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ハ・・・ハッサンが!!ハッサンがー!! ハッサソLv3

668 :うちのアモス(LV27、スーパースター☆1):04/01/07 00:28 ID:uNWcBmOK
・・・今まで事故や病気に見せかけて自殺しようと思ったことは、何回もありました。
でも、そのたびに思いとどまりました。無駄を悟ったからです。
理性を失ったふりをして、変身して酒場を脱走しようと考えたこともありました。
でも、そのたびに思いとどまりました。無駄を悟ったからです。

現在酒場にいる方々は、テリーさんなどの一部の方を除いて、皆賢者を極めた方ばかりです。
私が1か月かけて決意を固め、命を絶ったとしても、ザオリクによって一瞬のうちに蘇らせてしまうでしょう。
そしてみなさんは、本当に心配そうに、私に話しかけてくるでしょう。「しっかりして!」「もう大丈夫ですよ。」
死ぬこともできず、ただ善良で気のいいみなさんを心配させるだけの行為を、どうして出来ましょうか。

むこうでテリーさんと楽しそうに話しているミレーユさん。その輝く美貌は、出会った頃よりもさらに磨きがかかっており、私には眩し過ぎるほどです。
でも私は知っているんです。あの白くしなやかな腕には、ドラゴンをも絞め殺す力があることも、
あの桜のような紅を湛えた美しいお口からは、地獄の炎をも一瞬で掻き消す冷たく輝く息を吐くことが出来ることも。
変身して暴れたところでどうしようもないんです。チャチな化け物に変身する村の英雄が、ドラゴンの力を持つ宇宙ヒーローにかなうわけがないんです。

死んでみせては蘇らされ、暴れてみせては軽く取り押さえられる。意識してもいないでしょうが、私の生殺与奪の権は酒場にいる殆どの方が持っているのです。
優しい仲間達、特にあの方は今も私を仲間だと思ってくれているらしく、酒場で目が合うとさわやかな笑顔で挨拶をしてくれるのです。
どうして私に、正面からあの方に別れを告げることなど出来ましょうか。
・・・・・・全てはあの日、私が一緒に連れて行ってくれるようにお願いしたために・・・・・・

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