ハ･･･ハッサンが！！ハッサンがー！！　ﾊｯｻｿLv6

454 ：1/8：04/03/17 08:10 ID:qZsoS77X

あの頃、俺は輝いていた。
一番高いHP、正拳突き、炎の爪・・・
みんなが俺を頼ってくれた。
旅が楽しくてしょうがなかった。

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455 ：2/8：04/03/17 08:12 ID:qZsoS77X

ある日、酒場へ行くように告げられた。
まだレベルが低い仲間を鍛えたいからとあいつは言った。
一番レベルが高かった俺はしょうがないなと思いつつもその言葉に従った。
俺はこの時、何もわかっていなかった。

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456 ：3/8：04/03/17 08:14 ID:qZsoS77X

アモスとテリー。一度も戦いに参加することなく酒場に来た仲間達。
奴らは何も装備していなかった。俺の装備はそのままだった。
安堵と不安を同時に覚えた。
俺と奴らは違う。その時、俺はそう思うしかなかった。

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457 ：4/8：04/03/17 08:15 ID:qZsoS77X

酒場にいる間も、俺はトレーニングを欠かさなかった。
いつあいつらが来て、再び俺を頼ってくるか分からないからだ。
カウンターの二人を見た。死んだ魚のような目をしていた。
すぐに目をそらした。何も考えるな。何も考えるな・・・

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458 ：5/8：04/03/17 08:51 ID:qZsoS77X

キラーマシン2とバトルレックス。力自慢の強力なモンスター達。
奴らは仲間になったばかりなのに、最高の装備を与えられていた。
あいつが言った。頼りにしていると。
頭の悪い俺でもいい加減わかった。俺はもういらないということが。
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459 ：6/8：04/03/17 08:53 ID:qZsoS77X

俺の心を護るものはすべてなくなった。
ごまかし続けてきた絶望が、弱りきった俺の心を容赦なく飲み込んでいった。
鏡を見た。世界で一番哀れな男の姿が映っていた。
もう、だめだ。

　　　　　iﾍ/l/ィ
　　　　　ヽl//ﾉ　　　　　
　　　　　('A` ) <ﾆﾌﾗﾑ

460 ：7/8：04/03/17 08:55 ID:qZsoS77X

みんな、ごめんな・・・

　　　　　iﾍ/l/ィ
　　　　　ヽl//ﾉ　　　　　
　　　　　('A` )

　　　　　iﾍ/l/ィ
　　　　　ヽl//ﾉ　　　　　
　　　　　('A.: ::::::

　　　　　iﾍ/l/ィ
　　　　　ヽl//ﾉ　　　　　
　　　　　(.. .: : : ::::::

461 ：8/8：04/03/17 08:58 ID:qZsoS77X

　　　　　iﾍ/l/ィ
　　　　　ヽl//ﾉ　　　　　




　　　　　　　　　　　　　　　fin