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ハ・・・ハッサンが!!ハッサンがー!! ハッサソLv3

744 :うちのチャモロ(LV70、勇者☆8、ドラゴン☆8):04/01/09 04:03 ID:ospWU2uJ
それから数週間後、彼が悲しそうな表情でお店の中まで入ってきました。 いつも爽やかな笑顔を絶やさない彼に、何があったのでしょうか?
訳を聞くと、どうやら私たちのパーティーの制限人数のことについてルイーダさんから注意をされたようです。
珍しいモンスターやアイテムを蒐集する癖がある彼にとっては、とても残念なことのようで、私は月並みな慰めの言葉しかかけてあげられませんでした。
ふと見回すと、彼を慰めている仲間たちの中にハッサンさんの姿がないことに気がつきました。 彼の親友だけに、落ち込んでいる彼の姿を見ていられなかったのでしょう。

「チャモロ、来てくれない?」 ここのところよくお店に来る彼が、唐突に私に言いました。
「今日も仲間になってくれそうなはぐれメタルを探してたんだけどさ、なんか気付いたらカダブウのレベルが99になっちゃってたんだ。
だからまだレベルが上がりきってなくて、強い人に交代してもらおうと思うんだけど、今、大丈夫?」
「ええ、大丈夫ですよ。久しぶりに腕が鳴ります」 最近になって暇をもてあまし始めた私は喜んでOKしました。

「ねえ、私は連れて行ってくれないのかしら?」 私と同じく退屈し始めていたミレーユさんが不満そうに言いました。
「あはは、ゴメンね。 チャモロのレベルが上がりきったら交代してもらうからさ。 少し待っててよ。 さあ、行こうかチャモロ。
行き先はザクソンなんだ。 ゲントの村のすぐそばだから、君もおじいさんに挨拶してきなよ」 彼は微笑みながらそう言ってくれました。
彼の親切に感謝しながら、私はハッサンさんのことを思い浮かべました。 ハッサンさん、いつかご両親とゆっくり話し合えるといいですね。

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