒に釘付けになる。
ブシュー!
その隙をついてヤクザ猪の喉に隠し持っていたナイフを突き立てる。
ちなみにこのナイフは元の世界から常に携帯してた護身用のナイフだ。
暴走族たるものナイフの一つくらい常に携帯してるのが嗜みってもんだろう。
動脈をスッパリやられた極道猪は口をパクパクさせながらその場に崩れ落ちた。
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