■掲示板に戻る■ 全部 1- 101- 201- 301- 401- 501- 601- 701- 801- 最新50 [PR]ぜろちゃんねるプラス[PR]  

ハ・・・ハッサンが!!ハッサンがー!! ハッサソLv3

622 :新・うちのハッサン(LV29、パラ☆2、盗☆7):04/01/06 06:18 ID:C97LP3+p
58回生き返ったはぐれメタルを殺そうとしたとき、あいつの剣先がはぐれメタルを捕らえ損ねた。一目散に逃げ去るはぐれメタル。
「あちゃー、しくじっちゃったか。仕方ないか・・・」残された暗黒魔道を一撃で切り捨てると、あいつは馬車の中の俺に話しかけてきた。
「どう?結構レベル上がった?」
俺のレベルは8は上がっていた。

「前から考えてたやり方だったんだけどさ、実際どの位うまくいくのかわかんなくてさ」「まあとりあえず実験てことで」
「でももし凄くうまくいっちゃったら高レベルな人だと経験値が無駄になっちゃうじゃん?」「だから君らを呼んだんだけど・・・はじめてだとこんなもんか。」
俺とアモスは酒場に戻された。
俺たちの装備はしっかり全部はがされた。

「はぐれメタルなんてそうそう仲間に出来るものじゃないのに・・・。あのひともヒマ人ね。」
「仕方がないですよ、凝り性ですからw」
「おおーい、見てくれ!新しい仲間の『はぐりん』君だ!!」
俺にはどうでもよかった。

ある日、悲しげな表情のあいつが店にやってきた。
「どうしたんですか?」「ルイーダさんに、『あなたのお仲間はあなたを含めて24人までが限界よ』って言われたんだ・・・」
「それ以上はもうモンスターを仲間に出来ないってことか・・・」「そう・・・仕方ないわよね。」「うん・・・残念だけど・・・仕方ないよね・・・」「元気をだしてくださいよ。」
俺にはその話をそれ以上聞くことは出来なかった。

あいつは結構いい奴だ。今も昔もそれは変わってないと思う。仲間になったモンスターを捨てるような真似はしないだろう。無論、人間もだ。
だけどあいつの行動は、あいつの意思とは関係なく俺から多くのものを奪ってしまった。男としての、武道家としての、ヒトとしての誇りと自信・・・・・・
今ここにあるのは、レベルだけ無駄に高いただのでくの坊だ。
絶望した。俺は自分の体に両手を向けてニフラムを唱えた。俺には効かなかった。

500KB
続きを読む

名前: E-mail(省略可)
READ.CGI - 0ch+ BBS 0.7.4 20131106
ぜろちゃんねるプラス